東北大学・大学院生命科学研究科/超回路脳機能分野
兼・東北大学・大学院医学系研究科/超回路脳機能分野
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大西 一ノ介

氏名:大西 一ノ介(おおにし いちのすけ, Ichinosuke Onishi)
現職:学部4年次
所属:東北大学医学部医学科
所属:東北大学大学院医学系研究科
超回路脳機能分野(松井広研究室)研究員
専門:てんかんマウス
所在:星陵・片平キャンパス
学歴:
2019年04月東北大学医学部医学科入学
2021年09月-12月
東北大学医学部医学科3年次基礎医学修練
超回路脳機能分野 参画
指導教官:松井 広
▲(以上、松井研での最終記録。以降、更新なし。)▲
一言:
東北大学医学部医学科に入学し、これまで2年半、私たちは、医学の基礎を学んできました。医学部の講義の中では、当然、脳の構造が紹介され、脳の動作を説明する神経生理学を修得する機会も得てきました。したがって、脳内には神経細胞だけではなく、グリア細胞があり、グリア細胞の中にも、アストロサイト、オリゴデンドロサイト、ミクログリア等の複数の種類が存在することは理解していました。しかし、これらのグリア細胞が脳内でどのような機能を担っているのか、具体的な働きは何かと言われても、教科書には充分な記載が見当たらず、私には、あまり馴染みがありませんでした。
それもそのはずです。実は、グリア細胞の働きは、今、まさに研究が進んで、その実態が浮かび上がってきている最中とも言えるものだからです。もしかしたら「こころ」と呼ばれるものは、グリア細胞の醸し出す機能であるのかもしれない、という仮説には、個人的にはとても強いロマンを感じます。
基礎医学修練の手引きには、「配属された研究室の一員として活動し、自ら学ぶ姿勢を習得し、リサーチマインドを涵養することを目的」とすると記載されています。私は、松井研に身を置かせていただくことで、基礎科学の医学・生物学系の研究室ならではの経験が得られると考えています。この経験を経て、いつか、人々の健康と福祉につながる基礎研究の成果を出せるよう、日々邁進していこうと思っております。今後は、臨床の医師だけではなく、生命の真理を追究する科学者としての姿勢を身につけることに尽くします。
2023年08月01-04日
第46回 日本神経科学大会 @ 仙台
The 46th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society
Aug 1-3, 2023, Sendai, Japan
2023年8月1日(火) 18:00 〜 19:00 第9会場 (小会議室2)
若手育成塾
[1TS09e-2] 若手育成塾4
シニア座長:小山 隆太(東京大学)
若手座長:Wulaer Bolati(理化学研究所)
シニア・ディスカッサント:高橋 良輔(京都大学)
口頭発表
[1TS09e-2-01] アストロサイトによる神経発振制御
○荒木 峻1、大西 一ノ介1、松井 広1 (1. 東北大学)
2023年8月1日(火) 16:00 〜 17:00 ポスター会場 (展示棟)
ポスター発表
[1Pa-183] アストロサイトによる神経発振制御
○荒木 峻1、大西 一ノ介1、松井 広1 (1. 東北大学)
2022年04月04日 大西
東北大学医学部医学科・大西一ノ介氏/未承認学位授与
東北大学医学部医学科の3年次・基礎医学修練を大西一ノ介氏は無事に修了致しました。大西氏の基礎医学修練・基礎医学修練発表会・日本生理学会大会発表等の実績を検討し、研究室員による厳正なる審査の末、全員一致で、超回路脳機能分野による東北大学非公認・特設証書を授与することが決定しました。大西氏による2021年8月から2022年3月までの8ヶ月間の研究成果を称し、Disciple of Brain Science(DBS)の未承認学位を松井広教授から個人的に表彰致しました。なお、大西氏は、2022年04月より、医学部医学科4年次に進学しましたが、引き続き、講義の合間に当研究室での自主研究活動を継続する予定です。
※画像はイメージです。なお、新型コロナウイルス感染症対策対策のため、撮影時のみ瞬時にマスクを外して無呼吸/低酸素状態を保っています。
2022年03月16日~18日 大西
第99回 日本生理学会大会@仙台
Ichinosuke Onishi, Shun Araki, Ko Matsui* (2022) Glial origin of epilepsy. Annual Meeting of The Physiological Society of Japan, Sendai, Japan.
2021年12月23日~24日 大西
令和3年度 基礎医学修練発表会
「てんかんグリア起源説の検証」
演者:大西一ノ介
配属先:超回路脳機能分野
指導教員:松井 広 教授
令和3年度の基礎医学修練発表会では、当研究室から大西一ノ介氏の発表がありました。東北大学医学部医学科卒業の先輩・荒木峻氏(医学系研究科・医学履修課程2年次)とともに、てんかん研究の新しい境地を切り拓くのに挑戦しました。
祝!優秀発表賞 金賞 受賞!!
2021年12月09日 大西
レアメタル大西
2021年度基礎医学修練でてんかんの基礎研究に奮闘中の大西一ノ介。小脇に抱えたキーボードで、レアメタルの響きを奏でます。マウスの手術、脳波記録、脳内ファイバーフォトメトリー記録の奥義を修得し、マトちゃんを使ったディープな解析に挑戦します。
発表論文
学会/研究会発表
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荒木 峻、大西 一ノ介、松井 広*
アストロサイトによる神経発振制御
第46回日本神経科学大会, 8月, 2023年.
[口頭発表] 若手育成塾
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荒木 峻、大西 一ノ介、松井 広*
アストロサイトによる神経発振制御
第46回日本神経科学大会, 8月, 2023年.
[ポスター発表]
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Ichinosuke Onishi, Shun Araki, Ko Matsui* (2022)
Glial origin of epilepsy.
Annual Meeting of The Physiological Society of Japan(第99回 日本生理学会大会), Sendai, Japan.
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大西一之介, 荒木峻, 松井広* (2021)
てんかんグリア起源説の検証
令和3年度 東北大学医学部医学科 基礎医学修練発表会, 仙台
優秀発表賞 金賞 受賞