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東北大学大学院生命科学研究科回路脳機能分野
兼・東北大学大学院医学系研究科回路脳機能分野

PICK UP NEWS!!

2023年11月24日

公刊学術研究論文発表
ケンカのゆくえはグリアしだい 小脳グリア細胞が攻撃行動制御に果たす役割を解明(Glial tone of aggression)
Asano et al., Neuroscience Research 2023 特設ページ


Imagine there is no social conflict. It's easy if we could harness the innate ability of the cerebellar glia to control aggression. Imagine all the people living life in peace. You-who-fu-fu-fu.


Asano Y, Sasaki D, Ikoma Y, Matsui K (2023) Glial tone of aggression.
Neuroscience Research, available online, Nov 24, 2023.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.neures.2023.11.008
PlumX Metrics


研究室の紹介

本研究室は、2013年1月、医学領域創生分野として新設されました。そして、私は、テニュアトラック准教授として4年余りを経て、2017年4月、生命科学研究科に教授として着任いたしました。新しく生まれ変わった研究室の名前は、回路脳機能分野です。なお、医学系研究科においては、引き続き、協力教員として務めます。両研究科の特色を活かした研究・教育を行っていきたいと思っています。

私たちの研究室で追究するテーマは、「心とは何か」という問いです。デカルトはひとつの答えを提供しています。我思うゆえに我有り。自分の心の存在は、自分の中を顧みれば実感できる、というわけです。では、他者の心の存在を実感することは可能でしょうか。じつは、他者の心の存在は、わずかに言葉や行動といった筋肉の動きを通して、窺い知ることができるだけなのです。筋肉の動きを支配しているのは神経です。神経の塊である脳にこそ心が宿っていると考えられて、脳科学は進んできました。ところが、脳をよく見てみると、神経とは異なるグリア細胞という細胞があり、グリアのほうが、神経より数も多く容積も大きいことが分かってきました。最近の私たちの研究から、グリアは神経の活動に細かく反応していることが分かりました。また、光を用いて細胞の活動を制御できる分子をグリアに発現させ、グリアを選択的に光刺激すると、神経に情報が伝わることが示されました。生きたままのマウスの頭部に光ファイバーを刺しこんで、運動を調整する働きを持つ小脳のグリア細胞を光刺激すると、瞳孔が開き眼球運動が変化する、などの効果が表れました。つまり、グリアの活動は、神経を通して筋肉の活動を左右しているのです。また、マウスに麻酔薬を投与すると、神経の活動はほとんど影響を受けないのに、グリアの活動が強力に抑制されるという報告もあります。麻酔によって、選択的に失われるのは何か。意識です。心のもっとも重要な機能のひとつである意識に、グリアは影響しているのかもしれないのです。

私たちの研究室では、大学院生を募集しています。当研究室には、電気生理学・二光子イメージング・オプトジェネティクスと、世界最先端の技術が並んでいます。でも、学生の皆さんには、そんなものは小手先と考え、独創的な切り口で、この世の新しい解釈を見つけて欲しいと思います。大学院での目標は、PhDを取得することですが、PhDとは、Doctor of Philosophy、つまり「哲学の博士」なのです。脳をどう見るか、神経やグリアの役割をどう考えるか。私は、皆さんが、脳科学に対する新しい哲学をもつまで、強力にサポートしていきたいと考えております。


DIARY and PLAN

2023年12月05日

京都大学・中尾章人先生のラボ訪問

グリアデコーディングのサイトビジット制度を利用して、京都大学 工学研究科 合成・生物化学専攻生物化学講座 助教の中尾章人先生にラボ訪問していただきました。実際の生体内 in vivo 生理学・ファイバーフォトメトリー装置、急性脳スライス標本を用いたパッチクランプ電気生理学装置などを見学してもらいました。また、中尾先生のご専門の生体内の酸素センサーとTRPA1受容体についてプレゼンをしていただきました。ラボメンバーからは活発な質問がたくさんあり、今後の共同研究への発展可能性を感じました。なお、なぜか昼食も夕食も、あらゆるお店が満席で、なかなかたどり着けなかったことをお詫び申し上げます。


2023年12月05日

台湾国立成功大学 Tzeng 先生のラボ訪問
東北大学では、台湾国立成功大学 生物科學與科技學院(College of Bioscience and Biotechnology)から3名の教授による視察をお迎えし、今後の研究交流・協定に向けた話し合いが持たれました。視察団のうちの1名、Shun-Fen Tzeng 先生には、当研究室に訪問していただきました。実は、Tzeng 先生は、先に開かれた韓国での FAOPS2023 にも参加しており、松井教授のシンポジウム講演を聞いていたとのこと。今後、ますます、台湾とのつながりが強化される可能性を感じました。


2023年11月30日-12月02日 松井

第53回日本臨床神経生理学会学術大会
第60回日本臨床神経視襟学会技術講習会

特別教育講演

特別教育講演2 日時:11月30日(木)17:00~18:00
会場:第1会場
脳内グリア細胞によるてんかん可塑性の制御機構
松井 広
東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野



本大会には、国際医療福祉大学の後藤純信先生にご招待いただき、60分の特別教育講演を行ってきました。講演後には上記の感謝状までいただきました。夜は、gala dinner にもご招待いただき、突然のスピーチ要請には戸惑いましたが、普段ではとても出会えないような著名な臨床の先生方とお話しをすることができました。Taipei Veterans General Hospital の Hsiang-Yu Yu 先生と偶然、隣の席になることができ、東北大学の中里信和先生のところで研修をしたことがあると聞いて驚きました。最近、なぜか、台湾とのつながりが強くなってきているようです。



2023年11月27日-28日

ポストコロナの秋保ラボ合宿

ポストコロナの文明崩壊後の再建期を迎え、超回路脳機能分野では、SDGs調理実習、サバイバル訓練、運動残効(滝の錯視)の野外実習を、秋保温泉の木の家で実施しました。ちょうど、ドイツ Heinrich-Heine-University Düsseldorf の Professor Christine R. Rose 研究室の博士課程大学院生の Viola Bornemann さんの2週間の国際共同研究の締めくくりともなりました。(右幹事:今井健、左幹事:高橋佑輔、影総統:佐々木大地)(参加者者:松井広、生駒葉子、荒木峻、佐々木大地、浅野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、高橋佑輔、今井健、陳俊宇、原田航佑、Viola Bornemann:計13名)


2023年11月24日

公刊学術研究論文発表
ケンカのゆくえはグリアしだい 小脳グリア細胞が攻撃行動制御に果たす役割を解明(Glial tone of aggression)
Asano et al., Neuroscience Research 2023 特設ページ


近年、動物やヒトの社会性の行動に小脳が影響を与えていることが示唆されてきました。東北大学大学院生命科学研究科の淺野雄輝大学院生(日本学術振興会特別研究員)、松井広教授らのグループは、雄マウス2匹を同じケージに入れた時に勃発するケンカに注目し、小脳の活動を解析しました。ケンカ解散時、小脳で特有の神経活動が生じ、シータ波の局所フィールド電位(注8)が記録されました。また、光遺伝学を用いて小脳グリア細胞を光刺激すると、小脳でシータ波が生じるとともに、ケンカ解散までの時間が短くなることが明らかになりました。さらに、ケンカが優勢・劣勢になると小脳グリア細胞内のカルシウム濃度が減少・増加したため、小脳グリア細胞は、マウスの攻撃性を調整するボリュームの役割を果たすことが示唆されました。

マウスもヒトも集団で暮らすからには、円滑な社会生活を営むことが望まれます。過度な攻撃衝動を制御するには小脳グリアの働きを理解することが有用と思われます。本研究成果は2023年11月24日付で、脳科学分野の専門誌Neuroscience Researchに掲載されました。

Imagine there is no social conflict. It's easy if we could harness the innate ability of the cerebellar glia to control aggression. Imagine all the people living life in peace. You-who-fu-fu-fu.
Glial tone of aggression. Neuroscience Research 2023


Asano Y, Sasaki D, Ikoma Y, Matsui K (2023) Glial tone of aggression.
Neuroscience Research, available online, Nov 24, 2023.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.neures.2023.11.008
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2023.11.24 Published Online
2023.12.05 Press Release
東北大学 本部
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東北大学 大学院生命科学研究科
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松井広教授
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2023.12.05 EurekAlert!
2023.12.05 Neuroscience News.com
2023.12.05 MedicalXpress
2023.12.05 Mirage
2023.12.05 ScienceDaily
2023.12.05 Asia Research News
2023.12.05 News Beezer
2023.12.05 The National Tribune
2023.12.05 News Wise
2023.12.05 Verve Times
2023.12.05 IBCCES Learning Community
2023.12.06 ScienceBeta
2023.12.06 VerveTimes
2023.12.07 日本経済新聞
2023.12.07 日本の研究.com


2023年11月14日-28日

Viola Bornemann さんの短期訪日国際共同研究

ドイツ Heinrich-Heine-University Düsseldorf の Professor Christine R. Rose 研究室の博士課程大学院生の Viola Bornemann さんが2週間の国際共同研究を実施しにご来仙されました。Christine Rose 先生とは、Young Glia 等を介した日独グリア連携の長い交流の履歴があります。これまで、小野寺麻理子氏の博士学位根拠論文(Onodera et al., J Neurosci 2021)の研究においても共同研究をさせていただき、松井研の小野寺氏と Rose 研の Jan Meyer 氏とは、相互に研究室を行き来しました。また、当研究室の大学院生の山尾啓熙氏も、ちょうど Rose 研に訪問したところです。Viola さんの当研究室での滞在中は、主に、当研究室の生駒葉子助教の指導を受け、当研究室で開発した改良型ファイバーフォトメトリー法(Ikoma et al., Brain 2023a, 2023b)を学んでいただき、主に、てんかん病態におけるアストロサイト機能を研究しました。滞在の最後には、秋保温泉の木の家でのラボ合宿にも参加していただき、ポストコロナのSDGs調理実習、サバイバル訓練、運動残効(滝の錯視)を経験してもらいました。


2023年11月10日 生駒

日本神経科学学会 神経科学ニュース 掲載

日本神経科学学会の2023年No.4の神経科学ニュースの神経科学トピックスに、当研究室の生駒葉子さんの研究成果の特集記事「夢見るレム睡眠時におけるグリア細胞・脳内環境の大規模変化」が掲載されました。この記事では、本年、Brain誌に掲載された2報の論文がまとめて紹介されました。

  1. Ikoma Y, Takahashi Y, Sasaki D, Matsui K* (2023) Properties of REM sleep alterations with epilepsy.
    Brain, 146: 2431-2442.
    DOI: https://doi.org/10.1093/brain/awac499


  2. Ikoma Y, Sasaki D, Matsui K* (2023) Local brain environment changes associated with epileptogenesis.
    Brain, 146: 576-586.
    DOI: https://doi.org/10.1093/brain/awac355


2023年11月09日

公刊学術論文発表 片桐秀樹研究室との共著論文

Kawana Y, Imai J, Morizawa YM, Ikoma Y, Kohata M, Komamura H, Sato T, Izumi T, Yamamoto J, Endo A, Sugawara H, Kubo H, Hosaka S, Munakata Y, Asai Y, Kodama S, Takahashi K, Kaneko K, Sawada S, Yamada T, Ito A, Niizuma K, Tominaga T, Yamanaka A, Matsui K, Katagiri H (2023) Optogenetic stimulation of vagal nerves for enhanced glucose-stimulated insulin secretion and β cell proliferation.
Nature Biomedical Engineering, published online.
DOI: https://doi.org/10.1038/s41551-023-01113-2.

東北大学 大学院医学系研究科 糖尿病代謝内科学分野(片桐秀樹研究室)の研究に共著参画させていただきました。本論文は、川名洋平氏の博士号学位根拠論文であり、今井淳太先生が責任著者を務めています。東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野(松井広研究室)からは、森澤陽介生駒葉子、松井広の3名が研究協力いたしました。

当初、当研究室は、大学院医学系研究科新医学領域創生分野という名称で、星陵キャンパス・加齢医学研究所プロジェクト研究棟に位置し、偶然、片桐研究室と同じフロアにありました。オプトジェネティクスを使って迷走神経を光刺激する手法を開発する段階から参画させていただき、パルス状の光刺激で効果的に迷走神経を刺激できることを、森澤氏が電気生理学的に示しました。その後、当研究室は、大学院生命科学研究科超回路脳機能分野として生まれ変わり、片平キャンパスに引っ越しましたが、本共同研究は継続しました。アップコンバージョン現象を利用して、赤外線で非侵襲的に迷走神経を刺激する方法が考案され、当研究室では生駒氏が電気生理学的な実験を実施しました。

東北大学 大学院医学系研究科 プレスリリース
東北大学 大学院生命科学研究科 プレスリリース
松井教授のXポスト


2023年11月01日-04日 松井

FAOPS2023 招待講演

November 4, 2023 14:30 - 16:30
Ko Matsui
Metaplasticity augmentation by acid glia in cerebellar motor learning. The 10th FAOPS congress - Symposium: Glial control of brain function in health and disease (organized by Xianshu Bai), 2023年11月01日

韓国大邱(Daegu)で開催された FAOPS2023 (the 10th Federation of Asia and Oceanian Physiological Societies congress) に参加し、Xianshu Bai先生がオーガナイズされたシンポジウムで招待講演をしてきました。Xianshu Bai 先生は、ドイツ・ザーランド大学の Frank Kirchhoff 先生のところの若手PIです。2022年10月13-16日の間で開催された、ドイツ・Homburg での International Conference - Heterogeneity of Glial Functions in Development and Disease に参加した際にお知り合いになることができ、その場で、今回の FAOPS2023 での招待講演を依頼されました。人と人とはどこかでつながっていて、こういったひとつひとつのつながりと出会いが将来に渡って影響してくるのを感じました。

Symposium: Glial control of brain function in health and disease
シンポジウム講演者:
Xianshu Bai (Saarland University)
Ko Matsui (Tohoku University)
Zhihua Gao (Zhejiang University)
Hauke Werner (Max Planck Institute)


2023年11月01日-04日 松井

FAOPS2023 参加

対面の学会の楽しいところは、予定していなかった思いがけない人に出会えることです。今回、思いがけず、国立台湾大学の神經生物與認知科學研究中心(NTU Neuroscience Center)賴文崧教授(Wen-Sung Lai)に会場で出会えました。一緒にクッパを食べに行きました。


2023年10月30日-31日 松井

韓国 KIST 招待セミナー

October 31, 2023 10:30 - 12:00
Ko Matsui
Astrocyte control of learning and memory. KIST seminar (invited by Keiko Tanaka-Yamamoto), 2023年10月30日

韓国大邱(Daegu)で開催された FAOPS2023 に先立ち、韓国 KIST(Korea Institute of Science and Technology, ソウル)の田中敬子先生に招待されてセミナーをしてきました。実は、田中先生には、ちょうど10年前にもご招待していただいておりました(2013年12月18日)。今回、偶然同じ日時で、理研の長井淳先生が KIST を訪問されていたので、一緒の時間帯でシリアルに講演をしました。ふたつ続けてアストロサイトの話でしたが、C Justin Lee 先生が KIST から IBS (Institute for Basic Science, Daejeon) 異動された後も、KIST でのアストロサイト研究は根強く残っているようで、関心を持ってくれたひとが大勢いました。


2023年10月30日

公刊学術論文発表 井樋慶一先生との共著論文

Sato T, Sugaya T, Talukder AH, Tsushima Y, Sasaki S, Uchida K, Sato T, Ikoma Y, Sakimura K, Fukuda A, Matsui K, Itoi K (2023) Dual action of serotonin on local excitatory and inhibitory neural circuits regulating the corticotropin‐releasing factor neurons in the paraventricular nucleus of the hypothalamus.
Journal of Neuroendocrinology, 35, e13351.
DOI: https://doi.org/10.1111/jne.13351

本研究は、東北大学 大学院情報科学研究科 情報生物学分野の井樋慶一教授の主導のもとに始まったものでした。井樋先生は定年退職した後、東北福祉大学で務めるとともに、東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野(松井広研究室)に客員教授として所属していただいております。本論文を完成させるにあたり、視床下部の室傍核のcorticotropin‐releasing factor (CRF) 神経細胞からのパッチクランプ電気生理学記録を取る必要があり、当研究室の生駒葉子、松井広の2名で研究協力にあたりました。

多くの神経科学の研究室と同様に、近年、当研究室においても、急性脳スライス標本からのパッチクランプ電気生理学実験を担う人員が減ってきております。このたびの機会は、パッチクランプを再始動させるのに良い機会となりました。また、今回、初めて、視床下部からのパッチクランプ電気生理学記録を取りました。これまで、生駒氏は、in vivo マウスの視床下部からファイバーフォトメトリー記録を取ってきたので(Ikoma et al., Brain 2023a, Ikoma et al., Brain 2023b)、今後の in vivo と急性脳スライス標本を橋渡しする研究に向けて、良い経験となりました。なお、今回、井樋先生の開発された CRF 神経細胞に特異的に YFP が遺伝子発現するマウスを用いて、蛍光で CRF を同定してからパッチクランプ記録を取ることにも挑戦できました。

松井教授のXポスト


2023年10月20日

優勝!東北大学大学院生命科学研究科ソフトボール大会

新型コロナ禍を経て、再開された生命科学研究科のソフトボール大会。2023年10月20日、牛越橋での熱戦が繰り広げられました。超回路脳機能分野は、設立以来、初めて、伝統ある本大会に参戦しました。本年の超回路脳機能分野には、生命科学研究科・医学系研究科・情報科学研究科に所属の野球経験者が複数在籍しており、万全の体制の中、さらに、片平キャンパスでの自主練習を通して知り合いになった法科大学院の学生3名にも助っ人参戦していただき、生命・医学・情報・法科のまさかの学際チームが結成されました。第1回戦、第2回戦、第3回戦、第4回戦、信じられない快進撃を続け、ついに優勝!初出場・初優勝の快挙を成し遂げました。なお、松井教授(監督)は、日本てんかん学会講演後からジャケット姿の革靴で駆け付けてじゃんけんだけしました。芋煮会も実施。秋の仙台、満喫しました。


2023年10月19日 松井

第56回日本てんかん学会学術集会@東京

第56回日本てんかん学会学術集会にて、招待講演を実施してきました。日本てんかん学会の本大会への参加は初めてでした。直前の週での内藤カンファレンスでご一緒した先生方の多くと一緒のシンポジウム・セッションとなりました。京王プラザホテルの会場を出ると、新宿の東京都庁舎が綺麗に見えました。

委員会企画3(基礎研究推進委員会)
グリアとてんかん:基礎研究からわかったダイナミックな病態機序
10月19日(木)17:40~19:10 第3会場(本館5階コンコードC)
座長:
柿田 明美(新潟大学脳研究所)
小山 隆太(東京大学大学院薬学系研究科)

演者:
繁冨 英治(山梨大学大学院総合研究部)
島田 忠之(東京都医学総合研究所)
安藤 めぐみ(東京大学大学院薬学系研究科)
松井 広(東北大学大学院生命科学研究科)

松井 広
脳内pH変化の秘めたる役割:アストロサイトpHとてんかん. The hidden role of pH changes in the brain: Astrocyte pH and epilepsy. 第56回日本てんかん学会学術集会, 京王プラザホテル(東京, 新宿), 2023年10月19日


2023年10月19-21日 下田

第56回日本てんかん学会学術集会@東京
JUHN AND MARY WADA奨励賞 基礎部門 受賞 下田由輝 博士

JUHN AND MARY WADA奨励賞は、わが国が生んだ世界的なてんかん学者 Juhn A Wada 教授夫妻の功績を記念して、わが国の若手てんかん研究者の研究を奨励するために設けられた賞です。下田氏の当研究室における博士課程研究が評価されて今回の受賞となりました。

下田氏は、東北大学大学院医学系研究科新医学領域創生分野(旧・松井広研究室、現・超回路脳機能分野)において、2013年1月~2016年3月の間に基礎研究を実施し、2016年3月 博士(医学)を取得。博士課程研究をもとに掲載された下記公刊学術論文が評価されました。本論文において、東北大学大学院医学系研究科からは、虫明元先生(生体システム生理学分野)、中里信和先生(てんかん学分野)、岩崎真樹先生(神経外科学分野)、冨永悌二先生(神経外科学分野)(論文掲載順)に研究協力をいただきました。他にも計17名の共著者のご貢献があってはじめて本論文を完成させることができました。授賞式は、2023年10月19-21日開催の第56回日本てんかん学会学術集会@東京において開催されました。

受賞対象論文:

Shimoda Y, Beppu K, Ikoma Y, Morizawa YM, Zuguchi S, Hino U, Yano R, Sugiura Y, Moritoh S, Fukazawa Y, Suematsu M, Mushiake H, Nakasato N, Iwasaki M, Tanaka KF, Tominaga T, Matsui K* (2022) Optogenetic stimulus-triggered acquisition of seizure resistance.
Neurobiology of Disease, 163: 105602.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.nbd.2021.105602


2023年10月16日

生命科学研究科総合防災訓練

東北大学大学院生命科学研究科の総合防災訓練が実施され、まぶしい白のヘルメット姿が生命プロジェクト棟の外に並びました。当研究室からは古川孝太さんが立候補して消火訓練をやりました。


2023年10月14日 下田

令和5年度 実生会総会
鈴木二郎賞 受賞 下田由輝 博士

2023年10月14日(土曜日)に江陽グランドホテルに於いて令和5年度実生会(みしょうのかい;東北大学脳神経外科同門会)の総会が開催されました。鈴木二郎先生は、脳神経外科の初代教授で、もやもや病の命名者としても著名です。鈴木先生を記念して作られた賞で、毎年、脳神経外科全般で受領された論文の中から選ばれる応募論文部門で、下田氏が筆頭著者を務める下記論文が受賞となりました。

下田氏は、東北大学大学院医学系研究科新医学領域創生分野(旧・松井広研究室、現・超回路脳機能分野)において、2013年1月~2016年3月の間に基礎研究を実施し、2016年3月 博士(医学)を取得しました。博士課程研究をもとに掲載された下記公刊学術論文が評価され、今回の鈴木二郎賞の受賞となりました。なお、本論文において、東北大学大学院医学系研究科からは、虫明元先生(生体システム生理学分野)、中里信和先生(てんかん学分野)、岩崎真樹先生(神経外科学分野)、冨永悌二先生(神経外科学分野)(論文掲載順)に研究協力をいただきました。他にも計17名の共著者のご貢献があってはじめて本論文を完成させることができました。

受賞対象論文:

Shimoda Y, Beppu K, Ikoma Y, Morizawa YM, Zuguchi S, Hino U, Yano R, Sugiura Y, Moritoh S, Fukazawa Y, Suematsu M, Mushiake H, Nakasato N, Iwasaki M, Tanaka KF, Tominaga T, Matsui K* (2022) Optogenetic stimulus-triggered acquisition of seizure resistance.
Neurobiology of Disease, 163: 105602.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.nbd.2021.105602


2023年10月10-13日

第50回 内藤カンファレンス「グリア細胞が先導する脳機能」

The 50th Naito Conference
Glia World - Glial Cells Governing Brain Functions -
開催期間:2023年10月10日(火)~2023年10月13日(金)
場所:シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ(北海道)

招待講演:
Ko Matsui
Dual synaptic plasticity differentially controlled by glia. The 50th Naito Conference: Glia World, Sapporo, Japan, 2023年10月12日

ポスター発表:
Hiroki Yamao, Ko Matsui
Determining the fate of memories: the influence of astrocytic activity at the moment of encoding. The 50th Naito Conference: Glia World, Sapporo, Japan, 2023年10月10-13日

ポスター発表:
Teppei Kanaya, Ko Matsui
The online and offline learning process of the parallel memory formation. The 50th Naito Conference: Glia World, Sapporo, Japan, 2023年10月10-13日


