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2015.07.21(Tue) - 24(Fri) ワークショップ開催

東北大学星陵キャンパス医学部6号館 [MAP]


ワークショップ技術講習ブース


1. JEOL, Remote EM URL

光の顕微鏡では、どうしても見えないものがあります。日本電子株式会社(JEOL)の電顕の実機紹介およびビデオ説明をするブースです。


2-1. Leica, STED microscopy URL

代表的な超解像イメージングと言える、あの STED がやってきます。しかも、STED 顕微鏡研究の世界的な権威である University of Bordeaux の Valetin Nägerl 先生が付きっきりで指導してくれます。


2-2. Leica, DLS microscopy URL

対物レンズを通して励起光を照射する落射蛍光顕微鏡と異なり、標本の横からシート状の励起光を照射します。通常、光シート顕微鏡と呼ばれる方式ですが、今年のライカは一風変わった方式を採用しています。


3. Nikon Instech, N-SIM microscopy URL

この顕微鏡だけは、既に、東北大学医学部の共通機器室に導入されています。構造化照明顕微鏡法で超解像度を実現しつつ、高速カメラでライブセルイメージングが可能になっています。


4. Nikon Instech, Neurolucida software URL

株式会社ニコンインステックが画像解析ソフトウェア Neurolucida を紹介してくれます。大量に取得した画像データも解析をしなければ、ハードディスクの肥やしに過ぎません。画像情報処理の発達が不可欠ですが、最後はどうしてもヒトの目が必要になります。その意味でも、ヒューマンインターフェースのしっかりしたソフトウェアが望まれます。


5. Olympus, SD-OSR microscopy URL

発表されたばかりの最新式です。コードネーム SDSRM、製品名は SD-OSR になります。通常、イメージングの空間解像度と画像取得スピードとは、トレードオフの関係があります。ところが、ここでは、超解像度を実現しつつ、ディスク共焦点システムを使うことで高速なイメージングが達成できています。


6. ZEISS, Light-sheet microscopy URL

昨年の光操作研究会 in 東北大学2014の技術検討会<形>では、一番人気の機材でした。ScaleA2を含め、様々な透明化技術が発展していますが、透明化技術と組み合わせることで、脳を丸ごと、高速にスキャンできるシステムは、大きな注目を浴びています。


7. ZEISS, Airyscan microscopy URL

従来の共焦点システムに改良を加えることで、通常よりはるかに高い解像度を実現した、最新鋭の顕微鏡です。いくつかの超解像イメージング法が開発されていますが、やはり、共焦点をベースにしたもののほうが、従来のノウハウも活用できます。Airyscan ならではの美しい画像に期待しています。


8. ZEISS, IMARIS software URL

最新鋭の顕微鏡を走らせると、何千枚ものスタック画像データを前にして、途方に暮れることになります。大量の画像をどのように処理して、意味のあるデータを抽出するのか。画像解析ソフト開発に歴史のある IMARIS で、どこまでやれるのかを見てみたいと思います。




ワークショップ標本準備

ワークショップの受講生は、27名程度に絞りたいと思います。それぞれのブースで顕微鏡を触れる時間を十分に取って、実際の使用感を得るために、人数を限定します。また、ワークショップ期間(4日間)を通して、全日参加できる方のみを募集します。初日は講義、2日目は全顕微鏡のローテーション、3日目~4日目は予めマッチングした顕微鏡に集中していただき、実際のデータ取りをやってもらいます。3~4日目の自由研究では、ひとつの顕微鏡あたり、6~7名程度に絞りたいと思います。公式ホームページのほうで、事前参加登録をしていただき、希望人数が超過する場合には、セレクションをかけさせていただきますので、ご了承ください。

なお、企業の用意する標準標本での観察でも良いのですが、できれば、各参加者には、自分で調整した標本を持ってきていただけると有難いです。学外からの参加者は、学内の参加者と連携していただいても良いですし、持ち込み標本の場合は、必然的に固定標本になると思います。例えば、透明化標本などがちょうど良いと思いますので、予め、自研究室にて、透明化処理を施したものをお持込ください。どういった試料調節の仕方が適切か、それぞれの顕微鏡によって異なります。まずは、ワークショップ担当の佐藤達也助教(tatsuyasato1118 * gmail.com, * を @ で置換)に連絡し、企業との橋渡しをお願いしてください。

ワークショップ最終日には、受講生3名程度に自由研究課題の成果をプレゼンしてもらいます。各15分程度ですので、ワークショップで得られた画像などをグルグル回していただければ幸いです。


