東北大学大学院生命科学研究科回路脳機能分野
兼・東北大学大学院医学系研究科回路脳機能分野

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別府 薫

Kaoru Beppu

氏名:別府 薫(べっぷ かおる, Kaoru Beppu)
現職:(松井研での最終職名)非常勤講師
所属:東北大学大学院医学系研究科
    超回路脳機能分野(松井広研究室)
専門:グリア生理学、病態生理学、オプトジェネティクス

学歴:

2009年03月 九州大学薬学部総合薬科学卒業 学士(薬学)取得
2011年03月 九州大学大学院薬学府医療薬科学専攻修了 修士(薬学)取得
         (指導教官:野田百美
2011年04月 総合研究大学院大学生命科学研究科生理科学専攻 博士課程入学
         (指導教官:重本隆一松井広
2013年08月 東北大学大学院医学系研究科 特別研究学生
         (指導教官:松井広
2014年03月 総研大博士課程修了、博士(理学)取得
         (指導教官:吉村由美子松井広

職歴:

2011年04月 日本学術振興会特別研究員(DC1)
2014年04月 日本学術振興会特別研究員(PD)
         (受入教官:大隅典子)(担当上司:松井広
2017年04月 東北大学大学院医学系研究科 超回路脳機能分野 非常勤講師
         (担当上司:松井広
2017年06月 UCL研究留学 ポスドク研究員(海外学振)

▲(以上、松井研での最終記録。以降、更新なし。)▲


受賞歴:

  1. 12th All-Russian research conference, Fundamental Science and Clinical Medicine, second prize (2009年)
  2. 第60回西日本生理学会奨励賞 (2009年)
  3. 第20回日本病態生理学会大会奨励賞 (2010年)
  4. 九州大学後援会学術奨励賞 (2010年)
  5. 生理研大学院生発表会 ポスター最優秀賞 (2012年)
  6. SfN 2013 Hot Topics 選定(2013年)
  7. 第3回東北脳科学ウィンタースクール 優秀発表賞 (2014年)
  8. 第1回Young Glia Gold Award (2016年)
  9. 第1回時実利彦記念神経科学 優秀博士研究賞 (2016年)

Program#/Poster#: 521.19/G23
Presentation Title:
Optogenetic glial alkalization relieves ischemic brain damage
Presentation time: Tuesday, Nov 12, 2013, 10:00 AM -11:00 AM
Authors: *K. BEPPU, T. SASAKI, K. F. TANAKA, A. YAMANAKA, Y. FUKAZAWA, R. SHIGEMOTO, K. MATSUI

競争的研究資金獲得状況:

日本学術振興会特別研究員(DC1) 2011年04月~2014年03月
「神経細胞―グリア間の相互作用機序と、グリア活動が脳機能に与える影響を解明する」

日本学術振興会特別研究員(PD) 2014年04月~2017年03月
「脳内グリア細胞による病態制御機構の光遺伝学的解析」

科研費・若手研究(B) 2016年04月~2018年03月
「グリア創薬に向けたグリア-神経信号伝達機序の解明」

一言:

私は、グリア細胞の活動が脳機能に及ぼす影響や、病態時におけるその異常について調べることを目的に研究を行っております。

修士課程においては、九州大学薬学部の野田百美先生のもとで、ミクログリアの研究を行いました。初代細胞培養や細胞染色、パッチクランプ技術などを習得し、ミクログリアが引き起こす炎症反応の制御にAMPA受容体がどのように関与しているのかを調べました。

研究を続けるなかで、もう一つのグリア細胞であるアストロサイトの活動にも興味を持つようになり、博士課程からは生理学研究所(愛知県岡崎市)の重本隆一先生の研究室に進学しました。研究室の松井広先生と田中謙二先生(現、慶應義塾大学医学部)、山中章弘先生(現、名古屋大学環境医学研究所)らが開発した光遺伝学のツールを存分に使い、1)アストロサイトの活動が神経活動を誘発し、行動や学習にまで影響を及ぼすこと、また、2)脳虚血時に、細胞内の酸性化が引き金となってアストロサイトからグルタミン酸が放出されることなどを発見しました。生理研において、一緒に実験を遂行してくださった佐々木拓哉ポスドク研究員(現、UCSD)に、研究の進め方についてご指導いただきました。また、深澤有吾先生(現、名古屋大学医学部)の形態から神経科学全般に渡る深い知識と洞察にはいつも助けられました。また、山中研の常松友美ポスドク研究員(現、名古屋大学)には、in vivoでの生理学実験等を初め、研究生活全般に渡りいろいろとお世話になりました。