2023年09月27-30日

慶應謙二研・伊庭知里さん来仙

慶應義塾大学の田中謙二教授研究室に所属する伊庭知里さんが来て、一緒に共同研究を実施しました。謙二研とはグリアデコーディングの計画班でもご一緒しており、前回(2023年1月24日)のグリアデコ・サイトビジットでも伊庭さんに来てもらい、実験を一緒にやりました。今回は、2日間の実験と1日の解析の計3日間の滞在となりました。松井研からの研究協力は、生駒葉子さんにお願いしましたが、松井研内の学生が入れ替わり立ち替わり実験室に来てたので、伊庭さんの研究テーマに皆さんも高い関心を持っていたようでした。


2023年09月26日 松井

生命科学研究科-電気通信研究所 研究交流会

東北大学 生命科学研究科-電気通信研究所 研究交流会
【開催日時】 2023年9月26日(火)15:00~18:30
【開催形式】 ハイブリッド(オンサイト&オンライン)
   オンサイト会場 : 通研本館6F 大会議室(100名程度)
   オンライン : 接続URLは参加申込者に後日連絡いたします
16:00-16:05
『脳内超可塑性のメタ制御による拡張知能の生物実装』
生命科学研究科 超回路脳機能分野 松井 広 教授


2023年09月11日 松井

東京大学 医学部 機能生物学セミナー

東京大学 医学部共通講義III 機能生物学入門
機能生物学セミナー
演題: グリア細胞による並行記憶制御仮説
Parallel memory processing control by glia.
講師: 松井 広 先生
所属: 東北大学大学院生命科学研究科
担当: 細胞分子生理学 松崎 政紀 教授
日時: 令和 5 年 9 月 11 日(月)14:55~16:40
場所: 医学部教育研究棟 13 階 第6セミナー室

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2023年09月01日

祝!国際共同大学院 Neuro Global Program 採択


陳 俊宇
  2023~2027年度 採択
  迷走神経刺激を介した脳高次機能の制御におけるアストロサイトの役割の解明

原田 航佑
  2023~2027年度 採択
  麻酔下意識喪失状態におけるグリア細胞基盤の検討

これで、2023年度入学の新入生3名の全て、修士課程2年+博士後期課程3年間を含んだ長期的な奨学金を獲得することができました。未来型医療創造卓越大学院プログラムには今井健氏、国際共同大学院プログラム Neuro Global Program には、陳俊宇氏と原田航佑氏が採択されました。2023年現在、当研究室に在席する大学院生11名(含、外部指導受託)、全て、日本学術振興会特別研究員(3名)、国際共同大学院プログラム Neuro Global Program, Data Science、学際高等研究教育院博士研究員、公益財団法人武田科学振興財団医学部博士課程奨学助成のいずれか、もしくは、複数の奨学制度に採択されています。


2023年08月01-04日

第46回 日本神経科学大会 @ 仙台

The 46th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society
Aug 1-3, 2023, Sendai, Japan

回路脳機能分野 - 参画リスト
発表件数7件、シンポジウム企画1件、座長1件、食事会開催5件


    2023年8月1日(火) 18:00 〜 19:00 第9会場 (小会議室2)
    若手育成塾
    [1TS09e-2] 若手育成塾4
    シニア座長:小山 隆太(東京大学)
    若手座長:Wulaer Bolati(理化学研究所)
    シニア・ディスカッサント:高橋 良輔(京都大学)


  • 口頭発表
    [1TS09e-2-01] アストロサイトによる神経発振制御
    荒木 峻1、大西 一ノ介1、松井 広1 (1. 東北大学)


    Presentation Award
    Training School for Next Generation Scientists
    Presentation Award
    the 46th Annual Meeting
    of the Japane Neuroscience Society
    Awarded to Shun Araki
    for Orla Presentaion [1TS09e-2-01]
    "Astrocyte control of neuronal hyperactivity"

  • 2023年8月1日(火) 16:00 〜 17:00 ポスター会場 (展示棟)
  • ポスター発表
    [1Pa-183] アストロサイトによる神経発振制御
    荒木 峻1、大西 一ノ介1、松井 広1 (1. 東北大学)




  • 2023年8月2日(水) 08:45 〜 10:45 第10会場 (会議室4)
    シンポジウム
    [2S10m] 脳機能操作による拡張脳の実装
    オーガナイザー:
    松井 広(東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野)
    賴 文崧(Laboratory of Integrated Neuroscience and Ethology, Department of Psychology, National Taiwan University)


  • シンポジウム招待講演
    [2S10m-03] グリアによるオンラインとオフライン学習の並行制御
    金谷 哲平1、松井 広1 (1. 東北大学大学院生命科学研究科)



  • 2023年8月2日(水) 15:00 〜 16:15 第8会場 (小会議室1)
  • 一般口演 | G. 学習・記憶
    [2O08a-2] 条件づけと記憶
    [2O08a-2-01] グリア活動による記憶の運命決定機構
    山尾 啓熙1、松井 広1 (1. 東北大学)



  • 2023年8月2日(水) 10:45 〜 11:45 ポスター会場 (展示棟)
  • ポスター | F. 動機づけ・情動・意思決定
    [2Pm] 気分と不安
    [2Pm-074] 手綱核グリア細胞機能操作による不安制御機構の解明
    譚 婉琴1、松井 広1 (1. 東北大学大学院生命科学研究科)



  • 2023年8月2日(水) 16:20 〜 17:20 ポスター会場 (展示棟)
  • ポスター | D. 運動・行動
    [2Pa] 小脳
    [2Pa-044] 小脳グリア細胞による闘争・逃走のスイッチング
    淺野 雄輝1、松井 広1 (1. 東北大学生命科学研究科超回路脳機能分野)



  • 2023年8月2日(水) 16:20 〜 17:20 ポスター会場 (展示棟)
  • ポスター | E. ホメオスタシス・内分泌
    [2Pa] 神経内分泌
    [2Pa-055] Combi-CRISPR法によるコルチコトロピン放出因子ーCreノックインラットの作製
    井樋 慶一1,6、内田 克哉2、佐藤 達也2、生駒 葉子1、松井 広1、服部 晃佑5、真下 知士5、小林 和人3、松下 夏樹4 (1. 東北大学大学院生命科学研究科、2. 東北大学大学院情報科学研究科、3. 福島県立医科大学生体機能研究部門、4. 愛知医科大学医学部生物学講座、5. 東京大学医科学研究所先進動物ゲノム研究分野、6. 東北福祉大学看護学科)


  • 2023年8月3日(木) 16:00 〜 17:00
  • 2023年度 成茂神経科学研究助成基金 助成金

    表彰 生駒 葉子
    東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野
    研究テーマ「迷走神経刺激による大脳皮質クラスター活動変容と病態治療効果の探索」
    公益信託成茂神経科学 研究助成基金運営委員会
    運営委員長 狩野 方伸
    東北大学 生命科学研究科HP 紹介


  • 2023年8月4日(金) 13:00 〜 14:00 萩
    一般口演 | B. ニューロン・シナプス・グリア
    [4O03a-1] グリア1
    座長:
    松井 広(東北大学大学院生命科学研究科)
    小山 隆太(東京大学大学院薬学系研究科)


2023年08月01,02日 

第46回 日本神経科学大会 @ 仙台

The 46th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society
Aug 1-3, 2023, Sendai, Japan
陳 俊宇(Junyu Chen)
現所属・東北大学大学院生命科学研究科超回路脳機能分野
旧所属・東洋大学生命科学部生命科学科分子神経生物学研究室
    児島伸彦教授研究室
東洋大学学部所属時の卒業研究内容のポスター発表2件


    2023年8月1日(火) 16:00 〜 17:00 ポスター会場 (展示棟)
  • [1Pa-116] 予測不能軽度ストレス曝露期間の違いとミクログリアのM1/M2極性転換・プライミング変化の相関性の検証

    陳 俊宇、黄 嘉成、韓 陶磊、児島 伸彦

  • 2023年8月2日(水) 16:20 〜 17:20 ポスター会場 (展示棟)
  • [2Pa-116] 慢性予測不可能軽度ストレスマウスにおける腸内細菌叢-腸-脳軸の変動とその正常化の試み

    ○韓 陶磊、陳 俊宇、藤井 恒平、呉 思越、石橋 ひなの、佐藤 健二郎、児島 伸彦



2023年07月31日

第46回 日本神経科学大会 @ 仙台
サテライト・東北大松井研☆超見学会

当初、東京大学文学部心理学科卒業の後輩のバーグランド健さんが、日本神経科学大会に参加されるとのことで、7月31日(月)、研究室のご案内と夕食会を実施することを企画してました。その後、複数の方々が、当研究室へのご訪問を希望されることになりましたが、今回の学会、他の日程では、余裕がなくなってしまいました。そこで、皆様の研究室訪問と夕食会とをまとめて実施させてもらいました。様々な研究背景の人が集う、サテライトのような会に自然となり、楽しく過ごすことができました。

参加者(順不同、敬称略)
Department of Neurosurgery, Emory University
 バーグランド健
MD/PhD Candidate, Emory University School of Medicine
 Matthew A Stern
Allen Institute for Neural Dynamics, Karel Svoboda lab
 萩原賢太
沖縄科学技術大学院大学(OIST)・神経活動リズムと運動遂行ユニット
 江口工学
筑波大学 Laboratory of Social Neural Networks
 Qi Zhang


2023年07月30日 松井

CNS2023 & CJK 2nd
Invited Symposium Talk by Prof. Ko Matsui

The 16th Annual Meeting of Chinese Neuroscience Society &
The 2nd CJK International Meeting
中国神经科学学会第十六届全国学术会议暨第二届中日韩国际会议
中国神经科学学会第八次会员代表大会
July 27-30, 2023 Zhuhai, China

S53 Advances in synaptic research: from new techniques to new concepts
Organizer: Guoqiang Bi, Yukiko Goda
July 30, 2023 15:00-18:00 Shizimen Hall

Invited talk (16:30 - 17:00):
Ko Matsui
Glial control of functional and structural synaptic plasticity. The 16th Annual Meeting of Chinese Neuroscience Society & The 2nd CJK International Meeting, Zhuhai, China, 2023年07月30日

※本講演で取り上げた主な研究内容:
Kanaya et al., Glia 2023b
Morizawa et al., Nat Neurosci 2022
Beppu et al., J Physiol 2021
Beppu et al., Neuron 2014
Sasaki et al., PNAS 2012


2023年07月23日 松井

第19回 日本てんかん学会近畿地方会 特別講演

大阪市立総合医療センターのさくらホールで開催された本学会(会長:三枝隆博(大阪市立総合医療センター 脳神経内科)において、1時間の特別講演に招待されました。ハイブリッド講演でしたが、予想通り、京都大学の池田昭夫先生から多くのご質問をいただき、また会場の先生方とも活発な議論ができました。なお、本講演に関しては、1年以上前からコンタクトしていただいておりましたが、当時から現在までにかけて多数の論文を掲載することができ、その多くはてんかんに関する基礎研究であったため、最新の成果をご紹介することができました。臨床医学系の学会には参加することは少ないため、ひとつひとつの症例報告も本当に興味深く、全力で患者の治療に取り組む医師の試行錯誤に感銘を受けました。


口頭発表(特別講演・招待):
松井 広
てんかんにおけるグリア細胞の役割.第19回 日本てんかん学会近畿地方会, 大阪市立総合医療センター(大阪), 2023年07月23日

※本講演で取り上げた主な研究内容:
Ikoma et al., Brain 2023b
Ikoma et al., Brain 2023a
Shimoda et al., Neurobiol Dis 2022
Beppu et al., J Physiol 2021
Onodera et al., J Neurosci 2021
Beppu et al., Neuron 2014


2023年07月17-19日 松井

学術変革領域(A)「グリアデコーディング」領域会議

第6回 領域会議 The 6th Project Meeting
当領域には田中謙二計画研究班の分担研究社として参画しています。今回の領域会議は、小泉修一先生の地元の山梨県のロイヤルホテル八ヶ岳を会場としました。2日目のお昼のエクスカーションは、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の見学を選択。観測対象の規模は別として、生物学も天文学も、何らかのデータを観測し、ノイズの中から真実を取り出すという作業という点で共通することを実感しました。大きな違いのひとつは、脳科学・生物学の場合は、研究対象に摂動を加えられる点です。しかし、それも、ヒトを対象とした場合は、手段が限られるので、やはり、観測メインの科学となる点、やはり、天文学と通じるところがあるのかもしれません。

ポスター発表:
松井 広
アストロサイトによる記憶形成の分岐機能.第6回 グリアデコーディング 領域会議, ロイヤルホテル八ヶ岳(山梨), 2023年07月17-18日


2023年07月13-14日 松井

学術変革領域(A)「行動変容生物学」領域会議

第2回 領域会議 The 2nd Project Meeting
2023-2024年度の公募班員として領域会議に出席して研究発表をしました。新学術領域研究「脳情報動態」では、前期後期の2期ともに公募班員、引き続いて、「行動変容生物学」でも採用していただきました。「脳情報動態」は新型コロナ禍と完全に重なってしまったため、対面での研究交流に制限がありましたが、今回の領域会議は、懐かしのKKRホテル熱海で現地開催されました。振り返ってみれば、能瀬聡直先生が代表を務められた新学術領域研究「メゾ回路」でも良く利用させていただいた会場でした。個人的には、それより、さらに以前、米国ポスドク留学中の2005年7月、一時帰国して、グリア研究の班会議(特定領域研究「グリア・ニューロン回路網」)に工藤佳久先生に招待されて講演したのも確かKKRホテル熱海でした。

口頭発表:
Ko Matsui
Non-central nerve determinants of meta-platicity control(メタ可塑性制御の非中枢神経性の決定要因).第2回 行動変容生物学 領域会議, KKRホテル熱海(静岡), 2023年07月14日

ポスター発表:
Ko Matsui
Non-central nerve determinants at the fork road of memory formation(記憶形成の分 岐点における非中枢神経性の決定要因).第2回 行動変容生物学 領域会議, KKRホテル熱海(静岡), 2023年07月13-14日


2023年07月10-13日 高橋y

IEEE World Haptics 2023 in the Netherlands

Nakaya Y, Takahashi Y, Suzuki S, Nishiyama S, Higuchi K, Waga M, Matsubara T, Konyo M* (2023)
Interactive approach to AI-based source separation of vibrotactile signals for haptic transmission.
2023 IEEE World Haptics, Delft, the Netherlands, 2023年7月.
当研究室所属の高橋佑輔氏は、株式会社Adansonsでの研究成果を、IEEE World Haptics 2023にてポスター発表およびデモ展示を行いました。株式会社Adansonsは東北大学発のAIスタートアップで、高橋氏は2019年よりデータサイエンティストとして活躍しています。学会では最新の触覚デバイスを体験することができ、雑音を減らしクリアな触覚を伝えることが共通の課題であるようでした。また、初の海外渡航先となったオランダでは、歴史が息づく美しい街並みとハーリングを堪能しました。Professor's Researchとの出会いを果たし、今後の世界での活躍を誓いました。


2023年07月08-11日 山尾

XVI Euro Glia 2023 in Berlin

Yamao H, Matsui K* (2023)
Astrocyte dynamics determine the long-term fate of memories.
XVI European Meeting on Glial Cells in Health and Disease, Berlin, Germany, 2023年7月.
隔年開催の国際グリア学会 EuroGlia について、前回 2021 年は、(当時)修士課程2年の山尾啓熙氏が挑戦しました。2021年度の開催は、フランス・マルセイユでの開催でしたが、新型コロナ禍の中、残念ながら、ウェブ開催でした。今回の EuroGlia 2023 は、久々の現地開催で、しかも、2013年から10年ぶりの Berlin 開催です。今回、再び、(現在)博士課程2年の山尾啓熙氏が、グリア界の頂点に挑戦しました。


2023年07月04日

NHKヒューマニエンス "生体電気" 鑑賞会

NHKヒューマニエンス 40億年のたくらみ
「"生体電気" 電気仕掛けのココロとカラダ」
ラボのみんなで、ウーバーの食事をとりながら、研究室内の大型テレビで鑑賞しました。松井教授が何かをしゃべるたびにみんなで大笑いして、楽しく過ごすことができました。

テレビ出演しても、大学での研究・教育の業績的には、特に何もないのですが、これを機に、当研究室での研究に興味を持ってくれるひとが出て、大学院を受験してもらえるようになったら良いなと思います。もっとも、おかげさまで、現在、研究室の大学院生は 11 名いて、これ以上は物理的に受け入れられない状況です。今年度で修了予定の学生もいるので、毎年、だいたい2名くらいの入学生がいれば、持続可能な研究室を維持できる計算です。多すぎても少なすぎてもいけないので、なかなか、研究室運営は難しいです。

鑑賞会参加者:松井広、生駒葉子、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、道念佑樹、高橋佑輔、今井健、陳俊宇、原田航佑、中嶋悠一朗(計13名、敬称略、順不同)


2023年07月03日,04日 松井

NHKヒューマニエンス・松井広教授スタジオ出演!

NHKヒューマニエンス 40億年のたくらみ
「"生体電気" 電気仕掛けのココロとカラダ」
電気生理学の研究手法で脳内神経細胞とグリア細胞研究の最前線を切り拓いてきた東北大学・超回路脳機能分野の松井広教授がスタジオ出演。生体電気の専門家として生命の根幹についての真理を追究します。前回「"天才"ひらめきのミステリー」の回(2021年06月03日本放送)に引き続き、2度目のスタジオ出演です。


NHKヒューマニエンス 40億年のたくらみ
「"生体電気" 電気仕掛けのココロとカラダ」
2023年07月03日(月)22:00~23:00(BS4K)
2023年07月04日(火)22:00~23:00(BSプレミアム)
2023年07月06日(木)23:00~00:00(BSプレミアム)
2023年07月06日(木)23:00~00:00(BS4K)
2023年07月12日(水)17:00~18:00(BSプレミアム)
NHKオンデマンドでも配信予定

私たちの肉体を絶え間なく流れる「生体電気」。なぜそれは発生するのか。世界のすべてを感じる心も電気の副産物だ。原始生命から現在まで、電気が操る命の仕掛けを考える。

私たちのカラダを行き交う微弱な「生体電気」。それは凄く“遅い”。電線を流れる電気は1秒地球7周半という猛スピードだが、神経を伝わる電気は最速で120メートル。だがそれらの特性のおかげで、私たちの心や思考が生まれているというのだ。生体電気は、細胞で“発電”され、脳、筋肉、心臓だけでなく、ヒト誕生の瞬間、受精にも深くかかわっている。生命の根幹「生体電気」。その仕掛けから生まれたヒトの不思議を妄想する。

【司会】織田裕二,藤井彩子
【出演】科学ジャーナリスト…元村有希子
【解説】大阪大学准教授…竹内裕子,東北大学教授…松井広 【語り】藤井千夏


NHKヒューマニエンス公式
生体電気の回の紹介
NHK番組紹介
東北大学生命科学研究科 HP・番組紹介
東北大学生命科学研究科 twitter・番組紹介
東北大学医学系研究科 HP・番組紹介
東北大学医学系研究科 twitter・番組紹介
東北大学 Neuro Global twitter・番組紹介
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東北大学未来型医療創造卓越大学院プログラム twitter・番組紹介
東北大学未来型医療創造卓越大学院プログラム facebook・番組紹介
グリアデコーディング twitter・番組紹介
超回路脳機能分野内・特設ページ


2023年06月27日

公刊学術研究論文発表
オンラインとオフラインの並行学習メカニズム 神経-グリア超回路による記憶制御機構の解明 (Glial control of parallel memory processing)
Kanaya et al., Glia 2023 特設ページ

Kanaya T, Ito R, Morizawa YM, Sasaki D, Yamao H, Ishikane H, Hiraoka Y, Tanaka K, Matsui K (2023) Glial modulation of the parallel memory formation.
Glia, 71: 2401-2417.
DOI: https://doi.org/10.1002/glia.24431
Altmetric score = 118 (current 2023.07.20)
Top 2% out of all articles searched.
Top 1% of all articles publsihed in Glia.

2023.06.26 Published Online
2023.06.27 Press Release
東北大学 本部
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東北大学 大学院生命科学研究科
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東北大学 大学院医学系研究科
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松井広教授 Twitter-E
2023.06.27 日本の研究.com
2023.06.27 日本経済新聞

2023.06.27 EurekAlert!

2023.06.27 AlphaGalileo
2023.06.27 mirage news
2023.06.27 Life Technology
2023.06.27 asia research news
2023.06.27 Medical Xpress
2023.06.27 The National Tribune
2023.06.27 Science Daily
2023.06.27 News Azi
2023.06.27 Today Headline
2023.06.28 日刊工業新聞新聞
2023.07.07 科学新聞

2023.07.20 JSTサイエンスポータル

2023.07.20 Yahoo!ニュース
2023.08.14 Science Japan


2023年06月27日

オンライン記者会見
オンラインとオフラインの並行学習メカニズム

神経-グリア超回路による記憶制御機構の解明
Glial control of parallel memory processing
当研究室からは、筆頭著者の金谷哲平博士、学部学生(研究時)の伊東諒氏、学振PD(研究時)の森澤陽介博士、大学院生の佐々木大地氏、大学院生の山尾啓熙氏が共著者を務める論文が Glia 誌に掲載されました。Glia 誌は、主にグリア細胞の機能に注目した脳科学の学術誌であり、IF = 8.073 となっています。近年、Glia 誌の注目度は伸びており、神経科学の専門誌の Journal of Neuroscience 誌の IF = 6.709 を上回っております。脳科学研究の中でも、特にグリア細胞に大きな注目が集まっていることの証拠と言えます。


2023年06月04-09日 松井

Symposium Tohoku - KU Leuven

Auditorium BMW 6 (04.201)
Onderwijs en Navorsing 2
Campus Gasthuisberg, KU Leuven
June 6th, 2023 14.15 - 15.00:
Ko Matsui
Glial control of parallel memory processing

特に脳科学分野における東北大学とベルギーの KU Leuven 大学との連携強化の東北大学側の使節団の一員としてベルギーに出張してまいりました。東北大学オーガナイザーは筒井健一郎先生、KU Leuven 大学オーガナイザーは Peter Janssen 先生で、東北大学からは副学長の大隅典子先生が出席し、KU Leuven の Vice-rector Peter Lievens 先生、Rector Luc Sels 先生にもお越しいただきました。シンポジウムは06月05-06日の2日間の開催でした。

私は、前日の6月5日に現地に到着し、東北大学大学院理学系研究科の元研究科長の福村裕史先生にお会いすることができました。福村先生は東北大学を退職後、現在、KU Leuven で客員研究員を務め、2年程、Leuven で滞在されています。500 年近い KU Leuven の歴史、東北大学に求められる教育と研究の有り方、福村先生の研究の発展等、様々なお話をお伺いすることができました。


2023年05月11日

超回路脳機能分野・工作実習2023

新たな超強力換気ファンを取り付けるための工作実習を実施しました。まずは、回転工具にはノー手袋、低トルク高速回転の原則を学び、電動ドリラー初級を突破しました。
履修生:今井健、陳俊宇、原田航佑


2023年04月24-28日 松井

Cold Spring Harbor Asia Meeting
Novel Insights into Glia Function & Dysfunction, AWAJI, JAPAN

Awaji Yumebutai Conference Center, JAPAN
April 24 - April 28, 2023
Organized by:

  • Shumin Duan, Zhejiang University
  • Helmut Kettenmann, Max Delbruck Center for Molecular Medicine & Shenzhen Institute of Advanced Technology
  • Schuichi Koizumi, University of Yamanashi
  • Bruce Ransom, University of Washington & Chinese University of Hong Kong
  • Mami Noda, Xi'an Jiaotong University
Invited Speaker:
Ko Matsui
Super-network Brain Physiology, Tohoku Universtiy
"Optical signal detection of local brain environmental changes inepilepsy and sleep"

Final Program

Ko Matsui's personal photo

From left to right...
Mami Noda, Noboru Hiroi, Ko Matsui, L. Felipe Barros
@ Himeji Castle excursion