ワークショップ<裏>オプトジェネティクス

本ワークショップでは、生きているマウスの脳内細胞のオプトジェネティクスを利用した光操作実験を行います。こちらの実験は、東北大学大学院医学系研究科の松井広准教授の研究室にて遂行致します。実験スペースが限られていることもあり、このワークショップ受講生は5名限定にさせていただきます(事前参加登録参加登録は締め切らせていただきました。)。上記、顕微鏡ワークショップと同時進行して行います(7/21-24)。




ワークショップ受講生

<表>受講生一覧

貴殿は、2015年7月21日から24日の計37.5時間、東北大学において、新しい脳科学のムーヴメントを追究するための、最新の技術を習得し、優秀な成績を修めたことを証します。今後の貴殿の活躍が、人類の叡智の躍進につながることを祈念する。
Here we certify that you have successfully completed the Tools and Technology workshop from July 21 to 24, 2015, dedicating 37.5 hours of lecture and laboratory time to achieve understanding of the latest imaging techniques used in brain science. We sincerely hope that your continuing research will lead to the establishment of further wisdom of mankind.

ご氏名ご所属ご職業参加コース
五十嵐 敬幸東北大学大学院医学系研究科
神経細胞制御学分野
大学院生W表+S
市之瀬 敏晴東北大学大学院生命科学研究科
神経行動学分野
大学院生W表+S
稲田 仁東北大学大学院医学系研究科
発生発達神経科学分野
講師W表+S
今井 俊介東北大学 原子分子材料科学
高等研究機構(WPI-AIMR)
大学院生W表+S
江川 遼東北大学大学院生命科学研究科
脳機能解析分野(WPI-AIMR)
特任助教W表+S
Majid
Ebrahimi
東北大学大学院医学系研究科
器官解剖学分野
ポスドクW表
大島 真悟山形大学医学部
薬理学講座
大学院生W表+S
小野寺 雄哉東北大学理学部
生物学科
学部学生W表+S
菊田 里美東北大学大学院医学系研究科
医用画像工学分野
大学院生W表+S
木村 龍一東北大学大学院医学系研究科
発生発達神経科学分野
大学院生W表+S
Yuanyuan
Guo
東北大学大学院工学研究科
バイオセンシング医工学分野
ポスドクW表+S
久保 淳東北大学加齢医学研究所
神経機能情報研究分野
助教W表+S
久保 尚子東北大学大学院医学系研究科
新医学領域創生分野
大学院生W表+S
小久保 倫文群馬大学医学系研究科
応用生理学分野
大学院生W表+S
小島 寛人東京大学大学院薬学系研究科
薬品作用学教室
大学院生W表+S
近藤 崇弘慶應義塾大学医学部
生理学教室
特任助教W表
Liu Jiadi九州大学薬学部
病態生理学分野
大学院生W表+S
高橋 康史東北大学 原子分子材料科学
高等研究機構(WPI-AIMR)
助教W表+S
洞口 学志東北大学大学院医学系研究科
新医学領域創生分野
大学院生W表+S
豊田 峻輔山梨大学大学院総合研究部
生理学講座第2教室
ポスドクW表+S
根城 均山梨大学医学工学総合教育部
先端材料理工学科
研究員W表+S
平岡 優一東北大学大学院農学研究科
分子生物学分野
ポスドクW表+S
Marc A.
Macchi
理化学研究所
神経形態遺伝学研究チーム
ポスドクW表+S
安本 有希東北大学大学院医学系研究科
器官解剖学分野
大学院生W表+S
矢野 竜太朗慶應義塾大学大学院医学研究科
生理学分野
大学院生W表+S
Darin Lanja-
kornsiripan
東京大学大学院薬学系研究科
分子生物学教室
大学院生W表+S
領家 梨恵東北大学加齢医学研究所
脳機能開発研究分野
ポスドクW表+S


<裏>受講生一覧

貴殿は、2015年7月21日から24日の計37.5時間、東北大学大学院医学系研究科・松井広研究室において、新しい脳科学のムーヴメントを追究するための、最新の技術を習得し、優秀な成績を修めたことを証します。今後の貴殿の活躍が、人類の叡智の躍進につながることを祈念する。

ご氏名ご所属ご職業参加コース
生駒 葉子鹿児島大学大学院医歯学総合研究科
統合分子生理学分野
大学院生W裏+S
權 秀珍東北大学大学院医学系研究科
生体システム神経科学分野
大学院生W裏+S
須原 佑樹東北大学大学院医学系研究科
発生発達神経科学分野
大学院生W裏+S
別府 薫東北大学大学院医学系研究科
新医学領域創生分野
ポスドクW裏+S
森澤 陽介山梨大学大学院医学工学総合研究部
薬理学教室
ポスドクW裏+S


東北大学 知のフォーラム「脳科学最前線」2015 ~技~
非公式スケジュール表(PDF




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