博士3年時には、松井先生の東北大学異動に伴い、新研究室を立ち上げることも経験しました。グリア研究における光遺伝学利用の限りない可能性に触れ、今後は、ポスドク研究員としてさらに研究を深化させていきたいと考えております。


2016年07月21日 別府

第1回 時実利彦記念神経科学 優秀博士研究賞 受賞!
別府薫 「グリア細胞の活動操作による脳機能制御機構と病態進行機序の解明」
第39回日本神経科学大会@横浜にて授賞式


2016年07月14日-16日 別府

新学術領域研究「グリアアセンブリによる脳機能発現の制御と病態」(池中一裕領域代表)第3回夏のワークショップ、FY2015 Young Glia 報告会(山形国際ホテル・山形市)。
別府薫 FY2015 YG Gold Award 報告・ポスター発表


2016年02月10日-02月23日 別府

新学術領域「グリアアセンブリ」国際共同研究加速基金Young Glia、第1回 YG Gold Award 受賞。Christine R. Rose 研究室(Düsseldorf, Germany)の Rodrigo Lerchundi 博士の松井広研究室への派遣。別府薫との共同研究。
Young Glia アルバム


2015年11月26日-27日 別府

NTNU - Tohoku Univ. Brain Science Exchange Meeting(ノルウェー科学技術大学‐東北大学 脳科学交流会)"Joy of the Brain Science" にてポスター発表(生命科学プロジェクト研究棟講義室A・東北大学片平キャンパス)。「Astrocytes control neuronal excitability」。


2015年07月25日 別府

Tools and Technologies, Frontiers of Brain Science, Tohoku Forum for Creativity にてポスター発表(知の館・仙台)。「Astrocytes control neuronal excitability」。
http://www.tfc.tohoku.ac.jp/event/2441.html
http://www.ims.med.tohoku.ac.jp/fbs2015tools/


2015年07月15日 別府

XII European Meeting on Glial Cell Function in Health and Disease, Poster session I, Topic: T8 "Glial-neuronal interactions" にてポスター発表(ビルバオ、スペイン)。「Astrocytic activity controls neuronal excitability upon brain ischemia」。
http://bilbao2015.gliameeting.eu/


2015年07月13日 別府

University of Strathclyde にて招待講演(Shuzo Sakata 招待、グラスゴー、イギリス)。「Astrocytic activity controls neuronal excitability upon brain ischemia」。


ウェブ:

研究室ウェブサイト(別府薫)
Neurotree (Kaoru Beppu)

発表論文

  1. 別府 薫、松井 広 (2014) 光遺伝学のグリア細胞への応用と新知見.
    日本臨牀, 72: 2243-2249.

  2. Beppu K, Sasaki T, Tanaka KF, Yamanaka A, Fukazawa Y, Shigemoto R, Matsui K* (2014) Optogenetic countering of glial acidosis suppresses glial glutamate release and ischemic brain damage.
    Neuron, 81: 314–320.
    ( equal contribution, * corresponding author )

  3. Beppu K, Kosai Y, Kido AM, Akimoto N, Mori Y, Kojima Y, Fujita K, Okuno Y, Yamakawa Y, Ifuku M, Shinagawa R, Nabekura J, Sprengel R, Noda M* (2013) Expression, Subunit Composition, and Function of AMPA-Type Glutamate Receptors are Changed in Activated Microglia: Possible Contribution of GluA2 (GluR-B)-Deficiency Under Pathological Conditions.
    Glia, 61: 881-891.

  4. Noda M, Beppu K (2013) Possible contribution of microglial glutamate receptors to inflammatory response upon neurodegenerative diseases.
    Journal of Neurological Disorders, 1, 131.

  5. Akimoto N, Honda K, Uta D, Beppu K, Ushijima Y, Matsuzaki Y, Nakashima S, Kido A M, Imoto K, Takano Y, Noda M* (2013) CCL-1 in the spinal cord contributes to neuropathic pain induced by nerve injury.
    Cell Death & Disease, 4, e679.

  6. Sasaki T, Beppu K, Tanaka KF, Fukazawa Y, Shigemoto R, Matsui K* (2012) Application of an optogenetic byway for perturbing neuronal activity via glial photostimulation.
    Proc Natl Acad Sci U S A, 109: 20720–20725.
    ( equal contribution, * corresponding author )

  7. Noda M*, Ifuku M, Okuno Y, Beppu K, Mori Y and Naoe S (2011) Neuropeptides as attractants of immune cells in the brain and their distinct signaling.
    Advances in Neuroimmune Biology, 1: 53-62.