2023年04月22日

東北大学 大学院生命科学研究科・大学院説明会


今年は、新型コロナ禍が始まって以来、4年ぶりに仙台オンサイトで大学院説明会を開催しました。オープンラボでもあったので、学生の皆さんには、直接、当研究室に訪問していただいて、ご希望を聞かせてもらいました。
説明会対応:松井広教授、生駒葉子助教、淺野雄輝院生
撤収AA要員:今井健、原田航佑


2023年04月21日 松井

日本経済新聞 オンライン取材


2023年04月19-20日 松井

NHK「ヒューマニエンス」オンサイト取材

東北大学の当研究室にて、NHKのクルーに、対面取材、ならびに、撮影をしていただきました。2日目のインタビュー撮影後はさすがに疲れてしまい、思い切って高級とんかつ店に行って遅めのお昼をいただきました。
撮影協力研究室員:生駒葉子、今井健
打ち上げとんかつ:とんかつ 牡丹


2023年04月12日 佐々木
マウス尾静注実習・鶴の佐々木


当研究室の博士課程3年次の譚婉琴氏の実験に関連して、佐々木大地氏が得意の尾静注を遂に披露してくれました。新人3人(今井健氏、陳俊宇氏、原田航佑氏)が見守る中、鶴の羽根を見せずに一発で魅せつけました。


2023年04月10日 森澤


神経科学ニュース掲載

神経回路の最適化を支えるバーグマングリアによるシナプス貪食
東北大学大学院生命科学研究科超回路脳機能分野
日本学術振興会特別研究員 (PD) (研究当時) 森澤 陽介
日本神経科学会の神経科学ニュースに当研究室からの研究論文が紹介されました。研究当時、当研究室に学振PDとして所属していた森澤陽介博士の業績です。森澤博士は、現在、Columbia University の Guang Yang 博士の研究室に在席しています。


2023年04月07日 佐々木、松井
慶應義塾大学・田中謙二研究室、研究打ち合わせ


当研究室の博士課程3年次の佐々木大地氏と2人で、慶應義塾大学 医学部 先端医科学研究所 脳科学研究部門の田中謙二先生と研究打ち合わせに行きました。謙二研では、森藤暁助教との久々に対面致しました。医学部医学科4年次の伊庭知里さんとは、東北大学でのサイトビジット(2023年1月24日開催)でもお会いしました。ぜひ、今後も、謙二研との研究交流を盛んにし、グリアデコーディング領域を盛り上げるのに貢献していきたいと考えております。


2023年04月05日

2023年度新入生歓迎!真★花見会

本年度は、本部職員の見回りに遭うこともなく、片平おおさくら前でのブルーシート開催となりました。前哨戦のバトミントン大会では思わぬ事故もありました。1年間のラボメンバーの謹慎期間を経て、遂に淺野氏の新たな境地も得られました。余剰な食糧はその後2日間に渡って食料となり続けました。深夜のポケカ大会を経て、新たな結束にV進化しました。
参加者:松井広、生駒葉子、荒木峻、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、道念佑樹、高橋佑輔、今井健、陳俊宇、原田航佑、畠山由紀子(計13名、敬称略、順不同)
幹事:古川孝太、副幹事:佐々木大地
開催場所:本部前おおさくら


2023年04月04日 松井

NHK「ヒューマニエンス」オンライン取材


2023年04月03日

2023年度新入生歓迎!超☆花見会

本年度は、生命科学研究科の超回路脳機能分野に 3 名の新入生(今井健陳俊宇原田航佑)が参画しました。おめでたいこの日に、ラボメンバー全員でのお花見写真を撮りました。撮影後は、桜の木の下、車座で、プログレスレポート会を実施しました。なお、東北大学として新型コロナ禍行動指標 BCP = 0(ゼロ)に移行しております。
参加者:松井広、生駒葉子、荒木峻、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、道念佑樹、高橋佑輔、今井健、陳俊宇、原田航佑、畠山由紀子(計14名、敬称略、順不同)


2023年04月01日

祝!新入生3名入学!
東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野

修士課程1年次 今井 健
修士課程1年次 陳 俊宇
修士課程1年次 原田 航佑

本年度は、金谷哲平博士が当研究室での学振PD拡張を経て理研にポスドク研究員としてご栄転されたので、実質的にプラス2名増の研究室メンバーとなりました。これでカエルを入れなければ計15名、カエルを入れるとなると計19名のラボ構成となりました。


2023年04月01日


祝!日本学術振興会特別研究員 採択

山尾啓熙
  2023~2024年度
  日本学術振興会特別研究員(DC2)
  (+国際共同大学院 Neuro Global Program)
  (+国際共同大学院 データ科学)
  脳内グリア細胞の惹起する超可塑性機構の解明と病態制御応用


祝!日本学術振興会特別研究員 継続

淺野雄輝
  2022~2023年度
  日本学術振興会特別研究員(DC2)
  社会の“絆”を生み出す小脳グリア機能の解明

佐々木大地
  2022~2023年度
  日本学術振興会特別研究員(DC2)
  脳梗塞時に発揮される超可塑性メカニズムのリハビリ応用


祝!国際共同大学院 データ科学 採択

高橋佑輔
  2023~2026年度 採択
  生体脳情報処理におけるエネルギーマネジメント機構の解明


祝!未来型医療創造卓越大学院プログラム 採択

今井健
  2023~2027年度 採択
  神経-グリア-血管連関による脳内情報処理の制御機構の解明


祝!次世代研究者挑戦的研究プログラム 採択
東北大学高等大学院博士後期課程学生挑戦的研究支援プロジェクト

道念佑樹
  2023~2025年度 採択
  次世代研究者挑戦的研究プログラム
  (+国際共同大学院 Neuro Global Program)
  脳内ステートが左右する神経情報処理の制御機構


祝!次世代研究者挑戦的研究プログラム 継続
東北大学高等大学院博士後期課程学生挑戦的研究支援プロジェクト

譚婉琴
  2022~2023年度 採択
  次世代研究者挑戦的研究プログラム
  (+学際高等研究教育院・博士研究教育院生)
  不安と気持ちのグリア光制御

古川孝太
  2022~2024年度 採択
  次世代研究者挑戦的研究プログラム
  (+未来型医療創造卓越大学院プログラム)
  生体代謝エネルギー分子動態と脳内情報処理機構の連関


祝!武田科学振興財団医学部博士課程奨学助成 継続

荒木峻
  2020~2021年度 採択
  2022~2023年度 継続
  低侵襲脳刺激による脳内メタ可塑性操作と病態制御応用


2023年04月01日 金谷

祝!栄転・金谷哲平博士
理研CBS グリア-神経回路動態研究チーム
長井淳研究室 ポスドク研究員 着任


2023年04月01日 森澤、松井

森澤 陽介, 松井 広(2023)
適応運動学習を支えるバーグマングリアによるシナプス貪食
実験医学, 41 (6): 957-960.
DOI: 10.18958/7223-00003-0000406-00

カレントトピックス


2023年03月31日 金谷

金谷哲平博士・オールラボ壮行会

参加者:松井広、生駒葉子、金谷哲平、荒木峻、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、道念佑樹、高橋佑輔、原田航佑(計12名、敬称略、順不同)
幹事:佐々木大地、副幹事:高橋佑輔
開催店:ててて店 一番町


2023年03月30日

Journal of Physiology
Top Downloaded Article of 2021

Beppu K, Kubo N, Matsui K* (2021)
Glial amplification of synaptic signals.
Journal of Physiology, 599: 2085-2102.
DOI: https://doi.org/10.1113/JP280857

* Top Downloaded Article: most downloaded among work published in an issue between 1 January 2021 - 31 December 2021.


2023年03月25日 松井

日本小脳学会 第13回 学術集会・総会

開催日時:2023年3月25日(土) 9:00〜17:00
現地開催:国立精神・神経医療研究センター[NCNP]
教育研修棟ユニバーサルホール
大会長:阿部康二(NCNP)
招待講演:松井広
東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野
「小脳依存性運動学習のグリア細胞制御」


2023年03月24日 道念

学位授与
超回路脳機能分野・道念佑樹氏 - 修士(生命科学)

東北大学大学院生命科学研究科から、道念佑樹氏に修士号の学位が授与されました(+超回路脳機能分野特設の非公式 sMLS; Super Master of Life Sciences)。道念氏は博士課程に進学し、当研究室での研究を発展させていく予定です。


2023年03月22日 高橋y

蛇遣いの佑輔

2021年4月 twitter 経由で松井研に到達したヤングでナウいテクノ高橋佑輔。得意のパイソン(蛇)に生体エネルギー(ATP)を貯めてバトル場に繰り出し、AI(Artificial Intelligence)と BI(Biological Intelligence)の真剣勝負。GP-DS(データ科学国際共同大学院)にも採択され、2024年度には属性を情報から生命に変えて、めざせパイソンマスターからの博士の研究にV進化する予定。


2023年03月18日 松井

第128回日本解剖学会総会・全国学術集会@仙台

グリア・デコーディング連携シンポジウム
「グリア微細形態ダイナミズムから読み取る脳と心の機能の全身性」
(座長:東北大学・松井広、慶應義塾大学・田中謙二)


2023年03月16日 松井

内藤財団時報 2023年3月16日発行 Vol.111

助成金受領から10年を経て
「ハードサイエンスワンダーランド」
東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野
教授・松井 広


2023年03月14日~16日

第100回 日本生理学会大会@京都

記念すべき第100回の日本生理学会大会は京都で開催されました。超回路脳機能分野からは、生駒葉子氏と高橋佑輔氏の2名が現地でポスター発表を行い、研究室主宰者の松井広教授は最新情報収集を行いました。久々のほぼ完全現地開催の学会では、数年ぶりの懐かしい面々とも再会し、新たな出会いも多くありました。

Poster Presentations

  • 2023.03.14
    Ikoma Y, Sasaki D, Matsui K* (2023) Brain environmental changes associated with epilepsy development and sudden death. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan(第100回日本生理学会大会), Kyoto, Japan.


  • 2023.03.16
    Takahashi Y, Sasaki D, Ikoma Y, Matsui K* (2023) Brain environmental changes precede neuronal activity shifts to REM sleep. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan(第100回日本生理学会大会), Kyoto, Japan.



2023年03月08日 松井

日本生理学会100周年記念 J Physiol 誌特別号2023掲載

日本生理学会(Physiological Society Japan; PSJ)の第100回記念大会@京都を節目に、The Journal of Physiology (London) の編集長の Peter Kohl 先生のご提案で、これまでに、日本(人)が Journal of Physiology 誌に発表した優れた論文をピックアップして、Virtual Issueが2023年3月に出版されました。25回以上引用されている論文が1000編以上あるなかから、40編が厳選されました。今回の記念誌に掲載された第一の論文は 1970 年掲載の金子章道先生の網膜生理学に関する論文であり、最後の論文は、当研究室主催の松井広教授(2013年論文掲載時・生理学研究所助教)が責任著者を務める論文でした。

The Physiological Society of Japan's 100th Anniversary
Editorial
Journal of Physiology - Twitter

日本生理学会100周年記念 J Physiol 誌特別号2023掲載論文:
Budisantoso T, Harada H, Kamasawa N, Fukazawa Y, Shigemoto R, Matsui K* (2013) Evaluation of glutamate concentration transient in the synaptic cleft of the rat calyx of Held.
Journal of Physiology, 591: 219–239.
DOI: https://doi.org/10.1113/jphysiol.2012.241398


2023年03月03日

公刊学術研究論文発表
夢見るグリアの酸性化:てんかん病態時に酸性化が増強する(Acid glia in REM Sleep: Stronger Acid Response in Epileptic Mice)
Ikoma et al., Brain 2023b 特設ページ

Ikoma Y, Takahashi Y, Sasaki D, Matsui K (2023) Properties of REM sleep alterations with epilepsy.
Brain, 146: 2431-2442.
DOI: https://doi.org/10.1093/brain/awac499
Altmetric score = 155 (current 2023.04.11)
Top 1% out of all articles searched.
Top 3% of all articles publsihed in Brain.

2023.03.03 Published Online
2023.03.03 Press Release
東北大学 本部
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東北大学 大学院生命科学研究科
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東北大学 大学院医学系研究科
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松井広教授 Twitter-E
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2023.03.03 日本の研究.com

2023.03.03 日本経済新聞

2023.03.03 EurekAlert!

2023.03.03 asia research news
2023.03.03 AlphaGalileo
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2023.03.03 Mirage News
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2023.03.03 My Scifi News
2023.03.03 Ground News
2023.03.03 EazyNews
2023.03.04 Germanic
2023.03.07 日刊工業新聞

東北大、グリア細胞刺激でレム睡眠誘導 てんかん診断指標に
2023.03.09 日刊工業新聞

経営ひと言/東北大学・松井広教授「脳研究に新機軸」
2023.03.10 JST Science Portal
2023.03.10 Yahoo!ニュース(JST Science Portal)

2023.03.17
科学新聞twitter

2023.03.21 河北新報

2023.03.21 河北新報twitter
2023.03.21 Yahoo!ニュース(河北新報)


2023年03月03日

オンライン記者会見
夢見るグリアの酸性化

てんかん病態時に酸性化が増強する
Acid glia in REM Sleep: Stronger Acid Response in Epileptic Mice
筆頭著者の生駒葉子博士、大学院生の高橋佑輔氏、佐々木大地氏が共著者を務める論文が Brain 誌に掲載されました。Brain 誌は、1878 年創刊の由緒ある学術誌で、神経科学分野における基礎研究ならびに実践的な臨床論文がバランスよく盛り込まれています。その引用率は神経学雑誌の中でもきわめて高く、この分野の規範としての地位を確立しています(5 year IF = 16.173)。今回の論文では、当研究室所属のみのわずか 4 名の共著者論文となりました。本日が論文の embargo date でしたので、オンライン記者会見を開きました。本論文では、私が責任著者を務めますが、困難な実験の数々をこなし、本研究をリードしてくれたのは筆頭著者の生駒氏です。新型コロナ禍を含めて様々な厄災が降り注ぐ中、当研究室における光ファイバーフォトメトリー法の礎を築くのに貢献していただきました。今回の論文は、2022年11月25日付でオンライン発表された Brain 誌論文(Ikoma et al., 2023a)に引き続き、2度目の Brain 誌論文(Ikoma et al., 2023b)の発表です。

2023年03月06日
オーサーズ・ディナー

参加者:生駒葉子、高橋佑輔、佐々木大地、松井広
※ 仙台市の飲食店舗の新型コロナ対策指針に従い、今回、発表された論文の著者限定でのお祝い会を開催しました。


2023年03月02-04日 高橋y


宮城県主催のみやぎハッカソン2023出場!
当研究室所属の高橋佑輔氏の参加チームがマイナンバーカード賞(3位相当)を受賞しました。みやぎハッカソン2023では、「ICTで暮らしを便利にする『DXみやぎ』の推進」をテーマに、全国から選ばれた学生10チームが、マイナンバーカード等を活用したアプリケーションの開発に取り組みました。


2023年02月25日 松井

NHK「ヒューマニエンス」オンライン取材


2023年02月14日

公刊学術研究論文・紙面掲載
Ikoma et al., Brain 2023 特設ページ

Ikoma Y, Sasaki D, Matsui K (2023) Local brain environment changes associated with epileptogenesis.
Brain, 146: 576-586.
DOI: https://doi.org/10.1093/brain/awac355
2022.11.25 Published Online
2023.02.14 Printed in Volume 146, Issue 2

Ikoma et al., Brain 2023 の論文が2023年2月号に紙面掲載されました。オンライン掲載は2022年11月でしたが、引用には一般的に紙面掲載年を記載するもののようですので、今後は、Ikoma et al (2023) の表記となります。ファイバーフォトメトリーの計測には局所血流量と pH が大きな影響を与えることに気が付き、Ca2+を含めた各種脳内環境情報を引き出すマルチプレックス解析を編み出してから2年程の研究成果が論文として結実しました。今後も、当研究室から、この論文を礎にした研究成果発表が続くことを予定しています。


2023年02月13日-24日

国際共同大学院プログラム Neuro Global Program (NGP)

アカデミック英語集中講義 特設サイト

以下の2名を英国 Leicester 大学から講師として招いて開催しました。残念ながら、3年連続で本年もオンライン開催となりました。新型コロナ禍も3年間を越え、来年こそは、オンサイト仙台での対面での英語講義を復活させたいと願っています。
講師:
Lee Fairclough, Leicester 大学
Jock McPherson, Leicester 大学
学内授業担当教員:
松井広(NGP英語担当)


2023年02月08-09日 松井

第5回グリアデコ領域会議@東京

学術変革領域研究(A)「グリアデコーディング:脳-身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解」(総括:岡部繁男先生)の第5回領域会議が東京(会場:フクラシア品川クリスタル)で開催されました。当研究室からは松井広教授が担当し「グリアの担うメタ可塑性」のタイトルで口頭発表講演を行いました。今回は、Ikoma et al. Brain 2023 ならびに Morizawa et al. Nat Neurosci 2022 の内容を中心とした話題にしました。前者の内容については、今後の生体内蛍光計測信号のマルチプレックス解析技術として注目をされ、東京都医学総合研究所睡眠プロジェクト夏堀晃世先生を中心に、ファイバーフォトメトリー法や蛍光マクロ実体顕微鏡を駆使する研究者に多くの質問をしていただきました。後者の内容については、主に、神経解剖学をご専門とされる北海道大学医学研究院解剖発生学教室渡辺雅彦先生から様々な意見やサジェスチョンをいただきました。生理学研究所生体恒常性発達研究部門鍋倉淳一所長や京都大学大学院医学研究科病態生物医学分野松田道行先生とも久々に交流する機会を得て、対面交流の大切さをしみじみと感じました。


2023年02月03日 道念

令和4年度 生命科学研究科博士課程前期2年課程 最終試験

論文題目:「脳内信号処理特性の概日制御機構の解明」
東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野の道念佑樹氏の修士論文発表会が、久々のオンサイトで実施されました。当分野の松井広が主査を務め、当研究科の計5名での最終試験の審査が行われました。道念氏は、Neuro Global Program の履修生でもあり、2023年4月からは博士後期課程に進学することを予定しています。時の旅人としてのますますの活躍が期待されます。


2023年01月24日

グリアデコードのサイトビジット@東北・新春2023

学術変革領域研究「グリアデコーディング:脳-身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解」(領域代表: 岡部繁男教授)のサイトビジット制度を活用して、主に、慶應義塾大学 医学部 先端医科学研究所 脳科学研究部門の田中謙二教授研究室のメンバーに、東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野の松井広教授研究室と、東北大学 大学院薬学研究科 薬理学分野の佐々木拓哉教授研究室に見学に来ていただきました。

今回の何よりの目玉は、慶應義塾大学医学部医学科3年次の伊庭知里さんの実験を実地で松井研で実施できたことでした。実験に必要なものをその場でそろえて、困難にあたっては創意工夫で乗り越えて、生きている脳組織標本が生きているうちに実験を行う。まさに「生理学」の究極です。光刺激をした瞬間にぱっと変化したその画面に全員が歓声を挙げました。その場を共有した感動は何物にも代えがたい。この瞬間、私たちはネイチャーに潜む真理に直接触れることができたわけです。この感動は、データを後から見ただけでは決して味わうことができません。生物学では良く再現性が問題にされます。私は n = 1 で充分だと考えています。その場、その時に観察した現象は、決して虚構などではなく、この宇宙で、確かに起きた現象であり、私たちの感動に疑いはありません。

ご来仙者:
田中謙二教授(慶應義塾大学)
阿部欣史助教(慶應義塾大学)
小杉健三(慶應義塾大学医学部脳神経外科)
伊庭知里(慶應義塾大学医学部医学科3年次)
金丸和典准教授(日本大学)
平岡優一助教(東京医科歯科大学)

仙台対応者:
松井広教授(東北大学・生命)
生駒葉子助教(東北大学・生命)
金谷哲平研究員(東北大学・生命)
佐々木大地(東北大学・生命・博士課程2年次)
佐々木拓哉教授(東北大学・薬学)
鹿山将研究員(東北大学・薬学)


2023年01月23日 松井

3rd International Symposium on
Brain Information Dynamics 2023


新学術領域研究「脳情報動態を規定する多領域連関と並列処理」(領域代表:尾藤晴彦教授)の国際シンポジウムにて、口頭発表しました。

Ko Matsui
Role of acid glia in the generation of extreme plasticity. 3rd International Symposium on Brain Information Dynamics 2023, Tokyo International Forum Hall D5 (Tokyo)、2023年01月23日

脳情報動態領域には公募班員として、第I期(2018-2019年度)ならびに第II期(2020-2021年度)の両方に参画させていただきました。第I期の最後、ならびに、第II期はまるまる新型コロナ禍にあり、領域としての活動を大きく制限されてしまい、対面での研究進捗・成果報告を実施することが困難でした。2022年3月末で領域は終了して、それから1年が経ちましたが、ようやく、新型コロナ禍の制限が緩和されてきたこともあり、海外からの講演者も招いての国際シンポジウムを開催することになりました。Special Lecture 1 Ingo Greger (MRC-LMG, Univ Cambridge)、Special Lecture 2 Mark J Schnitzer (Stanford Univ)、Special Lecture 3 Mitsuo Kawato(ATR) の3つの特別講演がありましたが、なぜか Ingo Greger 先生に私の研究に興味を持っていただき、私も AMPA 受容体の分布や機能についていろいろと質問をさせていただきました。


2023年01月23日 松井

東北大学 全学教育科目 フロンティア科目「生命科学研究の最前線」
第15回「心身相関を制御する超回路構造と機能」
Lecture#15 Structure and function of the super-network controlling the mind-body interface

目的と概要 最先端の生命科学研究は、高校では別の科目として扱われていた、生物、化学、物理、情報科学などのさまざまな分野の知識や技術を駆使して行われている。本講義では、生命科学に関する最先端の研究内容を紹介し、多岐にわたる生命科学の魅力を伝える。
学修の到達目標 最先端の生命科学研究の内容を理解し、多角的視点で生命科学研究を捉えることができる。

第15回の講義は松井広教授が担当します。自身の大学・大学院に学生として在籍していた頃を振り返ると、最先端の研究をしている偉い先生方が、どうして、ご自身の専門でもない内容の古い教科書をなぞるような授業をされているのだろうと疑問に思っていました。もちろん医学部では、医師になるまでに習得しなければいけない基礎知識があって、身体全部を統一的に理解していなければなりません。しかし、その他の学部は、中学までの義務教育とは異なり、高校とも異なって、身につけていなければならない必須知識・能力等はありません。そもそも、その大学でしか学べない、専門的な勉強をするために通うのであれば、その大学のその先生の専門とする研究内容に触れられる講義があって然るべきです。そこで、今回の講義では、当研究室から発表した4つの公刊学術論文を中心にして最先端の研究を紹介し、その中から、今後、脳と心と身体の関係をどのように見て、理解していくべきかを、学生の皆さんに考えてもらう機会となるようにしたいと考えております。


2023年01月17日 金谷

祝!令和4年度辛酉優秀学生賞・特別賞 受賞

当研究室の金谷哲平氏が、令和4年度「東北大学大学院医学系研究科辛酉優秀学生賞(Shinyu Graduate Research Excellent Award at Tohoku University)」のうち、特別賞を受賞しました。本賞は、東北大学大学院医学系研究科に所属する大学院学生の研究をさらに推進することを目的としたものです。本賞の副賞は、一般財団法人辛酉会の助成により贈呈されました。開会の儀・ご挨拶は、辛酉会・大友久雄常務理事、辛酉会・玉井信理事長より賜り、選考経緯は堂浦克美大学院合同運営委員会委員長よりご説明があり、祝辞を八重樫伸生医学系研究科長より賜りました。本年度は、特別賞2名、優秀賞3名が表彰されましたが、金谷氏は、「超規模時空間解析による並列記憶仮説の検証」の課題を評価されて、特別賞の受賞となりました。


2023年01月17日 古川

未来型卓越 冬祭り ポスター発表

当研究室の古川孝太氏は、東北大学未来型医療創造卓越大学院プログラムの履修生(2期生)です。このたびの冬祭りでは、「脳神経エネルギー動態の病態変化」のタイトルでポスター発表を行いました。
会場: 星陵会館1階エントランスホール


2023年01月14日

仙台東照宮どんと祭

仙台東照宮において午後4時から火入れで毎年恒例のどんと祭が開催されました。仙台では、大崎八幡宮仙台東照宮でのどんと祭が有名です。この「御神火」を目指して参拝する「裸参り」があります。これは厳寒時に仕込みに入る酒杜氏が醸造安全・吟醸祈願のために参拝したのが始まりとされ、江戸時代中期には既に定着していたと言われいます。現在においても、白鉢巻き・白さらしを巻き、口には私語を慎む為に「含み紙」と呼ばれる紙をくわえ、右手には鐘・左手に提灯を持ち、市内各所より数千人が参拝するさまは、杜の都・仙台の冬の風物詩として全国に知られています(大崎八幡宮ホームページより引用転載)。東北大学でも裸参りに参加する研究室はあり、いつかは出てみたいと思いつつ、なかなかみんなの賛同は得られないと思います。代わりに、今年も、研究上の楽しい発見がたくさんあり、修士論文・博士論文も無事に仕上がり、ラボメンバーの充実した研究・学生生活が得られることを願ってお参りしてきました。


2023年01月10-11日

超回路脳機能分野 研究室訪問
フリンダース大学 Flinders University
 大塚 曜一郎 准教授
 Associate Professor Yoichiro Otsuka
鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 統合分子生理学分野の桑木共之教授研究室生駒葉子さんが在籍していた折に、研究指導にあたっていただいた大塚曜一郎先生が、オーストラリアから日本に一時帰国していたので、これを機会にご来仙いただきました。大塚先生は、まるごと動物の生理学の研究を専門とされており、お話を通して、脳と心の機能は、身体と末梢とは切り離されないことを改めて実感致しました。


2023年01月06日 松井

日本テレビ「カズレーザーと学ぶ」取材協力
オンライン Zoom にて、番組制作の取材協力をさせていただきました。当研究室におけるグリア細胞貪食論文(Nature Neuroscience 誌掲載、2022年11月)注目していただき、記憶に関するテーマの回について、オンラインで取材協力いたしました。残念ながら、スタジオ出演は適いませんでしたが、記憶におけるグリア細胞貪食の役割は紹介していただいたようです(関連番組)。


2023年01月05-07日 高橋y

脳と心のメカニズム 冬のワークショップ2023

ポスター発表
Takahashi Y, Komatsu M, Sato M, Yoshida A, Sasai S (2023)
Cortical-wide neural dynamics of freely-moving Marmosets.
Winter Workshop on Mechanism of Brain and Mind 2023, Rusutsu, Hokkaido, 2023年1月.

当研究室所属の高橋佑輔氏は、今回、株式会社ARAYAのリサーチチームである ARAYA Research のメンバーとしてポスター発表を行いました。なお、本ワークショップは、2001年から毎年ルスツリゾートで行われており、国内外の研究者を招待したトークセッションと、ポスター発表の二部構成になっています。全体的に情報系の発表が多かった印象でしたが、生命科学研究ももちろんウケがよかったみたいでした。


2023年01月01日

2023年 明けましておめでとうございます

昨年は、今後の当研究室のコアとなる論文を複数発表することができ、プレスリリースや記者会見も開催しました。新型コロナ禍も3年目でしたが、国内外での交流も徐々に再開できています。ドイツでのグリア研究会ではオンサイトで講演し、年末には、ラボメンバーほぼ全員(11名)で沖縄の OIST を訪問することもできました。今年の4月からは、新入生を3名迎えます。一方、来年度、博士課程最終年度を迎える大学院生が4名います。博士号取得に向けて、いよいよ、これまでの研究成果をまとめます。大切な絆を可塑性と貪食で選りすぐり、効果的に超回路の最適化する、グリア細胞のような研究室運営を目指します。超複雑系の中に秘められた明解な数式を暴き出す道程に感動が待っていることは間違いありません。


2022年12月27日

共著論文発表。
Yu Z, Sakai M, Fukushima H, Ono C, Kikuchi Y, Koyama R, Matsui K, Furuyashiki T, Kida S, Tomita H (2023) Microarray dataset of gene transcription in mouse microglia and peripheral monocytes in contextual fear conditioning.
Data in Brief, 46: 108862.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.dib.2022.108862

Refers to...
Yu Z, Sakai M, Fukushima H, Ono C, Kikuchi Y, Koyama R, Matsui K, Furuyashiki T, Kida S, Tomita H (2022) Contextual fear conditioning regulates synapse-related gene transcription in mouse microglia.
Brain Research Bulletin, 189, 57-68.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.brainresbull.2022.08.017


2022年12月23日

公刊学術研究論文発表

Ikoma Y, Matsui K (2022) Control of the central brain environment by vagus nerve stimulation.
The Autonomic Nervous System, 59(4): 366-370.
DOI: https://doi.org/10.32272/ans.59.4_366


2022年12月23日 安生

第15回 基礎医学修練発表会

東北大学医学部第15回基礎医学修練発表会
「完全非侵襲型の脳活動光学計測法を用いた中枢末梢機能連関の解明」
演者氏名:安生温大
配属先:超回路脳機能分野
指導教員:生駒葉子、松井広


2022年12月20日~22日

Progress in OIST-Tohoku Univ Brain Action (POTUBA)

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の2022年度 SHINKA grant に採択され、OIST・合田裕紀子-東北大・松井広の共同研究体制を樹立しました。今回、記念すべき第1回 POTUBA は、仙台の超回路脳機能分野・松井広研究室の総勢11名で沖縄のシナプス生物学ユニット・合田裕紀子研究室を訪問し、松井教授によるセミナーを開催いたしました。

シナプス生物学ユニット(合田 裕紀子)[Hybrid Seminar]
2022年12月21日 (水) 11:00 〜 12:00
Location: C700, Lab 3 (Hybrid)
"Differential glial control of parallel memory formation"
Professor Ko Matsui
Super-network Brain Physiology
Graduate School of Life Sciences
Tohoku University

OISTでは、合田研以外にも、細胞分子シナプス機能ユニット・高橋智幸研究室神経計算ユニット・銅谷賢治研究室の計3つの研究室での研究紹介をしていただき、研究室見学もさせてもらいました。

また、思いがけず、合田研での1年間のサバティカル中のChristian Rosenmund先生に会うこともできました。Rosenmund 先生は Vollum Institute に 1989-1993年の間で Gary Westbrook 研究室で博士号を取得しています。松井教授は 2001-2006年 Vollum Institute の Craig E. Jahr 研究室でポスドク研究員を務めていました。この他にも、つい最近、合田研でポスドク研究員となった、同志社大学シナプス分子機能部門・坂場武史研究室の卒業生の Mamoru Tanaka 博士にも出会えました。また、当研究室には、東北大学医学部医学科3年次の基礎医学修練で安生温大氏に来てもらっていて、今回の OIST 旅行にも参加してもらいましたが、同級生の北山智沙子さんは基礎修練を合田研で過ごしており、北山さんとも沖縄で会うことができました。本当に思いがけないたくさんの出会いがあり、これをきっかけに、今後、OIST-TU 間の太いパイプを作ることができたらと思いました

東北大学使節団:松井広、生駒葉子、金谷哲平、荒木峻、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、高橋佑輔、安生温大(計11名;順不同、敬称略;ほぼフルメンバー、1名残念ながら体調不良で急遽欠席)

※ なお、今回の沖縄旅行は、新型コロナ対策の対策のため、国際的な標準に則り(以下、省略)


2022年12月12日

超回路脳機能分野 研究室訪問
東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野
 神 一敬 准教授
脳波解析・てんかん突然死(SUDEP)問題検討会


2022年12月12日 高橋y

超回路脳機能分野 研究室訪問
株式会社 ARAYA
 笹井 俊太郎 取締役CRO
東北大学大学院情報科学研究科生命情報システム科学分野
 西 羽美 准教授
高橋佑輔氏プロデュース産学(情報・生物)三方連携検討会


2022年12月**日 松井

松井広教授お誕生日お祝い会

今年も、松井教授のお誕生日お祝い会実施していただきました。新型コロナ禍の3年間、当研究室では、むしろ、新たな研究アイディアを醸造する機会を得るとともに、これまでの研究成果をまとめて次々と論文として報告することができました。2021年から2022年にかけて、間違いなく、これからの当研究室の方向性の礎となる5つの論文を世の中に出しました(Ikoma et al., Brain, 2022; Morizawa et al., Nat Neurosci, 2022; Shimoda et al., Neurobiol Disease, 2022; Beppu et al., J Physiol, 2021; Onodera et al., J Neurosci, 2021)。来年度には、博士後期課程を修了する学生もいるので、さらに公刊学術論文を発表していく予定です。また、来年4月には、さらに3名の大学院生を迎えることを予定しています。研究員・学生を第一に考えて、世界最先端の研究と教育を牽引していきたいと考えております

参加者:松井広、生駒葉子、金谷哲平、荒木峻、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、道念佑樹、高橋佑輔、安生温大(計12名;順不同、敬称略)

※ なお、本会は、新型コロナ対策の対策のため、国際的な標準に則りとかなんとか、デュアル換気がなんとか、アルコールがなんとか、手袋とマスクとフェイスシールドとかなんとか、N95準拠がなんとか、消毒がなんとか、対人距離がなんとか、飛沫がどうしたとか、エア仕切りがなんとか、検温とか、体調が悪い時はどうとか、撮影時のみなんとか、なお画像はCG加工のイメージとかなんとか。


2022年12月05日 松井

University of Copenhagen invited seminar


Invited online seminar
オンライン招待講演
Ko Matsui
Super-network Brain Physiology, Tohoku University
"Optical Signals, Where Art Thou?"
JPN 21:00-, CPH 13:00-, URMC 07:00-
Invited by Professor Hajime Hirase. Professor Maiken Nedergaard attended the seminar as well. Center for Translational Neuromedicine, University of Copenhagen (Denmark) event. Sendai, Copenhagen, and New York were connected via Zoom. The talk was based on the recently published paper in the journal, Brain.

2022年11月25日 Brain 誌掲載
Ikoma Y, Sasaki D, Matsui K (2023) Local brain environment changes associated with epileptogenesis.
Brain, 146: 576-586.
DOI: https://doi.org/10.1093/brain/awac355

上記論文の掲載からわずか 10 日目にして招待講演をさせていただきました。2019年、理研から University of Copenhagen に異動された平瀬肇教授にお声掛けいただき、Maiken Nedergaard 教授にもご聴講いただきました。Nedergaard 先生は、University of Rochester Medical Center(New York, USA)にも研究拠点をお持ちで、この日は、ニューヨーク(午前7時~)、コペンハーゲン(午後1時~)、仙台(午後9時~)、の3か所をつないでのオンライン Zoom 講演会となりました。30 分の講演で 30 分の質疑応答でしたが、Nedergaard 先生にもご質問いただき、活発な議論ができました。新型コロナ禍で、オンラインでの交流には飽き飽きしていたところですが、このように論文発表からわずかの間に超速で講演を依頼できてしまうところは、やはり、オンライン化のおかげだと思います。

今回の論文は、筆頭著者の生駒葉子氏、大学院生の佐々木大地氏と私の3名のオール・超回路脳機能分野の論文となりました。今回、技術面においては、光ファイバーを使って脳内信号を読み取るファイバーフォトメトリーで誰しもが陥る罠に気がついて、これを論文化しました。原理的にはとても簡単な計算で、脳内の Ca2+, pH, 血流量の3つの重要なパラメーターを引き出すことができます。Hodgkin & Huxley が活動電位の波形から Na+, K+ のコンダクタンス変化の波形を引き出したのと似た過程であり、複雑な現象から要素波形を切り出すことこそが「生理学」が究極に目指すものだと考えています。最終的にひとつの数学的に美しい式で世界を表現することを目指すところは、物理学の考えに近いのかもしれません。気が付いてしまえば簡単な原理であるため、論文化を優先してきており、これまで口頭発表の形式は用意してきていませんでしたので、今回の講演では、スライドをいちから超特急で作る必要がありました。

University of Copenhagen の平瀬研 & Nedergaard 研は、間違いなく、今後も世界のグリア研究を牽引していく研究拠点のひとつなので、今回の論文に関する講演によって、当研究室との繋がりができたのは大変有難く思っています。


2022年12月02日 伊東

超回路脳機能分野 研究室訪問

京都大学大学院情報学研究科論理生命学分野
 伊東 諒 修士課程2年次
当研究室に2019年12月~2021年3月まで在籍してくれた伊東諒氏が久々に訪問してくれました。京都大学でも研究に励んでいるようで何よりです。ぜひ、将来は、再びコラボをすることにしましょう

参加者:伊東諒、松井広、生駒葉子、金谷哲平、荒木峻、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、道念佑樹、高橋佑輔(計12名;順不同、敬称略)

※ なお、本会は、新型コロナ対策の対策のため、国際的な標準に則りとかなんとか、デュアル換気がなんとか、アルコールがなんとか、手袋とマスクとフェイスシールドとかなんとか、N95準拠がなんとか、消毒がなんとか、対人距離がなんとか、飛沫がどうしたとか、エア仕切りがなんとか、検温とか、体調が悪い時はどうとか、撮影時のみなんとか、なお画像はCG加工のイメージとかなんとか。


2022年11月25日

オンライン記者会見
脳内環境を光ファイバーで読み出す

てんかん増悪にともなうグリア細胞の酸性化を解明
Optically Analyzing Local Brain Environment: Astrocytes' Acid Response in Epileptic Mice
筆頭著者の生駒葉子博士、大学院生の佐々木大地氏が共著者を務める論文が Brain 誌に掲載されました。Brain 誌は、1878 年創刊の由緒ある学術誌で、神経科学分野における基礎研究ならびに実践的な臨床論文がバランスよく盛り込まれています。その引用率は神経学雑誌の中でもきわめて高く、この分野の規範としての地位を確立しています(5 year IF = 16.173)。今回の論文では、当研究室所属のみのわずか 3 名の共著者論文となりました。本日が論文の embargo date でしたので、オンライン記者会見を開きました。前回の記者会見からわずか3週間でしたので、同じ記者の方にも参加してもらえました。本論文では、私が責任著者を務めますが、困難な実験の数々をこなし、本研究をリードしてくれたのは筆頭著者の生駒氏です。新型コロナ禍を含めて様々な厄災が降り注ぐ中、当研究室における光ファイバーフォトメトリー法の礎を築くのに貢献していただきました。

オンライン記者会見(20分解説-64倍速音声無)



オーサーズ・ディナー

参加者:生駒葉子、佐々木大地、松井広
※ 仙台市の飲食店舗の新型コロナ対策指針に従い、今回、発表された論文の著者限定でのお祝い会を開催しました。


2022年11月25日

公刊学術研究論文発表
脳内環境を光ファイバーで読み出す:てんかん増悪にともなうグリア細胞の酸性化を解明(Optically Analyzing Local Brain Environment: Astrocytes' Acid Response in Epileptic Mice)
Ikoma et al., Brain 2023 特設ページ

Ikoma Y, Sasaki D, Matsui K (2023) Local brain environment changes associated with epileptogenesis.
Brain, 146: 576-586.
DOI: https://doi.org/10.1093/brain/awac355
Altmetric score = 192 (current 2023.03.04)
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2022.11.25 Published Online
2022.11.25 Press Release
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2022.11.25 EurekAlert!

2022.11.25 日本経済新聞

2022.11.25 日本の研究.com

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2022.11.25 suckhoeblog
2022.11.25 The National Tribune
2022.11.25 X-mol
2022.11.26 河北新報

2022.11.26 journalbreak
2022.11.26 TodayUKNews
2022.11.26 Health Reporter
2022.11.26 Public News Time
2022.11.28 Science Daily
2022.11.28 Cure Epilepsy
2022.11.28 日刊工業新聞

2022.11.29 BioOptics World
2022.11.29 Verve Times
2022.11.29 News Azi
2022.11.29 Trendeepro
2022.12.02 日刊工業新聞
経営ひと言/東北大学・松井広教授「AI研究に一石」
2023.02.14 Printed in Volume 146, Issue 2


2022年11月17日 松井

14th Asian & Oceanian Epilepsy Congress (AOEC)

AOEC was held by the International League Against Epilepsy (ILAE) and the International Bureau for Epilepsy (IBE). Within this framework, a workshop was planned by the Asian Epilepsy Academy (ASEPA).


Thursday, November 17, 09:00 - 11:30 (UTC+8)
ASEPA Workshop: Basic and Translational Research in our Region
Chair: Terence O'Brien (Australia)
Chair: Akio Ikeda (Japan)
Invited speaker #5: Advanced imaging techniques to visualise the epileptogenic zone
Speaker: Ko Matsui (Japan)


2022年11月09日

片平キャンパス・樹齢200年

東北大学の片平キャンパスに生命科学研究科はあります。建物のすぐ隣に樹齢200年の見事な銀杏の木があり、毎年、素晴らしい紅葉が見られます。


2022年11月02日 松井

シナプスを食べて憶える 記者会見

グリア細胞による神経細胞の微細構造の貪食が記憶を支える
森澤陽介博士(研究時:超回路脳機能分野所属、日本学術振興会特別研究員PD)が筆頭著者を務める論文が Nature Neuroscience 誌に掲載されることになり、本日が embargo date でしたので、記者会見を開くことにしました。従来でしたら、大学内の講義室を使うところですが、今回は、Zoom オンラインでの会見となりました。19 名の共著者と 17 の研究室の協力を得て、本研究をまとめ上げることができました(当研究室所属の5名に下線)。私が責任著者を務めますが、本研究における困難な実験の数々をこなし、本研究をリードしてくれたのは、筆頭著者の森澤氏です。現在は、ニューヨークに研究留学中ですが、新型コロナ禍で、なかなか日本に一時帰国もできないなか、論文の最終投稿まで多大なエフォートを割いてもらいました。

オンライン記者会見(音声付18分解説)


グリア細胞による神経細胞の微細構造の貪食が記憶を支える
Nature Neuroscience 誌 11 月号 表紙採用
Morizawa et al., Nat Neurosci 2022 特設ページ


2022年11月01日

公刊学術研究論文発表

Morizawa YM, Matsumoto M, Nakashima Y, Endo N, Aida T, Ishikane H, Beppu K, Moritoh S, Inada H, Osumi N, Shigetomi E, Koizumi S, Yang G, Hirai H, Tanaka K, Tanaka KF, Ohno N, Fukazawa Y, Matsui K (2022) Synaptic pruning through glial synapse engulfment upon motor learning.
Nature Neuroscience, 25, 1458-1469.
DOI: https://doi.org/10.1038/s41593-022-01184-5
Altmetric score = 234 (current 2022.12.23)
23k Accesses
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2022.11.01 Published Online
2022.11.02 Press Release
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相田友海博士 Twitter
2022.11.02 EurekAlert!
2022.11.02 日本の研究.com
2022.11.02 日経新聞
2022.11.02 NeuroscienceNews.com
2022.11.02 Mirage News
2022.11.02 MedicalXpress
2022.11.02 ScienceDaily
2022.11.02 AlphaGalileo
2022.11.02 asiaresearchnews
2022.11.02 The National Tribune
2022.11.02 the Science Monitor
2022.11.02 VerveTimes
2022.11.02 Notícias & Artigos
2022.11.03 Swift Telecast
2022.11.03 Newsarchieve.com
2022.11.03 ZimFocus
2022.11.03 CasablancaOrchestra.com
2022.11.03 NewsFounded.com
2022.11.03 Knowledia
2022.11.04 Technology Networks
2022.11.05 researchnews.cc
2022.11.09 健康界
2022.11.09 日本経済新聞(記事)
2022.11.11 科学新聞(The Science News)

2022.11.25 JST Science Portal
2022.11.25 Yahoo!ニュース
2022.12.14 ABiS 成果情報
2022.12.14 日本神経科学学会 神経科学トピックス
2022.12.19 客観日本
2022.12.23 Science Japan
2023.04.03 esse-sense
2023.04.10 神経科学ニュース


2022年10月31日 安生

超回路脳機能分野★教科書輪読会

当研究室では、毎週月曜日に大学院生達による脳科学教科書の自主輪読会を実施しています。2020~2021年度にかけて、カンデル神経科学(Principles of Neural Science Fifth Edition)のほとんどをカバーしました。2022年度からは、スタンフォード神経生物学(Principles of Neurobiology)に代えて輪読会を続けています。基礎医学修練の学部3年次がいる間は、学部生にも担当してもらっており、今回は、安生温大さんによる紹介がありました。

※ 当研究室では、引き続き、新型コロナ対策の対策を継続しています。24ヶ月以内のサーモグラフィー・パルスオキシメーター検査、エタノール消毒、24時間デュアル換気装置稼働(昼間のみ)等の対策を行っています。本輪読会においては、アルコールは手指に留め、写真撮影時にはマスクを外しました。掲載画像はイメージです(CG加工済)


2022年10月29日~30日

秋の秋保・松井研超討論会

秋の休日、秋保・木の家において、(非公式)松井研の超討論会を開催しました(自主参加7名)。現地はちょうど紅葉の見ごろ。愛子の生協で購入した食材で、ロッジ前で高橋佑輔監修の芋煮と淺野雄輝考案の淺野鍋を創りました。木の家ロッジ村内の岩風呂温泉で、煙を洗い流し、深夜早朝にまで続く超討論会では、アーティストとしての才能が競われました。なお、超討論会開催にあたっては、木の家で設けている新型コロナウイルス感染症対策の指針に従いました
参加者(7名):
松井広、生駒葉子、荒木峻、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、高橋佑輔(順不同敬称略)


2022年10月20日 飛明日

Tobias Dancker 氏、修士号学位記授与

Tobias Dancker 氏は、Maastricht University と東北大学大学院医学系研究科との Double Degree Program を修了し、このたび、東北大学からの修士号の学位記が授与されました 。新型コロナ禍にあったため、学位記も郵送してお渡しすることになってしまいました。下記、ドイツでのグリア研究会で直接手渡しすれば良かったのかもしれません。無事、受領のご連絡をいただきました。


2022年10月12日~18日 松井、飛明日

Tobias Dancker 氏との感動の対面!

Maastricht University と東北大学大学院医学系研究科との Double Degree Program に参加してくれた Tobias Dancker さん。新型コロナ禍にあり、とうとう来日を果たすことはできませんでした。しかし、オンラインでの研究指導を重ねた結果、無事、東北大学からも修士号を授与することができました。その後、Tobias さんは、University of Saarland の博士課程に進学。現在、Marcel Lauterbach Lab に在籍しています。今回、University of Saarland の Frank Kirchhoff 先生主催のグリア研究会が開催されることになり、偶然にも Tobias さんとの初の感動の直接対面となりました。


2022年10月12日~18日 松井

International Conference
Heterogeneity of Glial Functions in Development and Disease
October 13-16, 2022 | Lecture Hall 1, Building 35 | Campus Homburg

Local Organizer
Frank Kirchhoff
CIPMM | University of Saarland | Homburg, Germany
Supported by
H2020 ITN EU-GliaPhD (Coordinator: Frank Kirchhoff)
DFG SPP 1757 (Coordinators: Christine R. Rose and Frank Kirchhoff)
In collaboration with
JSPS Core-to-Core Program (Coordinator: Hiroaki Wake)
French Glial Cell Club & GDR Program (Coordinator: Etienne Audinat)


Oct 14, 2022
11:30 - 12:00
Ko Matsui
Tohoku University, Japan
Glial control of learning and memory

前回、海外出張をしたのは、2019年3月の Gordon Research Conference(Ventura, CA, USA)でしたので、実に3年半ぶりの海外でした。この間、新型コロナ禍も含めて様々な厄災がありましたが、当時から現在、ラボメンバーもほぼ一新されて、この3年半は、外界からのノイズが遮断され、むしろ、当研究室にとって、貴重な incubation time となりました。この間、小野寺麻理子さん、金谷哲平さんの博士号取得、遠藤功望さん、古川孝太さん、山尾啓熙さん、Tobias Danckerさんの修士号取得が得られました。また、現在、当研究室所属の大学院生全員、日本学術振興会特別研究員等、何らかの奨学金を得られています。全員参加の学会発表もこなしてきました。これらの成果も着実に身を結んでおり、Onodera et al., J Neurosci 2021; Beppu et al., J Physiol 2021; Shimoda et al., Neurobio Dis 2022 等の業績が得られました。Embargo date がまだですが、この他、当研究室主導の 2 報の論文がまもなく公表されます(IF = 24.884, 16.173)。今回のドイツでのグリア研究会では、主に、金谷哲平さん、別府薫さん、森澤陽介さんの研究成果を発表してきました。いよいよ、3年半の時を経て、海外との扉が開いた今、研究室一丸となって、世界の科学・学界と競争し、協力し、人類の知の躍進に貢献する時期がやってきました。
Special website


2022年10月03日 松井

台大神經生物與認知科學研究中心17周年記念
「脳力全開 Brain power in full swing」

国立台湾大学の神經生物與認知科學研究中心(NTU Neuroscience Center)の17周年記念シンポジウムに、賴文崧教授(Wen-Sung Lai)に招聘されました。未だ残念ながら遠隔からのオンライン講義でしたが、脳神経システム分野の筒井健一郎教授とともに無事に講演をすることができました。

東北大学 大学院生命科学研究科
脳神経システム分野 筒井 健一郎 教授
Prefrontal cortex and its role in cognition and emotion

東北大学 大学院生命科学研究科
超回路脳機能分野 松井 広 教授
Parallel memory processing in the cerebellum


2022年09月30日 安生

ワンゲル安生

2022年度基礎医学修練で心身機能連関研究に奮闘中の安生温大。ギムナジウムで鍛えたサバイバル力で、今日も昼抜き7時間半の手術に挑みます。健全なる精神は健全なる身体に宿る。末梢からの遠隔マインドコントロールを狙うも、6,291,456ピクセル x 5 fpsのデータの深海にディープに埋もれています。


2022年09月27日 松井

カンデル神経科学 日本語第2版 完成!

東北大学・超回路脳機能分野の松井広教授が、第8章「イオンチャネル」を翻訳しました。「イオンチャネル研究は、電気生理学と分子生物学の究極の融合。目に見えない極小タンパク質のミリ秒単位のダイナミズムがありありとまぶたに浮かびます。Part IV の扉絵には、プラトンの洞窟が描かれています。最先端のサイエンスをもってしても、我々が観測できるのは、イデアの写し出す影絵に過ぎません。両立し得ないナノメートルとミリ秒の時空間解像度の観測。イオンチャネルの真理には、オシロスコープの先の想像力で到達できます(松井)。」

カンデル神経科学 日本語第2版
Principles of Neural Science Sixth Edition

東北大学・大学院生命科学研究科・超回路脳機能分野では、パッチクランプ電気生理学、オプトジェネティクス、ファイバーフォトメトリー等、カンデル神経科学でも取り上げられている多くの技術を用いて、イオンチャネルから動物行動まで幅広く研究を展開しています。


2022年09月22日 

Falling Walls Lab Sendai 2022 出場!

東北大学・超回路脳機能分野の博士課程2年次の譚婉琴さんが、Falling Walls Lab Sendai 2022 に出場しました(開催地:東北大学知のフォーラム)。2分30秒の英語プレゼンテーションのコンテストです。TEDのような形式で英語力と表現力を競いました。譚さんの演題名は "Breaking the walls of anxiety disorders"。オンラインで視聴できます!


2022年08月28日 松井

NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」
"天才"ひらめきのミステリー
NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」"天才"ひらめきのミステリー(オリジナル放映日:2021.06.03)の再放映があります。生命科学研究科・超回路脳機能分野の松井広教授が出演しています。約1年前の放送でしたが、好評につき、再放送されることになりました。


NHK BSプレミアム 再放送
2022年8月28日(日)01:47~02:46(深夜 60分)
再放送スケジュール表
エピソード紹介
松井研究室特設ページ

超回路脳機能分野の松井広教授は、専門の脳科学の観点から、特に、脳内の神経細胞とは異なるグリア細胞の役割について解説します。グリア細胞とは、グルー、すなわち、ノリという単語にその名を由来します。従来は、脳のなかで神経細胞と神経細胞の間の隙間を埋めるだけの存在と考えられてきました。しかし、松井教授らの研究によって、グリア細胞は神経活動に応答し、グリアから神経へ信号が伝わることが明らかになってきました。グリア細胞は、神経回路とは異なった形で、脳内情報処理に関わっている可能性が挙げられています。まさに、異なる性質の情報を「グルー」のように結びつけ、新たな発想やひらめきを生み出す源泉に、グリアの働きはあるのかもしれません。


2022年08月22日

祝!新メンバー
東北大学医学部医学科3年次 安生温大

東北大学医学部医学科における基礎医学修練生として、安生温大さんにご参画いただきました。2022年12月までの間の4ヶ月間、基礎からの脳科学研究アプローチにじっくりと取り組みます。生体内マウス脳からの電気生理学記録・光生理学記録から、心と身体を結ぶ心身機能連関を明らかにすることに取り組みます。

2022年08月18日 松井

共著論文発表。

Yu Z, Sakai M, Fukushima H, Ono C, Kikuchi Y, Koyama R, Matsui K, Furuyashiki T, Kida S, Tomita H (2022) Contextual fear conditioning regulates synapse-related gene transcription in mouse microglia.
Brain Research Bulletin, 189, 57-68.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.brainresbull.2022.08.017


2022年07月28日

別府薫さん J Physiol 誌 Early Investigator Prize 受賞

2021年、当研究室から J Physiol 誌に下記論文を掲載しましたが、この論文に関して、第一著者の別府薫さんが、2021年の The Journal of Physiology 誌 Early Investigator Prize に選抜されました(Web記事)。別府さんは、当時、当研究室で学振PD研究員を務めていました。おめでとうございます。The Journal of Physiology is pleased to offer prizes to early investigators. This initiative is designed to reward early career authors who publish outstanding research papers in The Journal.
掲載論文:
Beppu K, Kubo N, Matsui K* (2021)
Glial amplification of synaptic signals.
Journal of Physiology, 599: 2085-2102.
DOI: https://doi.org/10.1113/JP280857


2022年07月25日 飛明日

Tobias Aaron Dancker 氏の修士論文審査会

"Correlation methods for mass spectrometry and immuno-fluorescence imaging(質量分析と免疫蛍光イメージングの相関法)"
Maastricht UniversityTohoku University との Double Degree Program (DDP) を修了するにあたり、東北大学大学院医学系研究科での修士論文審査会を開催しました。Tobias 氏の場合、COVID-19にともなう日本の国境閉鎖の時期と重なってしまったため、遂には入国することができずに DDP 期間が終了してしまいました。それでも、2週間に一度のオンライン・ミーティングを10ヶ月に渡り松井教授と重ねて、ヒト脳組織標本を使って、質量分析イメージングと免疫蛍光イメージング方法を開発しました。修士論文審査は、主査:松井広教授(超回路脳機能分野)、副査:五十嵐和彦教授(生物化学分野)が務め、DDP 統括として、大隅典子教授(発生発達神経科学分野)にご参加いただきました。


2022年07月07日 松井

東北大学 全学教育科目「生命科学A(非生物系)」
第12回「エネルギー生産(ミトコンドリアと葉緑体)」

非生物系の学部学生を対象とした、生命科学Aのうち、第12回「エネルギー生産(ミトコンドリアと葉緑体)」の講義を担当しました。脳は2%の重さしかありませんが、全身のエネルギーの20%を消費していると言われています。生命エネルギーの源は太陽であり、生命はそのエネルギーを使い、熱力学第二法則(エントロピー増大の法則)に抗して秩序を創りあげています。生命の向かう究極の目的は、太陽エネルギーを物質から情報に載せ換えて、知の遺産を築き上げることにあるのかもしれません。


2022年07月05日 カエル

あくびしました。


2022年07月05日

廣井昇先生研究室訪問
東北大学の Neuro Global Program の一環として、University of Texas Health Science Center at San Antonio の廣井昇先生をお招きしております。この日は、廣井先生には、当研究室に訪問していただき、研究についてのディスカッションをする機会を得ました。セミナーの案内はこちらです(7月15日予定)。


2022年07月04日

五十嵐啓先生の研究室訪問
東北大学の Neuro Global Program の一環として、University of California, Irvine の五十嵐啓先生をお招きしました。この日は、五十嵐先生には、当研究室に訪問していただき、研究についてのディスカッションをする機会を得ました。セミナーの案内はこちらです(7月4日実施)。


2022年07月04日

HHUD の Dr. Jan Meyer 研究室訪問

Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf の Jan Meyer さんに3年半ぶりに研究室に訪問してもらいました。2019年2月、当時は、Christine R. Rose 研究室の大学院生でしたが、現在は、ポスドク研究員に昇進したとのことでした。大学院生在籍時は、Young Glia プロジェクトに参画し、Neuro Global Project の一環として、小野寺麻理子氏と一緒に国際共同研究を実施しました


2022年06月30日~07月03日

第45回 日本神経科学大会@沖縄

今年の日本神経科学大会(NEURO2022)は、かなりの現地参加が得られたようでした。超回路脳機能分野からは、淺野雄輝氏と道念佑樹氏の2名が現地でポスター発表を行いました

Poster Presentations

  • 2022.06.30
    Asano Y, Matsui K* (2022) The role of cerebellar glial activity in aggressive behavior. The Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, Okinawa, Japan.


  • 2022.07.02
    Donen Y, Matsui K* (2022) Basic properties of cortical wave of neuronal signals are governed by the state of the brain. The Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, Okinawa, Japan.



2022年06月30日 伊東


2019年12月~2021年3月まで、当研究室に所属し、その後、京都大学大学院情報学研究科論理生命学分野(指導教官:石井信)の修士課程に進学した伊東諒さんが NEURO2022@沖縄に参加し、偶然、当研究室の淺野雄輝さんと道念佑樹さんと出会いました。一期一会は本当に面白いものです。


2022年06月17日 高橋y

ゆ~すけの python 入門初級編

修士課程1年次の高橋佑輔さんに python を教えていただきました。anaconda のインストールから始まって、時系列データをフーリエ変換し、スペクトラム表示をした後、特定の周波数の時間変化を表示する方法を教えてもらいました。初めての情報系の素人質問に、根気よく付き合ってもらいました。伊東諒さんから始まり、山尾啓熙さんのデータ科学採用、淺野雄輝さんの参画も経て、当研究室での情報処理がますます充実してきました


2022年06月16日 松井

東北大学 大学院薬学研究科 薬理学分野佐々木拓哉教授に研究室訪問していただきました。生理学研究所の重本隆一教授研究室に松井が助教として在籍していた折、佐々木拓哉さんには、学振 PD として、研究に参画してもらいました。グリア細胞のオプトジェネティクスを用いた最初の記念すべき論文3報(Tanaka et al., Cell Rep 2012; Sasaki et al., PNAS 2012; Beppu et al., Neuron 2014)に参画していただきました。佐々木さんは、2021年7月より、若くして東北大学大学院薬学研究科の教授としてご栄転され、新たなラボの稼働を始め、既にフル運転しています。本日は、アングルカッターを使いに、当研究室を訪問していただきました。やはり、ラボ作りの基本は、アングルでの棚作製ですね。


2022年05月XX日 淺野

淺野氏のケーキタワーに魅せられました。

淺野雄輝さんのお誕生日をお祝いして、ご実家からケーキを送っていただきました。複雑な取扱説明書付きでみんなで一緒に組み立てました。ちょうど人数分×2個くらいでジェンガもしっかり楽しめました


2022年05月30日 金谷

とてもおめでたい誕生日会となりました。

※ なお、本会においては、24ヶ月以内の事前のサーモグラフィー・パルスオキシメーターによる徹底検査、エタノールによる手指の消毒、24時間デュアル換気装置稼働(昼間のみ)等の対策を行いました。さらなる感染症対策の対策のため、外食・アルコールは自粛し、室内で大部分の時間は閉口しながらの会食となりました。写真撮影時・飲食時のみマスクを外して、最新の完全透明気体の流動マスクに付け替えました。掲載画像はイメージです(CG加工済;時空間に歪みの可能性あり)


2022年05月26日 松井

松井 広(2022)
グリア・オプトジェネティクスで解き明かす学習記憶の成立条件
特集1.神経炎症を見る,制御するグリアテクノロジー
日本認知症学会誌, 36: 213-223.

Ko Matsui (2022)
Role of astrocytes in memory function.
Dementia Japan, 36: 213-223.


2022年05月16日 カエル

ゲコゲコの準備を始めました。


2022年05月13日 カエル

出世しています。

うちの新ラボメンバーは無事に出世しています。


2022年05月11日 NHK 再放送

NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」
"天才" ひらめきのミステリー
松井広教授の出演回の再放送がありました。

1992年入学 東京大学理科II類7組 の同級生の荒木潤さんがテレビで見かけてくれて、facebookに記事をアップロードしてくれました。ところが、荒木さんのコメント文が facebook 翻訳にかかると大変なことに (^_^)
A friend of mine from the University freshman year kindly posted a facebook note introducing me appearing on a NHK TV program explaining about the role of glial cells in the brain. However, my friend's comment "I'm glad everyone's getting promoted." in Japanese was translated into a very unintended phrase in English by the automatic facebook translater :)


2021年05月07日・14日

東北大学 生命科学研究科・大学院説明会
オンデマンド分野紹介動画公開



2022年05月06日 カエル

祝!新メンバー
与兵衛沼おたまじゃくし(ヒキガエル)6匹
おそらくヒキガエルになる可能性の高いおたまじゃくし6匹にラボメンバーに加わってもらいました。両生類と哺乳類の共生 SDGs にチャレンジします。無事に後脚も生えてきました。これからアポトーシスが始まります。


2022年04月13日

動植物共生環境 SDGs プロジェクト
夜間植物観賞による記憶干渉作用の検証試験

新型コロナウイルス感染症対策の対策のため、学内での座込・飲食は回避し、完全無仕切り、抜群の換気、半径20 m以内の局所平均人口密度を極力減らした条件のもとで、夜間植物観賞による記憶干渉作用の検証試験を実施しました。予備試行の結果、足元が不安定であることが判明したため、本試験は来年度まで延期とすることにしました


2022年04月11日

2022年度始動・お花見(立ち見)

今年は少し遅めの桜でしたが、週末の2日間だけで満開になりました。さっそくラボメンバーとお昼ついでにお花見に行ってきました。本学の方針にしたがい、座込・飲食はせずに、足早に通り過ぎる形でのお花見としました。なお、画像は BI による CG 加工を施したイメージです。新型コロナウイルス感染症対策の対策のため、撮影時のみ瞬時にマスクを外して無呼吸/低酸素状態を保ちました

参加者(8名):
松井広、生駒葉子、金谷哲平、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、道念佑樹
残念ながら不参加(7名):
荒木峻、山尾啓熙、団歌跳明日、高橋佑輔、大西一ノ介、井樋慶一、畠山由紀子
(順不同敬称略)

超回路脳機能分野は、2022年度は、以上、合わせて 15 名の研究室を運営してまいります。

2022年04月07日 高橋y

手術訓練講習会

工学部出身の高橋佑輔氏による初めての動物手術訓練。工学部ならではのハンダ付け技術が光りました。学部4年次のうちから、動物実験教育訓練講習、遺伝子組換え実験講習会を受講し、各研究計画書に実験実施者として承認されていたので、修士課程進学早々の4月から実験に参加してもらえることになりました。


2022年04月04日 大西

東北大学医学部医学科・大西一ノ介氏/未承認学位授与

東北大学医学部医学科の3年次・基礎医学修練を大西一ノ介氏は無事に修了致しました。大西氏の基礎医学修練・基礎医学修練発表会・日本生理学会大会発表等の実績を検討し、研究室員による厳正なる審査の末、全員一致で、超回路脳機能分野による東北大学非公認・特設証書を授与することが決定しました。大西氏による2021年8月から2022年3月までの8ヶ月間の研究成果を称し、Disciple of Brain Science(DBS)の未承認学位を松井広教授から個人的に表彰致しました。なお、大西氏は、2022年04月より、医学部医学科4年次に進学しましたが、引き続き、講義の合間に当研究室での自主研究活動を継続する予定です
※画像はイメージです。なお、新型コロナウイルス感染症対策対策のため、撮影時のみ瞬時にマスクを外して無呼吸/低酸素状態を保っています。


2022年04月01日 金谷

国際共同大学院プログラム Neuro Global 修了生からのメッセージ

医学系研究科からの第1期修了生:金谷哲平
メッセージ英語版日本語版
超回路脳機能分野から2人目の NGP 修了生が出ました。昨年度は、生命科学研究科の枠組みから小野寺麻理子博士(メッセージ)が修了し、今年は、医学系研究科から金谷哲平博士(メッセージ)が修了しました。生命/医学のどちらの研究科の枠組みからも、当研究室から一番乗りで NGP の成果を出すことができました。


2022年04月01日 金谷淺野佐々木

祝!日本学術振興会特別研究員 継続/採択

金谷哲平
  2021~2022年度
  日本学術振興会特別研究員(DC2/PD拡張)
  メタ可塑性の神経基盤解明と慢性期リハビリへの応用。
淺野雄輝
  2022~2023年度
  日本学術振興会特別研究員(DC2)
  社会の“絆”を生み出す小脳グリア機能の解明。
佐々木大地
  2022~2023年度
  日本学術振興会特別研究員(DC2)
  脳梗塞時に発揮される超可塑性メカニズムのリハビリ応用。


2022年04月01日 古川山尾

祝!次世代研究者挑戦的研究プログラム 採択
東北大学高等大学院博士後期課程学生挑戦的研究支援プロジェクト

譚婉琴
  2022~2023年度 採択
  次世代研究者挑戦的研究プログラム
  (+学際高等研究教育院・博士研究教育院生)
  不安と気持ちのグリア光制御
古川孝太
  2022~2024年度 採択
  次世代研究者挑戦的研究プログラム
  (+未来型医療創造卓越大学院プログラム)
  生体代謝エネルギー分子動態と脳内情報処理機構の連関
山尾啓熙
  2022~2024年度 採択
  次世代研究者挑戦的研究プログラム
  (+国際共同大学院 Neuro Global Program)
  (+国際共同大学院 データ科学)
  記憶形成のグリアスイッチ


2022年04月01日 荒木

祝!武田科学振興財団医学部博士課程奨学助成 継続採択

荒木峻
  2020~2021年度 採択
  2022~2023年度 継続
  低侵襲脳刺激による脳内メタ可塑性操作と病態制御応用

2022年03月28日

超回路脳機能分野・工作実習

アングルによる棚作りと換気扇作りは、松井研における基本技術であり、全ての実験系の根底をなします。将来的に研究室を主宰できる人材を育成するため、本日もアングラーとドリラー認定1級に挑戦しています


2022年03月28日

超回路脳機能分野・恒例・修了ポーズ

今年の3月25日の東北大学学授与式の際には、恒例・修了ポーズを撮り忘れてしまいましたので、改めて、片平キャンパス正門前に集合して写真撮影しました
※画像はイメージです。なお、新型コロナウイルス感染症対策対策のため、撮影時のみ瞬時にマスクを外して無呼吸/低酸素状態を保っています。


2022年03月25日 高橋y

東北大学工学部電気情報物理工学科・高橋佑輔氏/未承認学位授与

東北大学工学部電気情報物理工学科卒業(3/25)の高橋佑輔氏による卒業論文研究に関して、研究室員による厳正なる審査の末、全員一致で、超回路脳機能分野による東北大学非公認・特設証書を授与することが決定しました。高橋氏による2021年4月から2022年3月までの12ヶ月間の研究成果を称し、Disciple of Brain Science(DBS)の未承認学位を松井広教授から個人的に表彰致しました。なお、高橋佑輔氏は、2022年04月より、東北大学大学院情報科学研究科生命情報システム科学分野に進学しますが、引き続き、当研究室では研究指導委託を受け、高橋氏の研究の発展をサポートしていくことを予定しています
※画像はイメージです。なお、新型コロナウイルス感染症対策対策のため、撮影時のみ瞬時にマスクを外して無呼吸/低酸素状態を保っています。


2022年03月25日 金谷古川山尾

学位授与
超回路脳機能分野・金谷哲平氏 - 博士(医学)
超回路脳機能分野・古川孝太氏 - 修士(生命科学)
超回路脳機能分野・山尾啓熙氏 - 修士(生命科学)

東北大学大学院医学系研究科において、博士号 PhD の学位が金谷哲平氏に授与されました。本学位記には、国際共同大学院 Neuro Global の修了も記載されており、金谷氏は、医学系研究科の学生として初の修了生となりました。超回路脳機能分野特設の非公式 sPhD も合わせて、ここに、スーパードクター哲平が誕生しました。金谷氏は引き続き、2022年度も、日本学術振興会特別研究員(DC2/PD拡張)として当研究室に在籍します。生命科学研究科からは、古川孝太氏と山尾啓熙氏に修士号の学位が授与されました(+超回路脳機能分野特設の非公式 sMLS; Super Master of Life Sciences)。両名ともにこのまま博士課程に進学し、古川氏は未来型医療創造卓越大学院プログラム、山尾氏は国際共同大学院 Neuro Global、データ科学のダブル専攻として、当研究室での研究を発展させていく予定です
※画像はイメージです。なお、新型コロナウイルス感染症対策対策のため、撮影時のみ瞬時にマスクを外して無呼吸/低酸素状態を保っています。


2022年03月16日~18日

第99回 日本生理学会大会@仙台

超回路脳機能分野からは全メンバー参加、2件のシンポジウム発表(ともに大学院生が筆頭著者)、5件のポスター発表を実施しました。また、基礎医学修練生の医学部医学科3年次の大西一ノ介氏もポスター発表を致しました。新型コロナ禍も2年目を終えようとしていますが、この期間、むしろ当研究室では実り多い研究の推進、学生教育の充実が得られ、居心地の良い教室運営が実現できました。

Invited Symposium

  • SY06-02
    Sasaki D, Kanaya T, Matsui K* (2022) Extreme adaptation and glial meta-plasticity control. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Sendai, Japan.


  • PS13-02
    Kanaya T, Matsui K* (2022) Astrocytic regulation of homeostatic learning. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Sendai, Japan.

Poster Presentations
  • 2P04-09
    Tan W, Matsui K* (2022) Astrocytic control of anxiety. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Sendai, Japan.
  • 2P04-10
    Ikoma Y, Sasaki D, Matsui K* (2022) Plasticity of brain environment during development of epilepsy. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Sendai, Japan.
  • 2P09-07
    Donen Y, Matsui K* (2022) Brain state effects on cortical signal transmission. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Sendai, Japan.
  • 2P09-09
    Furukawa K, Matsui K* (2022) Changes in ATP energy dynamics in the brain. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Sendai, Japan.
  • 3P11-06
    Onishi I, Araki S, Matsui K* (2022) Glial origin of epilepsy. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Sendai, Japan.


2022年03月07日

第99回 日本生理学会大会@仙台
ポスター発表のスライド提出締切日
本年度の日本生理学会大会はハイブリッド開催であるものの、ポスター発表については、全てオンラインでの掲示となりました。ポスター発表とはいえ、実際には PowerPoint 資料に音声を吹き込んだものを5分間程度で流す形式になります。今年は、学会日程の直前の提出で済みましたが、それでも早い時点での提出でしたので、発表スライドと音声吹込みを用意するのがギリギリになってしました。当研究室からは5件のポスター発表がありますので、当日は、研究室員の成果をご覧いただき、ご質問等を掲示していただけると励みになりますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。


2022年03月04日 松井

立命館大学システム視覚科学研究センターセミナー(小池千恵子主催)
招待講演
「心身機能連関のインターフェースを担うグリア細胞」(60+30分)
前回、立命館のセミナーにご招待いただいたのは2014年12月17日でしたので、久々の登壇となりました。今回のセミナーでは、現在、立命館大学で招聘教授を勤め、東京大学文学部心理学科での私の指導教員を務めていただいた、恩師・立花政夫先生に演者紹介をいただき、司会進行をお引き受けいただきました。予定の30分を越えて、一時間近く、立命館の皆様と質疑応答と議論をさせていただきました。セミナーには、小池千恵子さんに加え、さきがけ「生命システム」でご一緒いただいた白壁恭子さん、木津川尚史さんともお話しすることができました。多くの知り合いの先生が立命館大学に集っており、研究と教育に勢いを感じました。オンラインであったものの、本当に久々に楽しく熱のこもった議論ができました。


2022年03月04日 高橋y

東北大学工学部電気情報物理工学科
バイオモデリング論分野(中尾光之教授研究室)
卒業研究発表 B4 高橋佑輔
「脳内光学・電気計測による心身機能連関解析」
本研究においては、東北大学大学院生命科学研究科超回路脳機能分野の松井広の指導のもと、当研究室の生駒葉子の実施した動物実験と取得データを活用し、高橋佑輔が数理的な解析を進めて論文を完成させました。東北大学工学部電気情報物理工学科バイオモデリング論分野の中尾光之教授には、本卒業研究における解析や論文作成の全般に渡ってご指導いただきました。なお、本論文に掲載されたデータをもとに、公刊学術論文への投稿を準備中であるため、本卒論内容については、2022年3月現在から公刊学術論文掲載に至るまで、関係者以外には非公表のものとします。


2022年02月21日

素敵☆ディスカッション

やっぱりステーキ 仙台一番町店


2022年02月14日-25日

国際共同大学院プログラム Neuro Global Program (NGP)

アカデミック英語集中講義 特設サイト

以下の2名を英国 Leicester 大学から講師として招いて開催しました。残念ながら、2年連続で本年もオンライン開催となりました。
講師:
Dan Jones, Leicester 大学
Lee Fairclough, Leicester 大学
学内授業担当教員:
松井広(NGP英語担当)


2022年02月06日

救急レスキュー体験実習  .


2022年02月01日 山尾古川

令和3年度 東北大学大学院生命科学研究科 修士論文最終試験
山尾啓熙
「アストロサイトによる記憶形成の運命決定機構の検証」

令和3年度 東北大学大学院生命科学研究科 修士論文最終試験
古川孝太
「脳神経ATPエネルギー動態の病態変化」

超回路脳機能分野の山尾啓熙さん、古川孝太さんの東北大学大学院生命科学研究科修士論文最終試験がオンライン実施されました。今年は、新型コロナ禍の影響で、急遽、完全オンライン審査になりました。試験日当日の最終時間帯に二人続けての発表でしたので、少し余裕を持って実施できました。国際共同大学院プログラム「データ科学」「Neuro Global Program」、未来型医療創造卓越大学院プログラムのそれぞれの特徴を取り入れた修士課程とすることができました。


2022年01月24日 金谷

令和3年度 東北大学大学院医学系研究科 博士論文最終試験
金谷哲平

当研究室の金谷哲平さんの博士論文最終試験がオンライン実施されました。東北大学大学院医学系研究科の内部審査委員として、松井広教授(主査)、虫明元教授(副査第一)、福土審教授(副査第二)が務め、国際共同大学院プログラム Neuro Global Program の学内審査員として、大隅典子教授、筒井健一郎教授、海外審査委員として、Prof. Dr. Frank Kirchhoff(University of Saarland)、Prof. Dr. Wen-sung Lai(National Taiwan University)が務めました


2022年01月14日

禊サーロイン

肉のいとう(かたい信用やわらかい肉)


2021年12月24日

公刊学術研究論文発表

Shimoda Y, Beppu K, Ikoma Y, Morizawa YM, Zuguchi S, Hino U, Yano R, Sugiura Y, Moritoh S, Fukazawa Y, Suematsu M, Mushiake H, Nakasato N, Iwasaki M, Tanaka KF, Tominaga T, Matsui K* (2022) Optogenetic stimulus-triggered acquisition of seizure resistance.
Neurobiology of Disease, 163: 105602.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.nbd.2021.105602

PlumX Metrics
2021.12.24 Available Online
2022.01.13 Press Release

東北大学 本部
 ・プレスリリース
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 ・facebook-J
東北大学 大学院生命科学研究科
 ・プレスリリース
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東北大学 大学院医学系研究科
 ・プレスリリース
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2022.01.13 日本の研究.com
2022.01.13 日本経済新聞

2022.01.17 Press Release English

東北大学 本部
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東北大学 大学院生命科学研究科
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東北大学 大学院医学系科学研究科
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2022.01.17 EurekAlert!
2022.01.17 AlphaGalileo
2022.01.17 MedicalXpress
2022.01.17 Neuroscience News.com
2022.01.17 Mirage News
2022.01.17 The National Tribune
2022.01.18 ScienceDaily
2022.01.18 Cure Epilepsy
2022.01.19 World Health.net
2022.01.19 Sciences Cafe
2022.01.22 Ability Today
2022.01.24 NRTimes
2022.02.01 Published


2021年12月23日~24日 大西

令和3年度 基礎医学修練発表会
「てんかんグリア起源説の検証」
演者:大西一ノ介
配属先:超回路脳機能分野
指導教員:松井 広 教授
令和3年度の基礎医学修練発表会では、当研究室から大西一ノ介氏の発表がありました。東北大学医学部医学科卒業の先輩・荒木峻氏(医学系研究科・医学履修課程2年次)とともに、てんかん研究の新しい境地を切り拓くのに挑戦しました。

祝!優秀発表賞 金賞 受賞!!


2021年12月17日~18日 松井

第3回 グリアデコード領域会議
学術変革領域研究(A)
「グリアデコーディング:脳-身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解」

計画班A01 グリア・神経ネットワークの統合による脳機能発現
田中謙二班/研究分担者:松井広
東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野
「グリア・神経ネットワークの統合による脳内エネルギー代謝機構」
会場:慶應義塾大学三田キャンパス北館大会議室


2021年12月13日~14日 松井

第7回 脳情報動態領域会議
新学術領域研究
「脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理」

公募班員 研究項目A01 脳情報解読
研究代表者:松井広
東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野
「脳梗塞時に発生する脳回路ダイナミズムの解明と記憶増強への応用」
オンライン/ハイブリッド オンサイト会場:東京国際フォーラム


2021年12月13日

デザート・ディスカッション

文化横丁


2021年12月**日

松井広教授お誕生日お祝い会

松井教授のお誕生日お祝い会を実施していただきました。今年も、さらに多くのラボメンバーを迎えることができ、全ラボメンバーでの学会/研究会発表も実施でき、全学生の日本学術振興会特別研究員等(国際共同大学院プログラム Neuro Global、Data Science、未来型医療創造卓越大学院プログラム、学際高等研究教育院 博士研究教育院、挑戦的研究支援プロジェクト、武田科学振興財団 医学部博士課程奨学助成等)何らかの奨学金獲得も果たしました。今年はさらに当研究室発の2つの主要な論文を発表することもできました(Onodera et al., J Neurosci, 2021; Beppu et al., J Physiol, 2021)。この2年で、先端研究を担うだけでなく、教育機関としての基盤を整えることができました
参加者:松井広、生駒葉子、金谷哲平、荒木峻、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、大西一ノ介(計10名;順不同、敬称略)


2021年12月09日 大西

レアメタル大西

2021年度基礎医学修練でてんかんの基礎研究に奮闘中の大西一ノ介。小脇に抱えたキーボードで、レアメタルの響きを奏でます。マウスの手術、脳波記録、脳内ファイバーフォトメトリー記録の奥義を修得し、マトちゃんを使ったディープな解析に挑戦します。


2021年12月08日

ランチ・ディスカッション

会場:源吾茶屋


2021年12月07日

ランチ・ディスカッション

会場:本格酒処シマウマ酒店


2021年11月30日

ランチ・ディスカッション

会場:銀乃


2021年11月20日 松井

越異分野学会2021
越異分野学会は、科学の素養を共有する「仲間」がT字型交流を行い、我が国の科学・技術・政治・産業の風通しを良くすることをミッションにしています。今回、第1回の会合を東京でオンサイト開催し、全国からのオンライン参加も得たハイブリッド大会を開催することに成功しました。

2021年11月16日 松井

未来型医療創造卓越大学院プログラム
第3回 ファシリテーター教員事例発表会
グループE「グループコーチングと他の学生支援の比較」
第III期Eグループ主担当:松井 広


2021年11月11日

東北大学理学部生物学科1年次3名
東北大学 超回路脳機能分野 研究室見学
当研究室は大学院生命科学研究科に所属しており、当研究科には特定の学部は附属していません。多くの教員はいずれかの学部と兼担をしているのですが、私の場合は、医学部との兼担であり、理学部生物学科とのつながりはありません。したがって、これまで、東北大学の理学部からの進学者はあまりいませんでした。とはいえ、希望者がいれば、研究指導委託のような形で卒業研究を引き受けることはできますし、その後、当研究室に大学院進学するのも可能です。当研究室の存在と研究内容は、これまで、理学部生物学科の学生さんにはあまり知られていなかったようですが、今回、NHK「ヒューマニエンス」"天才"ひらめきのミステリーを観て、興味を持って3名に見学をしに来てもらいました。過去には理学部物理学科の学生に動物ケアスタッフとしてアルバイトに来てもらったこともあり、何らかの形で学部のうちから研究に関わることはできると思います。学部1年次は、世の中広く見晴らして、教養と見識を深める時期だとは思いますが、脳科学研究に強い魅力を感じているなら、今からでも飛び込んでみるのも悪くないかもしれません。


2021年11月10日

「波形解析検討会」
東北大学 超回路脳機能分野内
松井研参加者:松井広生駒葉子高橋佑輔荒木峻
盛田研参加者:盛田伸一
今回も、盛田伸一先生(東北大学理学部化学科分析化学・准教授)にお越しいただき、時系列多次元データの数理解析について、見解を伺うことができました。主に、生駒取得データを高橋数理解析する方法について、様々なアイディアを交換することができました。また、荒木氏のデータ解析についても行き詰っているところに関して、打開策を提案していただくこともできました。今後も、盛田先生の独自の視点を活用させていただき、私たちの生理学データを読み解くことに挑戦していきたいと思います。... this is the beginning of a beautiful friendship (Casabranca, 1942) とならんことを祈念しております。


2021年11月01日 佐々木淺野

祝!採択
東北大学高等大学院博士後期課程学生挑戦的研究支援プロジェクト
博士課程(生命)2年次・佐々木大地
東北大学高等大学院博士後期課程学生挑戦的研究支援プロジェクト
博士課程(生命)1年次・淺野雄輝

2021年11月01日 高橋y

祝!新メンバー
東北大学工学部電気情報物理工学科4年
高橋佑輔
  大学院情報科学研究科 バイオモデリング論分野(中尾光之研究室)現所属
  大学院情報科学研究科 生命情報システム科学分野(木下賢吾研究室)進学予定
  当研究室への研究指導委託

2021年10月24日 松井

第25回日本心療内科学会学術大会

心療内科学会ーニューログローバル合同シンポジウム
神経系の最新研究が未来の心の診療に及ぼすインパクト
座長:大隅 典子(東北大学大学院医学系研究科発生発達神経科学分野)
   浅川 明弘(鹿児島大学大学院心身内科学分野)
招待講演
松井 広「心身連関の仲介する脳内グリア機能の計測と操作」第25回日本心療内科学会学術大会, 東北大学(オンライン開催), 2021年10月24日


2021年10月23日 生駒

第74回日本自律神経学会総会

口頭発表
生駒 葉子, 荒木 峻, 古川 孝太, 松井 広*「迷走神経刺激による中枢脳内環境制御」第74回日本自律神経学会総会, オンライン開催, 2021年10月23日


2021年10月22日 高橋y

東北大学 工学部 電気情報物理工学科 通信工学コース
中尾光之研究室 所属
高橋佑輔(B4)/木下賢吾教授 打ち合わせ
高橋氏は当研究室において得られたマウス生理学データを活用した数理解析を展開し、卒業研究を実施しています。学部卒業後は、東北大学大学院情報科学研究科の木下賢吾教授の研究室に進学します。進学後も当研究室での実験と解析を継続することを予定しており、データ科学と実験生物学の両方を扱える人材としての将来が期待されます。今回、進学予定先の木下教授に片平キャンパスの当研究室にお越しいただき、今後の異分野連携と大学院教育について話し合う機会を得ました。


2021年10月20日

仙台:「第3回 中野純 陶芸展 古代憧憬」

藤崎本館6階美術ギャラリーで開催された中野純氏の陶芸展にラボメンバーと一緒に見学をしに行きました。中野純氏は、田中謙二先生の高校での同級生と伺っていたのですが、私の大学での先輩でもあることが分かりました。特徴的な薄青緑を出す釉薬は、田中謙二ラボのトップページにも飾られています。私は、中野氏の近年の試みである樹皮を型にした枝皿をデスクに飾ることにしました。
参加者:荒木峻、生駒葉子、松井広、佐々木大地、金谷哲平(順不同敬称略)


2021年10月15日

「深層学習の応用と基礎の研究会」
東北大学 片平キャンパス 生命科学プロジェクト棟
超回路脳機能分野内
松井研参加者:松井広淺野雄輝(D1)高橋佑輔(B4)
盛田研参加者:盛田伸一、余華(M2)、王梓騰(M2)
今回は、バイオ・ラマンイメージングをご専門とされる盛田伸一先生(東北大学理学部化学科分析化学・准教授)と理学部の学生2名と一緒に深層学習の応用と理論について議論しました。まずは、当研究室の淺野氏にDeepLabCutの使い方の実際を紹介してもらいました。また、高橋氏には、深層学習の理論などを分かりやすく解説してもらいました。高橋氏は、東北大学 工学部 電気情報物理工学科 通信工学コース(中尾光之研究室)の所属であり、当研究室において卒論研究を実施し、当研究室・生駒葉子氏の取得したマウス生理学データを活用し、様々な数理解析を展開しております。今回、盛田先生には松井研における数理解析についてのアドバイスをいただくことも目的としました。


2021年10月01日 松井

東北大学チャットボットキャラクター落選作品「はぎちゃん」

松井広教授の応募作品。残念ながら、事前選考の段階で落選してしまいました。オリジナルの東北大学ロゴからのインスパイアが不味かったのかもしれません。GIF アニメなので、再読み込みしてお楽しみください。

2021年10月01日

祝!新メンバー
東北大学-Maastricht Univ Double Degree Program
修士課程(医学)2年次 Tobias Dancker
東北大学大学院医学系研究科と Maastricht University との間では、Double Degree Program(修士課程)を提携しています。修士課程2年間のうちの半分を東北大学で過ごして研究に専念し、双方からの修士号を得ることができます。当研究室は、2021年10月より、Biomedical Imaging に取り組んでいる Tobias Dancker(団歌 飛明日)さんを受け入れることになりました。ただ残念ながら新型コロナ禍にあり、現在、日本では留学生の受け入れを全面ストップしており、EU としても日本を安全渡航先のリストから外しています。オリンピック・パラリンピックの運動選手らを受け入れてきたわけですから、早く日本への留学事情が正常化し、日本での研究と学業修養を希望する留学生を受け入れることができるようにできたらと願っています。

2021年10月01日

祝!道念佑樹国際共同大学院プログラム Neuro Global
  QE0合格・プログラム候補生として採択
  「脳内ステートが左右する神経情報処理の制御機構」

2021年09月29日

ダイバーシティ海洋実習&インクルージョン調理実習

SDGs(Sustainable Development Goals;持続可能な開発目標)に取り組み、生物ダイバーシティを探索するべく、非公式の海洋実習(イニシアティブ・荒木峻氏)を実施しました。釣果を KPI(Key Performance Indicators;重要業績評価指標)として採用したところ、古川孝太氏の鯛がトップに。船酔い症候群もインクルージョンする目的もあり、後日、熟成魚の調理実習を実施。佐々木大地氏、淺野雄輝氏の御目出鯛・内定のお祝いもし、松井研メンバーのエンパワーメントにつながりました
海洋実習参加者:
荒木峻、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、山尾啓熙、大西一ノ介(計6名;順不同、敬称略)
調理実習参加者:
荒木峻、生駒葉子、金谷哲平、佐々木大地、淺野雄輝、譚婉琴、古川孝太、大西一ノ介、松井広(計9名;順不同、敬称略)

2021年09月21日

シャインマスカット 3D Model


2021年09月06日 高橋y

東北大学 工学部 電気情報物理工学科 通信工学コース
高橋佑輔氏の指導教員・中尾光之教授と打ち合わせ。
高橋氏は、現在、学部4年で、中尾光之研究室に所属しています。高橋氏は、当研究室において得られたマウス生理学データを活用した数理解析を展開し、卒業研究を実施することになりました。今回、指導教員の中尾教授に片平キャンパスの当研究室にお越しいただき、今後の異分野連携と卒論指導教育について話し合う機会を得ました。


2021年09月01日

祝!新メンバー
東北大学医学部医学科3年次 大西一ノ介
東北大学医学部医学科における基礎医学修練生として、大西一ノ介さんにご参画いただきました。2021年12月までの間の4ヶ月間、基礎からの脳科学研究アプローチにじっくりと取り組みます。マウス生体内電気生理学記録と行動解析から、てんかんの発生機序を明らかにすることに取り組みます。東北大学医学部医学科の先輩の荒木峻さんに主に研究実技指導を担当していただきます。

2021年08月05日

第2回 グリアデコード班会議

学術変革領域研究(A)令和2年度~令和6年度
グリアデコーディング:脳-身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解
研究代表:岡部 繁男
計画班(A01 慶應大学・田中班)研究分担:松井 広

東北大学・超回路脳機能分野から全員参加で計9件のポスター発表を行いました。本班会議では Young Glia の設立精神を引き継ぎ、若手研究者/学生の相互交流による活発な研究の発展を目指しています。今回、新型コロナ禍で国際交流が阻まれる中、国内・足元での交流基盤を固めることを目的に、名古屋オンサイトでの開催が敢行されました。当研究室としては、この機会をフルに活かし、総員参加で協力し、新たな研究領域を確立することに挑みました。なお、本会議参加にあたっては、グリアデコード班の方針を遵守し、感染防御に務めました

松井研発表者: 生駒葉子, 金谷哲平, 荒木峻, 佐々木大地, 淺野雄輝, 譚婉琴, 古川孝太, 山尾啓熙, 道念佑樹(計9名、順不同敬称略)

  • 生駒葉子, 佐々木大地, 松井広* (2021) てんかん脳の光学的追跡. 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.

  • 金谷哲平, 佐々木大地, 松井広* (2021) バブル&マグマメモリ. 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.

  • 荒木峻, 松井広* (2021) 飲みたい心のうずき. 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.

  • 佐々木大地, 金谷哲平, 松井広* (2021) 死地からの超可塑性ダイナミクス. 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.

  • 淺野雄輝, 松井広* (2021) 小脳グリアが担う社会. 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.

  • 譚婉琴, 相澤秀紀* / 譚婉琴, 松井広* (2021) 不安と気持ちのグリア光制御. 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.

  • 古川孝太, 松井広* (2021) てんかん神経エネルギー制御. 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.

  • 山尾啓熙, 松井広* (2021) 恐怖記憶のグリア制御. 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.

  • 道念佑樹, 松井広* (2021) 時と共に移りゆく神経信号の波(ウェーブ). 第2回 グリアデコード班会議, 名古屋.


2021年08月01日 淺野

祝!淺野雄輝・公益信託岩井久雄記念宮城奨学育英基金・奨学生採用

本奨学金は、岩井久雄氏により設立された育英基金であり、宮城県内の理工学を専攻する学生を対象とし、学業・人物ともに優秀であると認められた者に対して贈呈される給付型奨学金です。


2021年07月28日~31日

第44回 日本神経科学会大会

超回路脳機能分野からは、2020年度入学の古川孝太、山尾啓熙を含み、生駒葉子、佐々木大地の計4名を筆頭著者とする4件のポスター発表を行いました。また、金谷哲平も共著者として参加しました。新型コロナ禍は2年目に継続中ですが、2021年度も、ラボ一体となって、研究と教育に励んでいます

※ 本大会は、サイエンティストの現場オンサイト交流の重要性を鑑み、尾藤晴彦大会長のご英断により、ハイブリッド形式での開催となりました。特に、修士課程の学生等はこれまで他ラボとの交流の機会は大変少なく、科学者としての成長と知の喜びを実感する機会が阻まれていました。本大会では、何より、研究室員の学会経験を育むことができて、本当に意義深いものとなりました。なお、本大会参加にあたっては、大会の方針を遵守し、感染防御に務めました。 「さあ、諸君、授業を始めよう。まだ時間はある!敵の狙いは、この攻撃で人類の向上心をくじくことだ。ここで私たちが勉強を放棄したら、それこそコロナの思うツボだ!今こそ学び、新たな文明を築くべきです。」 浦沢直樹作画「MASTERキートン」より改変して転載。

  • Sasaki D, Kanaya T, Matsui K* (2021) Dynamics of meta-plasticity induced by stroke. The Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, Kobe, Japan.


  • Furukawa K, Matsui K* (2021) Energy management in neurons upon epilepsy. The Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, Kobe, Japan.


  • Ikoma Y, Matsui K* (2021) Optical pursuit of epileptogenesis. The Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, Kobe, Japan.


  • Yamao H, Matsui K* (2021) Glial induced mechanism of meta-plastic modulation. The Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society, Kobe, Japan.


2021年07月12日

アップルマンゴーの糖度検査


2021年07月08日 伊東

当研究室の DBS 修了生・伊東諒氏ご来仙。

伊東諒氏には、2019年12月より当研究室において動物ケアスタッフとして務めていただきました。その間、実際の解析/実験にも参画し、Disciple of Brain Science(DBS)の未承認学位を松井広教授から個人的に表彰致されました。東北大学理学部物理学科を卒業し、2021年4月から、京都大学大学院情報学研究科論理生命学分野(指導教官:石井信)の修士課程に進学しました。修士課程での本格的な実験に先立ち、当研究室に立ち寄ってもらいました


2021年07月05日~09日

XV European Meeting on Glial Cells in Health and Disease

隔年開催の国際グリア学会 EuroGlia に、今回は、修士課程2年の山尾啓熙が挑戦します。フランス・マルセイユでの開催でしたが、残念ながら、今回はウェブ開催となりました。

  • Yamao H, Matsui K* (2021) Metaplastic switching by astrocytes. XV Europian Meeting on Glial Cells in Health and Disease, Marseille, France (Web).


2021年07月01日 松井

松井 広(2021)
脳内デュアルレイヤー情報処理機構とその破綻による脳病態機序
BRAIN and NERVE, 73 (7): 769-779.

特集 グリアと神経 相補的な制御系として


2021年06月21日

Maastricht University / Tobias Dancker 氏とのオンライン会議
(飛明日 団歌;Leap for tomorrow, the Chorus)

Maastricht University と東北大学大学院医学系研究科とは、Double Degree 修士課程の提携をしています。2021年10月期から同プログラムへの参画を希望している Tobias Dancker 氏とのオンライン研究の打ち合わせを実施し、当ラボとのマッチングを検討しました。ラボメンバーとの顔合わせも行い、tRPG(D&D)についての情報交換を行うこともできました
※ オンライン Zoom での国際リモート会議を行いました。眼鏡・コンタクトレンズで眼球からの飛沫防止対策。写真撮影時にマスクをしていないように見える場合には、実は、できるだけ無呼吸を心がけています。完全透明気体で空間を流動的に仕切り、24時間ロスナイ換気を実施。なお、掲載画像はイメージです(CG加工済)。


2021年06月18日

盛田伸一先生、山越博幸先生との先端学際的共同研究の打ち合わせ。
● 東北大学 大学院理学系研究科 分析化学研究室・盛田伸一准教授
● 東北大学 大学院薬学研究科 合成制御化学分野・山越博幸助教
● 東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野・松井広教授


2021年06月18日

東北大学 医学部 医学科5年次 中村捷 さんの研究室訪問。基礎医学と臨床との橋渡しへの発展が期待されます。


2021年06月18日 

祝!譚婉琴・学際高等研究教育院・博士研究教育院生 採用開始

学際高等研究教育院・博士研究教育院生 2021年度~2023年度
「不安と気持ちのグリア光制御」


2021年06月14日 淺野

ディープライダー淺野

ディープラーニングで疾走し、グリア社会をデコーディングします。脳内に刺入した光ファイバーを使って、マウスの心と次世代双方向高速光通信システムの実装に挑戦です。


2021年06月14日 

安心の譚さん

不安な気持ちのグリア細胞も、譚さんのオプトジェネティクスの前では安心のチンチラです。光で気持ちを読み取り、光で感情を自在に操ることで、どんな生き物の心もわしづかみです。


2021年06月14日 佐々木

ローリング佐々木
マウスの脳と脳科学に破壊と創造を繰り返しながら、パブロ・ピカソのように、新時代を次々にローリングストーンズです。たとえ呆れた眼だとしても、注目集める研究を目指します。


2021年06月14日 道念

時の旅人・道念

マウス・ラット脳内に刺入した光ファイバーを使って、"時"を自在に操ります。我々に自由意思はないかもしれないけど、時々キメるスマッシュで、タブラ・ラサに自由に書き込みます。


2021年06月10日 松井

Annual Review 神経 2021(中外医学社)
III. Clinical Topics
11.機能性疾患
1 てんかん治療における迷走神経刺激法の機序 (pp. 337 - 343)
著者: 東北大学大学院生命科学研究科超回路脳機能分野 松井 広


2021年06月03日 松井

オンエア!NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」
"天才"ひらめきのミステリー


2021年06月03日 松井

NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」
"天才"ひらめきのミステリー



織田裕二さんが司会を務める番組に、東北大学の松井広教授が専門家として登場します。人間のひらめきがどのように生み出されるのか。専門の脳科学の観点から、特に、脳内の神経細胞とは異なるグリア細胞の役割について解説します。


BSプレミアム・BS4K
本放送:6月3日(木)20:00〜20:59
再放送:6月7日(月)23:45~00:44
NHKオンデマンドでも配信予定

独創的な発想で世界を変える「天才」たち。その「ひらめき」に最新科学は迫る。天才棋士の直感は、大脳基底核が瞬時に生み出す。独創的なアイデアは脳の回路、デフォルト・モード・ネットワークで、記憶の海を散歩しながら着想されるという。さらにアインシュタインの脳を解剖した結果、1.7倍の「グリア細胞」が発見され、知性をもたらす新たな仕組みが明らかに。天才とIQの意外な関係など、天才の頭脳の深淵を妄想する。


2021年05月12日

東北大学 医学部 医学科3年次 追加1名の研究室訪問。基礎医学修練での当研究室への参画を検討。残念ながら、当研究室での受入人数は1名です。これまでの計3名間で話し合いで決めていただくことにしました。


2021年05月08日・09日

東北大学 生命科学研究科・大学院説明会
オンデマンド分野紹介動画公開



2021年05月04日 松井

NHK「ヒューマニエンス」番組収録

NHK「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」テレビ番組に出演するにあたり、東京メディアシティ・砧スタジオで収録をしてきました人の知性やひらめきに脳内グリア細胞が関わる可能性についてお話してまいりました新型コロナ禍で行動指針(BCP)レベル3でしたので、生命研究科長からの出張許可を得た上で東京に行ってまいりました。BSプレミアム毎週木曜よる8時~の番組で、2021年6月上旬に放送を予定しています


2021年05月01日

生命科学研究科は 2021 Vol.15

東北大学大学院生命科学研究科の活動紹介パンフレットに当研究室の研究が取り上げられました。生命科学研究科長賞を受賞した小野寺麻理子氏の研究成果です。基礎生物学的な発見でありながら、将来的なてんかん脳病態の治療戦略にもつながることが期待されています。これからも、基礎の立場から臨床にもつながるトランスレーショナルな研究成果を発表していきます。本パンフレットに取り上げられ、生命科学研究科からも当研究室の方針が評価されていることが伝わりました。


2021年04月30日

東北大学 医学部 医学科3年次 2名の研究室訪問。基礎医学修練での当研究室への参画を検討。残念ながら、当研究室での受入人数は1名です。話し合いで決めていただくことにしました。


2021年04月30日 淺野

社会脳のディープラーニング解析

複数マウスの社会行動をディープラーニング(深層学習)を使って AI 解析することに成功しました。松井研-最速 GPU 搭載の超☆モンスターマシーンで "DeepLabCut" の能力を最大限活用しました。目指すは行動と脳機能の同時計測。さらにグリア細胞の光操作にも挑戦していきます。


2021年04月28日

超回路脳機能分野2021年度工作実習

Vivo Eve, Vivo Apple, Vivo Hiroki の立ち上げを始めました。棚作りは、松井研における研究の本質です。具体的な実験アイディアが生まれるのも棚作りを通してです。この後、アングル組み上げ(アングルジャングル)・ダクトの整備・光源の整備・コンピュータの整備などが続きます。私たちは、3次元空間を自由に使うことで、異次元の研究イノベーションに挑戦しています
※ フェイスマスク・マスク・眼鏡による飛沫防止対策を行いました。また、写真撮影時にマスクをしていないように見える場合には、実は、できるだけ無呼吸を心がけています。回転工具利用時には、ノー手袋も徹底し、安全対策を行いました。なお、掲載画像はイメージです(CG加工済)。


2021年04月27日

未来型医療創造卓越大学院プログラム
未来型医療創造卓越大学院プログラムの新入生オリエンテーションを開催しました。当研究室からは古川孝太さんが参加しており、松井広教授はファシリテーター教員を務めております。今回のオリエンテーションでは、グループに分かれてのディスカッション・ワークショップを実施しました。


2021年04月26日

国際大学院プログラム Neuro Global
NGP オンライン交流会 / NGP Online Gathering
当研究室からは、金谷哲平さんと山尾啓熙さんによる1分間プレゼンがありました。また、松井広教授から、NGP 初の修了生となった小野寺麻理子さんの NGP 活動と業績紹介がありました。本人によるメッセージは下記のサイトに掲載されています。

修了生からのメッセージ NGP第1期生


2021年04月25日 松井

共著論文発表。

Hatakeyama N, Unekawa M, Murata J, Tomita Y, Suzuki N, Nakahara J, Takuwa H, Kanno I, Matsui K, Tanaka KF, Masamoto K (2021) Differential pial and penetrating arterial responses examined by optogenetic activation of astrocytes and neurons.
J Cereb Blood Flow Metab, 41: 2676-2689.


2021年04月16日

東北大学 工学部 電気情報物理工学科4年次 高橋佑輔 さんの研究室訪問。脳科学と情報処理の融合研究への発展が期待されます。


2021年04月13日 松井

オンライン・テレビ番組取材

脳科学に関するテレビ番組の取材を受けました。自分で撮影機材と照明をセットアップするので、結構、手間がかかりました。スタジオ収録もあるかもしれません。


2021年04月06日

超回路脳機能分野2021年度始動!

超回路脳機能分野・2021年度が始動して、全メンバーが無事に揃いました。今年度は、博士課程から淺野雄輝さん、譚婉琴さんが編入学をし、修士課程には道念佑樹さんが入学しました。残念ながら今回の写真には写っていませんが客員研究員の井樋慶一先生と事務補佐員の畠山由紀子さんとを加えて総勢12名です。新たなメンバーを加えて、私たちの知の冒険は続きます
写真:佐々木大地、山尾啓熙、荒木峻、金谷哲平、道念佑樹、松井広、古川孝太、生駒葉子、譚婉琴、淺野雄輝(並び順、敬称略)


2021年04月01日 金谷

祝!金谷哲平・学振特別研究員(DC2)採用開始
  日本学術振興会特別研究員(DC2)2021年度~2022年度
  「メタ可塑性の神経基盤解明と慢性期リハビリへの応用」

2021年04月01日

超回路脳機能分野年度初桜3

東北大学の行動指針BCPがレベル3に引き上げられました。このところ仙台市での急激な感染拡大傾向が続いています。新学期を迎えるにあたって、昨年度と同様のインパクトが予想され、特に新入生のオリエンテーションと大学院研究計画を立てるにあたって、大いなる創意工夫が必要とされています。世界中を見渡しても他にはいない貴重な生物資源の維持管理の責任も生じます。まずは、博士課程からの編入学の譚婉琴さんを迎えて、植物動物共生と地球環境多様性について思いを馳せました。

※ 下記の花(チラ)見時(1・2)での対策に加え、BCP レベルの引き上げにともない、社会的距離(ソーシャルディスタンス)を保ち、マスク着用率 100% を実現しました。掲載画像はイメージです(CG加工済)。
参加者:松井広、生駒葉子、荒木峻、山尾啓熙、佐々木大地、譚婉琴(順不同、敬称略)


2021年03月31日

超回路脳機能分野年度末桜2

※ 今年の花見も抜群の換気・紫外線消毒条件下で、立ち止まらず、足早に通り過ぎることを徹底しました。事前のサーモグラフィーによる検査、参加人数4名以内に抑え、体温検査・エタノールによる手指の消毒等の対策を実施しました。また、写真撮影時のみマスクを外し、社会的距離(ソーシャルディスタンス)も規定よりわずかに縮めるに留め、できるだけ低呼吸・低酸素を心がけました。掲載画像はイメージです(CG加工済)。
参加者:古川孝太、荒木峻、松井広、生駒葉子(順不同、敬称略)


2021年03月30日

超回路脳機能分野年度末桜1

※ 今年の花見も抜群の換気・紫外線消毒条件下で、立ち止まらず、足早に通り過ぎることを徹底しました。事前のサーモグラフィーによる検査、参加人数4名以内に抑え、体温検査・エタノールによる手指の消毒等の対策を実施しました。また、写真撮影時のみマスクを外し、社会的距離(ソーシャルディスタンス)も規定よりわずかに縮めるに留め、できるだけ低呼吸・低酸素を心がけました。掲載画像はイメージです(CG加工済)。
参加者:生駒葉子、古川孝太、松井広、佐々木大地(順不同、敬称略)


2021年03月28日~30日

第98回 日本生理学会大会(Web開催)

超回路脳機能分野からは、2020年度新入生の荒木峻、古川孝太、山尾啓熙を含み、生駒葉子、金谷哲平の計5名を筆頭著者とする5件のポスター発表を行いました。また、佐々木大地、伊東諒も共著者として参加しています。新型コロナ禍でありながら、2020年度は、新体制のもと、大変、実り多い1年となりました。

  • Ikoma Y, Matsui K* (2021) in vivo glial pH in epilepsy. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Nagoya, Japan (Web).
  • Kanaya T, Sasaki D, Ito R, Yamao H, Beppu K, Matsui K* (2021) Glial contribution to the early phase of the parallel memory formation process. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Nagoya, Japan (Web).
  • Araki S, Ito R, Matsui K* (2021) Generation of the epileptic focus by glia. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Nagoya, Japan (Web).
  • Furukawa K, Matsui K* (2021) Energizing epilepsy. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Nagoya, Japan (Web).
  • Yamao H, Matsui K* (2021) Glial switch of fear memory formation. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Nagoya, Japan (Web).


2021年03月25日 小野寺

超回路脳機能分野・小野寺麻理子氏 - 博士(生命科学)学位授与

東北大学大学院生命科学研究科において、博士号 PhD の学位が小野寺麻理子氏に授与されました。本学位記には、国際共同大学院 Neuro Global の修了も記載されており、Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf との Jointly Supervised Degree (JSD) の称号も授与されました。また、学位記授与とともに、栄誉ある生命科学研究科長賞も受賞致しました。超回路脳機能分野特設の非公式 sPhD も合わせて、ここに、スーパードクター麻理子が誕生しました


2020年03月16日 松井

第6回 脳情報動態領域会議
(Web/Live開催)口頭/ポスター発表
「梗塞時に発生する脳回路ダイナミズムの解明と記憶増強への応用」
東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野・松井 広


2021年03月15日 小野寺

超回路脳機能分野・小野寺麻理子氏/学位授与前祝い

東北大学大学院生命科学研究科において博士号取得予定(3/25)の小野寺麻理子氏のこれまでの超回路脳機能分野における研究成果と研究室運営に対する貢献を評価し、生命科学研究科からの正式な博士号授与の前に、超回路脳機能分野特設の Super Doctor of Philosophy (sPhD)の非公式証書を松井広教授から個人的に表彰致しました


2021年03月15日 伊東

東北大学理学部物理学科・伊東諒氏/未承認学位授与

東北大学理学部物理学科卒業予定(3/25)の伊東諒氏による非公式卒業論文発表会を開催しました。研究室員による厳正なる審査の末、全員一致で、東北大学非公認の超回路脳機能分野による特設証書を授与することが決定しました。伊東氏による2019年12月から2021年3月までの15ヶ月間の研究成果を称し、Disciple of Brain Science(DBS)の未承認学位を松井広教授から個人的に表彰致しました

なお、伊東諒氏は、2021年04月より、京都大学 大学院情報学研究科 修士課程に入学し、論理生命学分野(指導教官:石井信教授)に進学することを予定しています。今後は、脳科学の数理的アプローチと当研究室での医学生物学的アプローチとを融合させた研究の架け橋となるとともに、伊東氏独自の研究哲学を編み出していかれることに期待しています。


2021年03月12日 伊東

東北大学理学部物理学科・伊東/非公式卒業研究

この春卒業予定の伊東諒氏。動物ケアスタッフから始まり、いつの間にか、超回路脳機能分野の IT 部門の中核を担う存在となり、ファイバーフォトメトリー法を用いた動物との双方向光通信と深層学習による動物行動解析もこなしました。この日が非公式卒業研究の最後の実験になりましたが、今後の伊東氏の研究の発展と大学間共同研究への貢献に期待しています。


2021年02月15日-26日

国際共同大学院プログラム Neuro Global Program (NGP)

アカデミック英語集中講義 特設サイト

本年度は、以下の2名の英国 Leicester 大学から講師を招いて開催しました。
講師:
Lee Fairclough, Leicester 大学
Dan Jones, Leicester 大学
学内授業担当教員:
松井広(NGP英語担当)


2021年02月02日

公刊学術研究論文発表

Beppu K, Kubo N, Matsui K* (2021) Glial amplification of synaptic signals.
Journal of Physiology, 599: 2085-2102.
DOI: https://doi.org/10.1113/JP280857

2021.02.02 Early View
2021.02.16 Perspectives "Acid glia provide a synaptic boost"
2021.02.17 プレスリリース 東北大学 本部
2021.02.17 プレスリリース 東北大学 生命科学研究科
2021.02.17 プレスリリース 東北大学 医学系研究科
2021.02.17 プレスリリース 日本経済新聞
2021.02.18 TECH+ マイナビ
2021.02.18 excite ニュース
2021.02.24 Tohoku University Research News
2021.02.24 Tohoku Univ Grad Sch Life Sci Research
2021.02.24 EurekAlert!
2021.02.25 Recommended in Faculty Opinions
2021.04.07 Latest, Altmetric Score = 140
16 News, 31 Tweeters
99th percentile
  of all research outputs tracked (17,373,814)
#5 out of 163 outputs
  (from similar age from J Physiol)


2021年01月26日 小野寺

祝!小野寺麻理子さんの博士論文発表お祝い会

小野寺麻理子さんは、飯島敏夫教授・筒井健一郎教授の研究室で大原慎也助教の研究指導を受けて修士号を取得しました。その後、松井広教授研究室にて博士課程研究を行い、3年の期間で、Journal of Neuroscience 誌に第一著者論文を掲載させました。日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用、国際共同大学院プログラム Neuro Global Program の第1期生として参画、国際グリアコンソーシアムの Young Glia のプロジェクトにも採択され、Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf の Prof. Dr. Christine R. Rose 研究室に留学をして国際共同研究を実施しました。本お祝い会には、修士課程研究でお世話になり、博士課程においても変わらず支援と応援をしていただいた筒井教授、大原助教をお招きしました



※ なお、本お祝い会においては、事前のサーモグラフィーによる徹底検査を行い、参加人数4名以内に抑え、体温検査・エタノールによる手指口腔胃の消毒等の対策をしているお店を選別して実施しました。掲載画像はイメージです(CG加工済)。

参加者:小野寺麻理子、松井広、大原慎也、筒井健一郎(計4名;順不同、敬称略)
会場:銀乃ロンサムカウボーイ


2021年01月25日 小野寺

東北大学大学院生命科学研究科 博士論文最終試験
小野寺麻理子

当研究室の小野寺麻理子さんの博士論文最終試験がオンライン実施されました。東北大学の内部審査委員として、松井広教授(主査)、筒井健一郎教授(副査)、安部健太郎教授(副査)、谷本拓教授、大原慎也助教が務め、国際共同大学院プログラム Neuro Global Program の外部審査委員として、Prof. Dr. Christine R. Rose(Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf)、Prof. Dr. Frank Kirchhoff(University of Saarland)が務めました


2021年01月21日

公刊学術研究論文発表

Onodera M, Meyer J, Furukawa K, Hiraoka Y, Aida T, Tanaka K, Tanaka KF, Rose CR, Matsui K* (2021) Exacerbation of epilepsy by astrocyte alkalization and gap junction uncoupling.
Journal of Neuroscience, 41: 2106-2118.
DOI: https://doi.org/10.1523/JNEUROSCI.2365-20.2020

2021.01.21 Early Release
2021.01.25 EurekAlert!
2021.01.29 プレスリリース 東北大学 本部
2021.01.29 プレスリリース 東北大学 生命科学研究科
2021.01.29 プレスリリース 日本経済新聞
2021.02.01 QLifePro - ニュース記事
2021.02.01 Most-discussed research published in January (2021) #2 (89 Article Metrics)

2021.03.01 Tohoku University Research News
2021.03.01 Tohoku Univ Grad Sch Life Sci Research
2021.03.01 EurekAlert!
2021.03.26 Latest, Altemtric Score = 153
15 News, 2 Blogs, 39 Tweeters
99th percentile
  of all research outputs tracked (17,303,305)
#6 out of 207 outputs
  (from similar age from J Neurosci)
2021.03.30 Featured Research (March 30 to April 5, 2021)


2021年01月08日 松井

東北大学 - 国立台湾大学 脳科学・国際共同研究相談会
東北大学脳科学センター(Tohoku University Brain Science Center):
松井広教授(Ko Matsui)
神經生物與認知科學研究中心(NTU Neuroscience Center):
賴文崧教授(Wen-Sung Lai)


2021年01月07日

令和2年度 第1回 公開ウェブシンポジウム

学術変革領域研究(A)令和2年度~令和6年度
グリアデコーディング:脳-身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解
研究代表:岡部 繁男
計画班(A01 慶應大学・田中班)研究分担:松井 広


2020年12月25日

のくりぱ

小野寺さんと金谷さんのお誕生日会です。いつも年末で祝ってもらえないとのことですが、案の定、クリスマスパーティーと忘年会を兼ねた会にしてしまいました。ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックスの出番です。11月2日の発売日以来、ずっと狙っていたものでした。2,200 mlのお湯が必要です。山尾さんにはケーキ購入ミッションを遂行してもらいました。なお、ハイリスク1名、危険地域滞在中1名、子育て中1名は、念のため、ご参加いただきませんでした
参加者:松井広、生駒葉子、小野寺麻理子、金谷哲平、荒木峻、佐々木大地、古川孝太、山尾啓熙、伊東諒(計9名;順不同、敬称略)


2020年12月XX日

のたこぱ

荒木さん、古川さん、山尾さんとで冬のタコを釣り上げて、たこぱを開催することができました。ついでに松井教授のお誕生日お祝い会を実施していただきました。今年は、変革の年でした。来年度も新たなメンバーを迎えて、グリアと脳の研究をますます発展させていきたいと思います。なお、本非公式の調理実習には、事前のサーモグラフィー・パルスオキシメーターによる徹底検査をパスしたものだけが参加を許可され、ハイリスク1名、危険地域滞在中1名、子育て中1名は、念のため、ご参加いただきませんでした
参加者:松井広、生駒葉子、小野寺麻理子、金谷哲平、荒木峻、佐々木大地、古川孝太、山尾啓熙、伊東諒(計9名;順不同、敬称略)


2020年12月02日

星陵キャンパス近傍・久美食堂に挑戦

星陵キャンパスでの動物管理の帰りに久美食堂に挑戦しました。4名中3名は敗れ、思いがけずに夕食も手に入りました。久美食堂では体温検査、アルコール消毒、アクリル飛沫防止が徹底されていました。
参加者:松井広、生駒葉子、佐々木大地、山尾啓熙(計4名;順不同、敬称略)
場所:久美食堂


2020年11月27日

当研究室発・論文掲載決定!

当研究室の大学院生が第一著者を務める論文が掲載されることが決定しました。公開日になったら詳しくご紹介できると思います。修士課程の学生も共著者として貢献してくれました。本日は、ラボメンバー全員でお祝い会を開催しました。なお、本非公式の貴腐発酵過程の検査実習会には、事前のサーモグラフィー・パルスオキシメーターによる徹底検査をパスしたものだけが参加を許可され、体調不良の1名は、念のため自宅待機をお願いしました
参加者:小野寺麻理子、古川孝太、松井広、生駒葉子、金谷哲平、佐々木大地、山尾啓熙、伊東諒(計8名;順不同、敬称略)


2020年11月26日 松井、金谷

第39回 日本認知症学会学術集会

Web/Live開催
シンポジウム3「神経炎症を見る、制御する~グリアテクノロジー」
「グリア・オプトジェネティクスで解き明かす学習記憶の成立条件」
東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野・松井 広(ビデオ録画出演)
東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野・金谷哲平(オンライン質疑応答)


2020年10月16日

祝!新メンバー

大学院生命科学研究科・超回路脳機能分野
博士後期課程1年次 佐々木大地

20XX年XX月XX日

おめでたい!

本日は、とてもおめでたいことがありました。2021年4月1日に発表したいと思います。荒木峻さんがこの日のために大型鯛を釣ってきてくれました。ラボメンバー全員での解体作業と調理実習を実施しました。なお、本非公式実習には、事前のサーモグラフィー・パルスオキシメーターによる徹底検査をパスしたものだけが参加を許可されました
参加者:松井広、荒木峻、金谷哲平、生駒葉子、小野寺麻理子、古川孝太、山尾啓熙、伊東諒、佐々木大地(計9名;順不同、敬称略)


2020年10月01日

祝!古川孝太未来型医療創造卓越大学院プログラム
  QE0合格・プログラム候補生(Technologyコース)として採択
  生体代謝エネルギー分子動態と脳内情報処理機構の連関

祝!山尾啓熙国際共同大学院プログラム Neuro Global
  QE0合格・プログラム候補生として採択
  脳内グリア細胞の惹起する超可塑性機構の解明と病態制御応用

2020年09月17日 小野寺

スライスの小野寺

急性スライス標本を使って、脳神経-グリア回路に細胞レベルで迫ります。いよいよ博士課程の集大成の論文投稿へ。小野寺氏の勝負の時が始まりました。


2020年09月17日 金谷

免染の金谷

水平視機性眼球運動学習(HOKR)を専門に研究を進めていますが、実は免疫組織化学染色のプロ。荒ぶるクライオスタットを使いこなしています。


2020年09月17日 生駒

オールランド記録の生駒

生体内生理指標のオールランド記録をこなします。目指すのは、末梢からの中枢コントロール。脳は身体とつながっていて、初めて機能するものです。身体からのマインドコントロールにチャレンジします。


2020年09月17日 山尾

恐怖の山尾

恐怖に正面から向かい合い、トラウマを克服することを目指します。夜毎のスマホトーンが僕のクイーンズ・イングリッシュの記憶を呼び起こす。忘れたいあの日の思い出と、大切にしたい心の絆は、僕の力(かがく)で選り分けます。


2020年09月17日 荒木

釣りの荒木

大物を釣り上げるためには、多少のハンダごては厭いません。脳を優しく刺激して、超絶記憶を持つ拡張知能(Extended Intelligence; EI)を生物に実装することに挑戦します。目指すは超人、いわゆるスーパーマンです。


2020年09月17日 古川

マラソンの古川

身体の代謝機能は脳内情報処理にどのような影響を与えるのか。竜泉寺の湯までの実践的なマラソンで ATP を消費して、大盛りでの回復過程を楽しみます。光ファイバーのドレッドヘアで表紙を飾ることを目指します。


2020年09月15日 伊東

縦スクロールのスクリプト伊東

テナーサックスの伊東氏は、理学部物理学科所属で当研究室きっての理数系。MATLAB, python, DeepLabCut を使いこなし、驚速の勢いでラボに電算機革命を引き起こしています。そんな伊東氏もついにウェットな動物実験に取り組み始めました。論理と数理の世界と生物の不確定性との融合にどんな新しい展開が得られるか。期待しています。


2020年09月14日 松井

第93回 日本生化学会大会

Web開催
1S10a 酸応答・適応機構の先駆的研究 14:50 - 16:50
「脳内グリア細胞内 pH が制御する情報処理特性と病態」
東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野・松井 広


2020年09月08日 松井

東北大学大学院生命科学研究科・先端脳生命統御科学特論II
「網膜と視覚路」「シナプス伝達と視覚機能」13:00-16:10
オンデマンド開講


2020年09月07日 松井

共著論文発表。
Natsubori A, Matsui K, et al. (2020) Intracellular ATP levels in mouse cortical excitatory neurons varies with sleep–wake states.
Communications Biology, 3, 491.


2020年08月31日

お昼ラーメン・プログレス

ラーメン通の伊東諒さんにご案内いただきました。大変、おいしかったんですが、不惑をとうに過ぎたせいか、とても「まくる」ことができなかったです。20代後半で、ギリシャ人と寿司食べ放題で勝負していた頃が懐かしいです。
会場:らーめんビック 五橋店


2020年08月23日 古川

古川孝太、Vivo仏陀を完成・稼働開始。

どこまで狭い空間で実験ができるか、驚異の省スペースで時空間を歪めることに成功しました。脳の代謝と情報のクロストーク。古川氏は、松井研の中心テーマのひとつに取り組んでいます。


2020年08月21日 生駒

東北大学 医学系研究科 糖尿病代謝内科学(片桐秀樹教授研究室
片桐秀樹教授・今井淳太准教授との共同研究を川名洋平助教とともに実施


2020年08月12日 松井

東北大学 医学系研究科 生体システム生理学(虫明元教授研究室
助教・大城朝一先生 研究打ち合わせ


2020年07月31日 生駒

東北大学 医学系研究科 糖尿病代謝内科学(片桐秀樹教授研究室
片桐秀樹教授・今井淳太准教授との共同研究を川名洋平助教とともに実施。

2020年07月29日 小野寺

第43回 日本神経科学大会
「アストロサイト間ギャップ結合閉塞によるてんかん重篤化機構の解明」

東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野
小野寺麻理子、松井広
Web開催


2020年07月17日 生駒

東北大学 医学系研究科 糖尿病代謝内科学(片桐秀樹教授研究室
片桐秀樹教授・今井淳太准教授との共同研究を川名洋平助教とともに実施


2020年07月13日 松井

Neuro Global Program 脳科学講義 III
Zoom Seminar for NGP - Students Online -
オンライン開講 16:30 - 18:00
授業担当教員:大隅典子、松井広


2020年07月09日 松井

東北大学 医学系研究科 分子代謝生理学
酒井寿郎教授 研究室見学


2020年07月02日

松井研基礎技術修練:回転工具編

松井研での研究生活を生き抜くの必要なのは、1)ハンダ付け、2)アングル組み、3)回転工具使いの3つです。回転工具を扱うのに気を付けなければいけないのは、手袋を絶対にしてはいけない点です。また、高速低トルク/低速高トルクの違いを良く理解しましょう。これだけ大きなホールソー(ガルバウッドコアドリル)を扱うには、高速低トルクで手首を痛めないことが重要です。低トルク設定ならクラッチが外れて空転してくれるからです。古川孝太さんの vivo 仏陀、完成に向けて、総員協力中です。


2020年07月01日

ケーキディスカッション Day @ Matsui Lab

kazunori ikeda ※画像はイメージです(CG加工)


2020年07月01日 松井

東北大学 加齢医学研究所 (川島隆太教授研究室
領家梨恵助教にご尽力いただき、電気生理学関連研究機器の譲渡を受ける。


20XX年XX月XX日

新生活様式を生き抜くサバイバル調理実習

ポストコロナの新時代を生き抜くサバイバル技術の習得のため、実践的調理実習を非公式に実施しました。大学生/大学院生の生活費の大部分は外食費です。自活できるようになれば、出費を大幅に抑えることができ、勉学にも集中できるようになるでしょう。文明崩壊後の地球を生き延びるにも、野生の動物を捕獲し、調理し、仲間と協力する技能が不可欠です。調理実習後にはコヨーテによる頭脳訓練も実施しました。なお、本非公式実習には、事前のサーモグラフィー・パルスオキシメーターによる徹底検査をパスしたものだけが参加を許可されました
参加者:松井広、荒木峻、生駒葉子、小野寺麻理子、金谷哲平、古川孝太、山尾啓熙、伊東諒(計8名;順不同、敬称略)


20XX年XX月XX日

塩竈沖・生物多様性探索非公式実習

教授除くラボメンバー全員で、塩竈沖の生物探索に出かけました。抜群の換気条件の中、強力紫外線での滅菌作用も整い、釣竿を使って社会的距離を確かめ合いながら、塩竈沖(リモート)の生物多様性に、バーチャルに思いを馳せました。4月からの新メンバーの医学履修課程1年次の荒木峻氏の主催のもと、(教授を除く)全員での参加が実現しました。教授にはお土産のお魚を持参したので、後日、調理実習が開催されることが予定されています
参加者:荒木峻、生駒葉子、小野寺麻理子、金谷哲平、古川孝太、山尾啓熙、伊東諒(計7名;順不同、敬称略)


2020年06月19日 松井

東北大学 脳神経外科
助教・下田由輝先生 研究打ち合わせ


2020年06月13日 松井

東北大学大学院・細胞生物学合同講義プログラム
「脳細胞間の信号伝達」(3時間)
オンデマンド開講


2020年06月11日 松井

東北大学大学院医学系研究科/医科学・公衆衛生学専攻・修士課程
基礎医学III 「グリア機能が照らし出す脳科学新機軸」(90分)
医学系研究科オンデマンド開講 08:50-10:20


2020年06月08日

お魚パーティー @ Matsui Lab

荒木峻さんが釣ってきたお魚をさばいて、お魚パーティー。参加者は、事前にサーモグラフィーを使って検査、パルスオキシメーターでサイレント肺炎をチェック、エタノールによる手指・口腔胃の消毒を徹底しました。


2020年06月04日 荒木

荒木峻医師、小さい動物での初手術

このサイズに取り組むのは初めてです。何もかもがスケールが小さく、ほんのちょっとした手先のブレで大きなダメージを与えかねません。それでいて、マウスの脳の基本構造は、ヒトと変わりありません。この小さな計算機の中にも、意識も心も、当然詰まっているのは間違いないでしょう。


2020年06月03日

ドーナッツ Day @ Matsui Lab

HEY ※画像はイメージです(CG加工)


2020年06月03日 松井

東北大学 脳神経外科
講師・遠藤俊毅先生 研究打ち合わせ


2020年05月27日

Another ケーキ Day @ Matsui Lab

kazunori ikeda ※画像はイメージです(CG加工)


2020年05月16日

東北大学 生命科学研究科・大学院説明会
オンデマンド分野紹介動画公開



2020年05月15日

ケーキ Day @ Matsui Lab

kazunori ikeda


2020年05月08日

ゴールデンウィーク明けのうなぎ弁当。滋養強壮対策

開成庵 ※画像はイメージです(CG加工)


2020年04月16日 松井

東北大学大学院生命科学研究科・前期課程
共通科目C「脳生命統御科学概論」「超回路脳機能概論」(50分)
「グリア機能を光で操り、こころの源を探る」
生命科学研究科オンライン開講 13:10-14:00


2020年04月15日 松井

松井広教授デスク。4枚液晶とリモートワークへの環境整備開始。


2020年04月06日

2020年度メンバー(ほぼ)出揃う!

10名以下の少人数、43%のマスク着用率で、適度な対人距離関係を保ちつつ、屋外の換気が確保できる場所にて、足早に満開の桜を通り過ぎました。大学院生1名は念のため自宅待機、客員研究員は別用務中でしたが、これでほぼ2020年度メンバーが揃いました。この後、自宅待機の大学院生1名を交えた Skype 会議を実施し、着実にリモートワークの可能性を探索しています。


2020年04月01日

祝!荒木峻公益財団法人武田科学振興財団
  医学部博士課程奨学助成 採択
  低侵襲脳刺激による脳内メタ可塑性操作と病態制御応用

2020年04月01日

2020年の新年度開始!

松井研では、新たに、医学履修課程1年荒木峻さん、生命修士課程1年古川孝太さん、生命修士課程1年山尾啓熙さんの3名の学生を迎えました。また、情報科学研究科より井樋慶一先生を客員研究員としてお迎えします。さらに、昨年度の後半から動物ケアスタッフとして参画してもらっている理学部物理学科4年の伊東諒さんも、動物ケアスタッフを継続するとともに、脳科学研究の実験と数理的解析の両方を推進していただこうと思っています。今年の1月からの勤務の畠山由紀子さんも引き続き、秘書業務等を担っていただきます。学術研究員生駒葉子さん、生命博士課程3年小野寺麻理子さん、医学履修課程3年金谷哲平さん、学振PDとして長期出張中の森澤陽介さんを含めて、総勢11名の小規模サイズの研究室ですが、引き続き、脳科学の最先端を担う研究に邁進していきたいと思います。


2020年03月26日 遠藤

東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野 修士課程修了
遠藤功望 修士(生命科学)号 学位記授与

修士論文「学習時の脳微細形態変化:グリア細胞による神経貪食の電子顕微鏡解析」
※ 本年は新型コロナウイルス対策のため、学位記授与は各研究室において、研究指導教授からの手渡しの形になりました。


2020年03月17-27日 

東北大学 大学院情報科学研究科 情報生物学分野
井樋慶一研究室設備の移設作業

当分野では、2020年度より井樋慶一先生を客員研究員としてお迎えすることになりました。つきましては、井樋研の研究設備の一部を移設し、生命科学研究科・医学系研究科・Neuro Global Program で活用できる形で整備することになりました。星陵フロンティア棟では、主に脳組織解析設備を整備してウイルストレーシング法などを用いた実験を実施します。片平・生命科学プロジェクト総合研究棟の松井研究室内には、急性脳スライス標本からのパッチクランプ電気生理学が実施できる設備を増設。片平・通研2号館には動物飼養保管施設を整備しつつあります。井樋先生には、今後、ワークショップ等を通して、神経内分泌学分野の研究をご教示いただけたらと思っています。


2020年03月16日

超ホワイトデー・ケーキイベント

kazunori ikeda individuel (カズノリ イケダ インディヴィジュエル)南町通店
参加者:松井広、生駒葉子、小野寺麻理子、岩村悠真、金谷哲平、畠山由紀子(撮影)
※岩村悠真さんには、2019年12月より4ヶ月間、動物ケアスタッフとして勤務していただきました。勤務時間外には、脳組織切片の蛍光抗体染色等も経験していただきました。2020年4月より、医学系研究科の修士課程に進学されることになり、ひとまず、松井研での仕事は終了になります。これまでお疲れ様でした。進学後も、松井研との研究交流等を継続していきたいと思います。


2020年03月13日 生駒

東京大学 薬学計研究科 薬品作用学教室(池谷裕二教授研究室
東京大学への研究室訪問と佐々木拓哉助教による実験実技指導


2020年03月02日 松井

東北大学 大学院情報科学研究科 情報生物学分野
井樋慶一先生を囲む会」

会場:仙台 勝山館 醇泉


2020年02月17日-28日

国際共同大学院プログラム Neuro Global Program (NGP)
アカデミック英語集中講義 特設サイト

本年度は、以下の2名の英国 Leicester 大学から講師を招いて開催しました。
講師:
Jock McPherson, Leicester 大学
Lee Fairclough, Leicester 大学
学内授業担当教員:
松井広(NGP英語 今年度から担当)


2020年02月18日

国際共同大学院プログラム Neuro Global Program (NGP)
アカデミック英語集中講義
Mid-course Faculty Discussion
英国 Leicester 大学から2名の講師、NGP 代表、NGP 副代表、生命科学研究科長、NGP 英語担当の6名で、アカデミック英語コースの打ち合わせを行いました。これまでのアカデミック英語教育の取り組みを成果を評価するのにはどうしたら良いのか、来年度以降のアカデミック英語コースのあり方について議論をしました。その後、情報交換会を兼ねた夕食会を開催しました。

参加者(計6名):
Jock McPherson, Leicester 大学
Lee Fairclough, Leicester 大学
大隅典子(副学長;NGP 代表)
杉本亜砂子(生命科学研究科長;NGP英語 前年度まで担当)
筒井健一郎(NGP 副代表)
松井広(NGP英語 今年度から担当)
会場:ホテルメトロポリタン・レストラン「セレニティ」


2020年02月16日(日)

国際共同大学院プログラム Neuro Global Program (NGP)
アカデミック英語集中講義
Unofficial Pre-course Faculty Discussion Dinner
毎年、NGP では、英国 Leicester 大学から2名の講師を招いて、2週間のアカデミック英語コースを実施しております。今年度から、授業担当教員を杉本亜砂子先生から私に交代しました。この日は、本年度のコースを開催するに先立ち、講師2名との打ち合わせを兼ねて、非公式の私的な夕食会を開催しました。
参加者(計4名):
Jock McPherson, Leicester 大学
Lee Fairclough, Leicester 大学
杉本亜砂子(生命科学研究科長;NGP英語 前年度まで担当)
松井広(NGP英語 今年度から担当)
会場:炭焼 松


2020年02月16日 松井

下田由輝氏と研究打ち合わせ
下田氏は、当研究室で博士課程を修了した後、英国UCLでのポスドク留学を経て、日本に帰国し、脳外科医として活躍されています。臨床の現場から浮かび上がってきた新たな研究テーマについて相談していただき、解析方法等を提案しました。いつも臨床の話を教えていただいており、今後も臨床と基礎を橋渡しする活躍に期待しています。


2020年02月15日

東京大学大学院医学系研究科統合生理学教室(大木研一研究室)
講師・松井鉄平先生 ご来仙
松井鉄平先生とは、新学術領域「脳情報動態」を通じて知り合うことあうことができました。脳の機能イメージングについていろいろと教わっています。この日は、名字だけではなく、大学の教養課程でのクラス番号まで一緒だったという発見もありました。少年期に米国在住していた時の小さな町の名前まで一致した時には本当にびっくりしました。

会場: マカン


2020年02月04日 松井

未来型医療創造卓越大学院プログラム
第2期ファシリテーター教員 任命 松井広教授

第1回ファシリテーター教員FD (コーチング技能活用・スキルアップの集合研修)
医学部1号館2階大会議室 10:00 - 16:00


2020年02月03日 遠藤

令和元年度 東北大学大学院生命科学研究科
修士論文最終試験

東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野
修士課程2年・遠藤 功望(えんどう なるみ)
「学習時の脳微細形態変化:グリア細胞による神経貪食の電子顕微鏡解析」


2020年01月08日 松井

デロンギ・マグニフィカSの私費購入。充実した飲料環境の整備。


2020年01月01日 松井

令和2年年始のご挨拶

「夢は過去よりも大きく、新たな地平を拓く。」


2019年12月20日 松井

2019年度第2回「オシロロジー」領域会議
「神経活動振動への介入法の開発と応用」
東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野・松井 広

会場: 一橋大学一橋講堂・中会議場


2019年12月18日

忘年会 2019
星陵から片平への引っ越しから1年が経ちました。ようやく実験設備も整い、遺伝子改変動物のレパートリーも揃ってきました。研究室で管理・飼養保管する動物も殖えたこともあり、新たに学部学生に動物ケアスタッフとして加わっていただくことになりました。事務/技術補佐員も新たな方に来ていただき、来年度には4名の新入生を予定しています。新体制に向けて、やりたい実験は何でもできる環境が整っています。ラボメンバーの皆さん、来年度からのメンバーの皆さん、存分にこの環境を活かして、これまでにない新たな脳科学、グリア研究を推進していきましょう。学生・研究室員の皆さんの夢の実現に向けて、私は全力でサポートしていきます。
忘年会参加者一覧:松井広、畠山由紀子、生駒葉子、小野寺麻理子、金谷哲平、伊東諒、荒木峻(順不同、敬称略)
会場:NOTTlvago(ノッティーヴァゴ)


2019年12月18日 松井

慶應義塾大学医学部医化学教室
講師・杉浦悠毅
論文作成に向けての研究打ち合わせ
会場: 外苑うまや信濃町


2019年12月17日 松井

第4回「脳情報動態」領域会議
「脳内局所環境因子の多変量計測・制御による記憶・情動解析」
東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野・松井 広

会場: 一橋大学一橋講堂・中会議場


2019年12月16日 松井

第二回住友電工ワークショップに向けての打ち合わせ
住友電気工業株式会社 後藤勲 様
東北大学 松井広、筒井健一郎


2019年12月16日 松井

令和元年度学生生活支援審議会FD(第3回)

部局の学生生活支援審議会委員、学生相談・特別支援連絡会議委員、並びに学生支援に携わる教職員等が、大学生の不登校をめぐる問題とその対応について学ぶことを通して、学生支援の現状や課題について理解を深めることを目的に開催する。

教育・学生総合支援センター4階大講義室(川内北キャンパス)13:30 - 15:30


2019年12月02日

動物ケアスタッフ2名に着任していただきました。
● 岩村 悠真 さん
 (東北大学理学部化学科4年次)
● 伊東 諒 さん
 (東北大学理学部物理学科3年次)
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。


2019年11月29日 松井

第62回 日本脳循環代謝学会 学術集会
BRAIN Japan 2019 in SENDAI(大会長:冨永悌二教授)
江陽グランドホテル
Cutting Edge Lecture 15:50 - 16:10
「神経活動の発振を封じ込める内因性機構の賦活化」
東北大学 生命科学研究科 超回路脳機能分野・松井 広


2019年11月25日 松井

National Taiwan University - Tohoku University
Neuroscience Symposium
14:20 - 14:40
"Meta-information control of the brain via glial functions"
Ko Matsui
Super-network Brain Physiology
Graduate School of Life Sciences, Tohoku University

House of Creativity, Tohoku Universtiy Katahira Campus


2019年11月23日(土) 松井

立花政夫先生・古希の会
東京大学文学部心理学科・立花政夫教授の研究室の同窓生が集いました。立花先生は、東京大学を2015年に定年退職された後、現在、立命館大学にて特別招聘研究教授を勤めておられます。変わらず、網膜における視覚情報処理の細胞生理学的な基盤を明らかにする研究に精力的に取り組んでおられます。立花研の同窓生は、卒業後、それぞれに、アカデミヤや産業界等で活躍したり、家庭を大切に守る役割を担っております。今回、一堂に集まり、古希のお祝いをさせていただきました。

タテルヨシノ ビズ


2019年11月18日 松井

新学術領域「オシロロジー」国際シンポジウム
Neural Oscillation Conference 2019
Session 3 - Dynamics of Mind/Brain II: Plasticity
16:00 - 16:30

"Optogenetic stimulus-triggered acquisition of resilience"
Ko Matsui
Super-network Brain Physiology
Graduate School of Life Sciences, Tohoku University


Shirankaikan, Kyoto Univ. Medical School Area


2019年10月18日 松井、別府森澤

実験医学増刊 Vol.37 No.17
「脳の半分を占める グリア細胞:脳と心と体をつなぐ"膠"」
松井 広、田中謙二/編
序にかえて-にかわ脳 -Glue Brain Project-【松井 広、田中謙二】
第2章 6.グリア細胞による貪食を介した脳内リモデリング【森澤陽介,松井 広,小泉修一】
第4章 2.アストロサイト活動光操作による脳機能制御【別府 薫,松井 広】


2019年10月08日-09日 松井

住友電工ワークショップ -知の異分野交差点
第1回:神経科学に学びなおす深層学習理論(グリアに注目して)

○ アカデミア参加者氏名:
生田智敬(鈴鹿工業高等専門学校・助教)、石井信(京都大学・教授)、夏目季代久(九州工業大学・教授)、筒井健一郎(東北大学・教授)、松井広(東北大学・教授)

○ インダストリー(住友電気工業株式会社)参加者氏名:
柿井俊昭(研究開発本部 常務執行役員)、細谷俊史(新領域技術研究所 所長)、杉本充生(研究企画業務部 主幹)、平川満(IoT研究開発センター 部長)、後藤勲(IoT研究開発センター 主査)、戴桂明(IoT研究開発センター 主査)、人見謙太郎(IoT研究開発センター 主査)、三浦勝司(IoT研究開発センター 主査)、翁由奈(新領域技術研究所)

(全て順不同・敬称略)


会場:けいはんなプラザ


2019年09月28日-29日 松井

さきがけ「生命システム」懇話会@仙台2019
「生命システムの動作原理と基盤技術」(総括:中西重忠先生)は、2006年から2012年まで開かれたさきがけの研究領域でした。領域終了後も毎年各地でを開催しており、今年の第8回のさきがけ終了領域研究会は、東北大学の松井広教授(第二期生)が務めました。


DIARY and PLAN - pre 2019

2017年4月から2019年9月までの間は、波乱万丈の数々で、当分野にとってはまさに暗黒の日々でした。まずは、2017年4月に着任したものの、生命科学研究科内には教室はなく、加齢医学研究所のプロジェクト棟で研究・教育を継続することとなりました。その後、同じ東北大学内ではあるものの、星陵から片平のキャンパス間を移動するという大変な作業が待っていました。 新たに片平キャンパスでの研究室を始動させるにあたり、大学での研究と教育、そして、科学の発展、人類の叡智の躍進、健康と福祉のために何が本当に必要なのかを見極め、 大切な絆を強化する、まさにグリア細胞のような研究室運営の大切さを学びました。

以下、東北大学大学院生命科学研究科・脳生命統御科学専攻・超回路脳機能分野として活躍した 2017年04月01日から2019年09月17日までの履歴です。2019年10月以降は、落ち着いた新たな体制に入れ替わったこともあり、教室員にも笑顔と心の余裕が取り戻され、奨学金の獲得、修士・博士の学位取得、国内外での学会発表、公刊学術論文の発表などが順調に進んでいます。


超回路脳機能分野(暗黒時代)
2017.04.01 - 2019.09.17


DIARY and PLAN - pre 2017

東北大学大学院医学系研究科・創生応用医学研究センター・脳神経科学コアセンター・新医学領域創生分野として活躍した 2013年01月01日から2017年03月31日までの履歴は、以下のページを参照してください。


新医学領域創生分野
2013.01.01 - 2017.03.31


お問い合わせ先

研究室長 Principle Investigator

教授・松井 広(まつい こう)
Ko Matsui, Ph.D., Professor

連絡先

電話: 022-217-6209 ファックス: 022-217-6211
メール: matsui*med.tohoku.ac.jp (「*」を「@」に変換してください)
ウェブ: http://www.ims.med.tohoku.ac.jp/matsui/